裸のヤコブ

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【音】RE-201 発振!

2008年09月30日 | 音楽製作・機材

 先日格安で購入したRoland RE-201。予想通り発振しなかったことはここのブログでもお伝えした通りでした。(ちなみに発振とは、エコーの効果が重なりあり続けフィードバックを起こすような効果のことです。)
 しかし、私には購入を決意させてくれた心強いブログがあるのです。そのブログによると、重さで基盤をつぶしてしまわないことと、最初の設定の位置を覚えておいて、元通りに戻せるようにしておくことさえしておけば、素人でも案外簡単に発振させるように調整できるとあり、しかも懇切丁寧にそのやり方まで書いてあったのです。

で、挑戦してみました。
写真入りで解説しましょう!(受け売りなのですが・・・)



まず、本体横のねじを左右1本ずつ外します。



 これは上蓋をあけたときの左右の突起物と本体と外枠とをつなげているねじです。この突起物を外しておかないと、裏のねじを外したりする時など、テープの付近で動き回り危険きわまりないですから、左右のねじを外したときに一緒に外してしまいましょう。



 次に本体を裏返します。すると写真のようなねじが計5本見つけることができるでしょう(ゴム足のねじは別物です)。このねじを外します。中身が下がってしまって外しづらい時は背面の穴から本体を持ち上げるなどしてねじを外します。



 ねじが外れたら、逆さかのまま横のフタドメを外し「ぱかっ」と裏側をあけます。すると基盤を見ることができるでしょう。固くなったコードがついている場合、無理に引っ張ると基盤を壊してしまうかもしれません、ゆっくり慎重にあけてみましょう。基盤が出てきたらその中央付近に写真のようなINTENCITYと書かれた可変抵抗とLEVELと書かれたそれを2つ見つけることができると思います。参考にしたブログではINTENCITYが発振に関わる部分、LEVELがエコー音の音量というふうに解説されていましたが、私が触った限り、一方だけ回すだけでは発振しませんでした。どちらも少しずつ回し、微妙な位置合わせをしては音を出し、また回しては音を出し、を繰り返すことで気持ちのいいポイントを見つけることができました。





 発振するポイントが見つかったら、あとは今までと逆の手順でねじを取り付けていくだけです。ね?簡単でしょう?電気部品音痴の私でさえ発振させることができました。ロカビリー系の人で深いエコー音が欲しいけど発振させたくな人も、この手順で逆回しをすれば完璧です。ただし私は全くの電気素人で、偶然成功したに過ぎません。きちんとしたお店で買われた方は決して安くない買い物でしょうから、しっかりとメンテナンスができるお店に持ち込んだ方が無難かと思われます。もしご自身で挑戦される場合、私のように「自己責任」でよろしくお願いします。この方法で調子が悪くなったからといって、当方はいっさいの責任を負いませんので、そこら辺はご理解ご了承の上、チャレンジするならしてみてください。ちなみに私のRE-201、買った当初はレベルメーターが動かなかったのですが、この作業をしたあとはご覧の通り、点灯し、しかも動きます(写真では動いていませんが)。これは儲け物でした。




 このSPACE ECHO、まるでタイムマシンですよ。一気に70年代へトリップできます。でも、この部分だけ70年代でも、他が2000年台ですから、かみ合うかどうか微妙なところです。次回作はいつになるか予想もつきませんが、その時は活躍できるよう研究を続けていこうと思っている次第であります。






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