大倉草紙

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【大阪】 ターシャ・テューダー展 (大丸ミュージアム・心斎橋)

2008年09月21日 19時59分27秒 | 美術館・博物館・記念館・資料館
本日の行程:(近鉄・八戸ノ里駅) → 【『街道をゆく』―司馬遼太郎が歩いた東京(司馬遼太郎記念館)】 → (近鉄・八戸ノ里駅~大阪市営地下鉄・心斎橋駅) → 【ターシャ・テューダー展(大丸ミュージアム・心斎橋)】 → (大阪市営地下鉄・心斎橋駅~淀屋橋駅) → 【適塾】 → 【中天游邸跡】



          
   


今年6月に、92歳で亡くなった絵本作家ターシャ・テューダーの暮らしぶりが分かる写真、手作りの人形、レシピ、食器、絵本原画など、約200点が展示されている。
冬は雪深いバーモント州の田舎で、30万坪の広大な庭でガーデニングを楽しみ、19世紀の生活様式を重んじ、生活に必要なものは手作りをするといった徹底したスローライフ。
手編みのセーターは毛糸作りから。
蜜蝋も石鹸も手作り。
「雀のポスト」は、子どもたちがそれぞれ持っているポストで、ターシャはその中に子どもたち宛てのカードを入れていたという。
微笑ましい。

ターシャの生活を形で真似るのではなく、その精神を学び、実践していくのは、簡単なことではない。
庭を美しい花々で満たすことだけでなく、古い家具や道具で固めるだけでなく、クリスマスにジンジャーブレッドを焼いたり手作りのアドヴェント・リースを用意することだけでなく ― もちろんそうしたことは、きっかけとはなるのだろうけれど ― 生活、環境、気候、国民性等々を考慮に入れながら自らのスタイルを作っていくのは、良い意味での頑固さがなければできないと思う。
自分のために、丁寧に生きていくことは、難しい。


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