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小樽いまむかし散策

坂の街、港町・・・さまざまな表情を見せるその日常といにしえの姿

夢の跡~オタモイ遊園地(第3回:海水浴場の光景)

2005年08月05日 | 古絵はがきに見るいにしえの小樽
暑い日が続いておりますが皆様如何お過ごしでしょうか?
さて、いよいよ園内を散策して参りましょう。
暑い日にはやはり海に行きたくなりますね。
ところで昔の海水浴場の光景はどんなものだったのでしょう?
というわけで絵葉書に残された戦前の海水浴シーンをお見せ致します。

今回からサブタイトルを付けることに致しました。
当時としては珍しいカラー写真です。
いえ、着色されたものかもしれませんがそこまでは判断いたしかねます(失礼!)
往時存在したオタモイ海水浴場の光景です。
褌一丁のよく日焼けした子供たちや時代を感じる水着姿の少女に浴衣姿のご婦人。
断崖の上に望むのが遊園地メインの建物であった龍宮閣。
海上の鳥居の建った岩は二見岩、遠く沖行く汽船の煙も望めます。


同じ場所での別画像です。
画像クリックでオリジナルサイズの拡大画像が別ウィンドウで開きます。
当時の風俗や人々の様子がより明確に伺えます。


現在の様子(2005年7月30日撮影)
今や龍宮閣も鳥居もなく、昔日の面影は地形に遺るのみ。
かつての活気は何処へやら、人影はごくまばらで私が撮影した日も若者グループや家族連れ数組を見かけたにすぎません。
そもそも現代人の足にはここまで辿り着くのもひと苦労でしょう。
オタモイ地蔵までは難なしなもののその先は道が極端に狭くなり、海岸に降りると岩場や砂でなかなか足が進みません。
かつては老若男女問わず大勢の人がここまで訪れていたのです。
ましてや当時は今の駐車場のずっと手前の唐門からここまで歩いていたはず。
昔の人の健脚ぶりに改めて驚かされるのでした。

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (塾の先生)
2005-08-05 17:18:55
こんにちは、お暑うございます。



ふ~ん、そうなんだぁ。

当時は賑わったんですね。

今はまさしく「夢の跡」というか「痕」。

海の水も冷たそうです。



では。

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