「オクリモンのオクリモノ」

私小説風人物店事案内
僕が彼女を好きなわけ okurimon no okurimono

オーバカナル

2007-07-16 05:10:37 | きもちいい

◆オーバカナル紀尾井町店◆

東京でオープンエアーの気持ちよさがポピュラーになるきっ
かけは、たぶん80年代初頭、原宿に登場したキーウェスト
クラブではないだろうか。その後、表参道に面して開業した
VIVREの1Fに併設された名前を思い出せないけれど蛇腹式
のスライディングドアでオープンになったカフェが、後のおフ
ランス風カフェ時代へのエントランスに。90年代に入って、
これぞ仏カフェの原型、オー・バカナルがパレフランス1階
にオープン。遅れてひらまつ亭が期間限定で運営したカフェ
・デプレとカフェ・ド・フロールが立て続けに開店して表参道、
原宿は大通りと並木がかもし出す風景とマッチした本場パ
リを思わせる本格大箱カフェのオープンエアー時代に突入。
そのカフェの原型も2003年、パレフランスの老朽化に伴う
解体建て直しに伴い、惜しまれつつ金融業ユニマットに買
収されてアークヒルズの赤坂店に統合されたとはいえパリ
気分な雰囲気は今なお健在。一世を風靡したカフェ・デプレ
も表参道の後継店、広尾店に往時の面影を引き継いだ。今
ではその後に押し寄せた一大ペットブームの流れを受けて、
界隈の犬連れ婦女子の人気店。もはや、東京でカフェと言
えば、オープンエアーとワンコの図として定着した感がある。

季節は春。それもまだ桜が満開になる前の。麻布十番から
千駄ヶ谷まで彼女に送ってもらう道すがら、晴天の遅い朝は
一の橋のスタートから六本木通りに出て、アークヒルズ前を
こし、外堀通り、赤坂見附、ブルガリのある紀尾井町通りへ。
開店早々のオーバカナル紀尾井町店でオムレツを朝食にす
るのがお気に入りだった。若葉香り、涼しい木漏れ日がさす
テラスで朝飯。ワンコもいっしょに。混み始めるランチのピー
クには店を出て、通り向の清水谷公園を散歩。これがいい。

たまに、神宮外苑あたりまでさしかかってから急に行きたく
なって、勢い秋篠宮が住まう赤坂御用地の裏道を抜けてニ
ューオータニを回り車を横付けしては朝食したりも。絵画館
前の銀杏並木から御用地の古木がアーチをつくる裏道は、
風を切り疾走するには気持ちいいコースで、迎賓館前までの
深緑のチューブ抜けには、後部座席のワンコも風を食べるよ
うに顔を出し耳をたなびかせてご満悦だ。それにオー・バカ
ナル紀尾井町店の朝一は、何故か芸能人たちもちらほらや
ってくる。ランチで軽い打ち合わせって感じで。毎回、誰かか
かれかに遭遇する。テラス向の清水谷公園の桜が咲くころ
にはもう朝から満席で、優雅な朝は望めない。だから早い春
と遅い秋の晴れた朝がテラスで朝食をのお薦めシーズンか。

◆オーバカナル紀尾井町店
東京都千代田区紀尾井町4番1号 新紀尾井町ビル1F
Tel. 03-5276-3422
地図
http://www.auxbacchanales.com/

◆追伸
紀尾井町のニュー・オータニに泊まった翌朝も晴れていれば、
遅い朝ごはんにうってつけ。トレイダービックスと迷うところだ。
トレイダービックスといえば、ナイトプールには絶好だ。プール
サイドのトレイダービックス・アウトリガーは水着のままでもO
Kで、ここの夜プールは都心にいながらにして南国へ飛べる。
真夏の都心のラブエスケープにはここ意外考えられない。だ
から、僕は学生時代からニューオータニに住みたいくらい、こ
このプールがお気に入りだった。大人の夜プールって最高!
たぶんこの店が日本で最初にグアバジュースを常備したので
はないだろうか?大学時代プールの後には必ず飲んだ。もう
戻れない懐かしい思い出の味。それと炎天下のメロンソーダ。
◆NEWOTANI TOKYO SUMMER 2007 NIGHT POOL
http://www.newotani.co.jp/tokyo/summer/index.html

◆写真は仮


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2 コメント

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Unknown (ユキ)
2007-09-13 22:58:21
こんばんは、ヨシさん。
オーバカナルわたしも大好き。
ちょっと行く機会があまりない場所になってしまったけど、緑がいっぱいでサイコウに気持ちいいですよね。夜遊び帰りの朝、ブランチしに行ったりしてました。
やっぱ。朝食ですよね^^
そうそう (YOSHI)
2007-09-15 16:09:32
ユキさん そうそう 「朝」きもちいいよね。
それにしても、夜遊び、朝帰り、元気いいね。