釣=食
Fish&eatという言葉がある。
思えば、海士町に移住してくる前の夢は、自分で釣った魚が晩御飯の食卓にのぼることであった。
引っ越して早々に夢を実現した。
そんな海士町での暮らしも9月で丸6年になった。
その間、仕事を覚えたり島内外にいろんな友人・知人ができたり家族が増えたり。
そのなかで、釣りとの距離感も常に変わってきた。
そして、最近は餌釣りの楽しさに目覚めた。
それまではずーっと、ルアーで魚を釣ることに喜びを見出していた。
自然の状況を読み、魚をだますことが楽しかった。
子供が生まれ、一緒に過ごす時間の楽しさが増えると同時に釣りの時間は縮小して、ここ数年はほぼ0になっていた。
せっかくこの豊かな海に囲まれているのだから、自分で釣った魚で育てたいという風に思うようになった。
釣り自体を楽しむことよりも釣果をもとめる釣りである。
釣ったものをどう美味しく食べるか、それもまた楽しみである。
また、どうすれば楽に早く調理できるかを考えることも、日々の暮らしの中で続けていく大事なテーマである。
停滞することなく、変わりつづけていこう。