今日は母の月命日。8回目になります。
そして今日は母の誕生日。生きていれば77回目。
お膳を作りながら思いました。
「母さんが大切にしていたもの・・・・」
いくら考えたって答えはひとつ。それは「家族」。「家族しかなかった」。
自己犠牲って言葉は好きじゃないけど母さんそのものだと思う。
母さんはそんなこと意識してなかったと思うけど
私が大人になるにつれてその思いが強くなったし、かなわないと思った。
そして、最後の最期まで母さんに甘えて心配かけてしまった・・・・
亡くなる5日前、はじめて苦しみを訴えた母の前で研修医と口論してしまいました。
患者を診ず先輩医師に言われたことを並べるその態度を一喝したら、キレられました。
休職中の私がいつかその医師と同僚となることは分かっていても
その時私は末期癌の患者家族として母を守りたかったのですが
裏目に出てしまいました(覚悟はしていましたけど)・・・・
悔し涙が止まらない。隠していたつもりでしたが母にはバレバレ。
「泣くな。病気になった母さんが悪いんだよ。今まで大人しくできたと思ってたよ」
父の療養中は父の命と名誉のために、発言することで結果的に敵を作ってしまいました。
母の時も、思うことは多々あったけど、ぐっと堪えて感謝の言葉を忘れずに付き添っていました。争うことは母を苦しめることだからね・・・・
でも、最後は我慢できなかった。
最期まで心配かけてしまった私。その研修医をまだ許せない私。
彼の言動、態度じゃなく、相手を傷つけたことに気付かない彼を・・・
向こうはもう忘れていると思うけどね。
誕生日のホールケーキは準備できないけど
くらたのケーキ買って来るからね♪
仏壇のお膳をさげたら今度はケーキ。
よくばり母さんですね。