大倉草紙

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【奈良】 新薬師寺

2008年10月14日 20時22分04秒 | 旅 - 奈良県
7月12日(土)
本日の行程:(近鉄・奈良駅) → 【国宝 法隆寺金堂展(奈良国立博物館)】【志賀直哉旧居】【新薬師寺】【元興寺】 → 【元興寺塔阯】 → (近鉄・奈良駅~西ノ京駅) → 【薬師寺】


   
    東門(重要文化財)           南門(重要文化財)

新薬師寺は、聖武天皇の眼病平癒祈願のために、天平19年(747)光明皇后の勅願によって建てられた。
新薬師寺の「新」は、「あたらしい」ではなく、「あらたかな」という意味なのだそうだ。
拝観受付は、南門で。


   
                本堂(国宝)

南門から入ると正面に本堂がある。
本堂には、本尊・薬師如来坐像(国宝)そして、本尊を囲んで十二神将(国宝)が祀られている。
日本最古最大の十二神将だという。

          
            伐折羅(バサラ)大将 
          (新薬師寺のパンフレットより)

十二神将のうち、伐折羅大将は、500円切手のデザインに用いられている。

昭和59年(1984)、本堂に安置されていた景清地蔵尊の胎内から裸形の地蔵尊が発見された。
「男性のシンボルをつけた我が国最古の地蔵尊」として脚光を浴びる。
地蔵尊は、鎌倉時代、興福寺の僧・尊遍が師を供養するために作らせたもの。
当初は裸像の上に師の法衣などを着せて遺徳をしのんでいたが、その後、元の像の一部を削り、上に木の衣を着せたのだという。
現在は、秘仏として香薬師堂に安置されている。


          
              観音堂(元地蔵堂)

鎌倉時代に建てられたもので、重要文化財に指定されている。
現在は、十一面観音像が安置されている。


   

南門の裏側には、かえるが置かれている。
「気をつけておかえり下さい。頭をなでてやって下さい」と書いてあった。


          
              新薬師寺の御朱印


【鏡神社】

   
      鏡神社・鳥居               鏡神社・本殿

鏡神社は、新薬師寺の隣にある。
大同元年(807)に新薬師寺の鎮守として勧請された。
本殿は、春日大社本社の旧本殿で、移築の経緯も明らかであり、奈良市の指定文化財となっている。