・１＋１＝３ 大飯原発再稼働の不可解～民主党には票は入れません！

野田首相は本日、大飯原発再稼働を決めた、との発表をしました。

現在一基も稼働していない原発についても、大飯原発が動けば、政府や電力会社がこれを「蟻（あり）の一穴」として、必要な電力量とは関係なく、なし崩しに再稼働を押し進めるという動きがすぐさま起こってきそうな気がします。

再稼働の理由として野田首相は「単に夏の電力確保のためだけではなく、国民の負担増の抑制など、日本の経済社会全体の安定と発展のため、原発が引き続き重要だ」と述べたということです。


「国民の負担」はどの国民の、どのような負担をいうのでしょうか。

原発で被害を受けた福島県の県民は、「結局住民のことを考えていない」と。その通りです。

客観的にも
３．１１の被害についての検証さえ十分ではない。
大飯原発自身の安全対策もまだできていない。
世論調査では、民意は再稼働反対が多数である　
等々の問題が解決しないままです


こんな状況を見たら、「現時点で大飯原発は再稼働しない」という結論が当然であり
これは、１＋１＝２になるくらい当然の結論だと思います。

ところが、１＋１＝２を国民がリンゴを並べて説明しようが、
海外から洋梨を使って説得しようが、答えは３になるという。
野田首相も、枝野幸男経済産業相も、細野豪志原発事故担当相も「３」になるという。


この不可解はなんでしょうか。
３になる理由を教えてほしいです。
このリンゴを２つ持ってくると、そこに毒リンゴが１増えるというからくりを話してほしい。
政府に入ってこの計算をしようとした人は、誰もが一様に
「１＋１＝３」といわなければならなくなる
その公式の解き方に口をつぐまなければならなくなる。
まったく、そんな不可解さです。
それをとめられない民主主義ってなんでしょう。


主権者として、こんな民主党には、絶対に票は入れません。
そのことをみんなで宣言するしかないでしょう。