みどりのスケッチブック

いなかのくらしと身近な自然のスケッチブック。

養蜂前線異常あり?

2013年01月05日 | 養蜂日記
久々の養蜂ネタです。

寒くなって、蜂たちの動きも鈍くなりましたが元気にしているようです。
朝は日が昇っても寒いうちには外へ出てきませんが、今日のように暖かな日はここぞとばかりにわんわんと飛び出してきます。
冬の花の蜜を集めたり、花粉の団子をくっつけたりしてたくさんの蜂が食べもの集めに必死です。

12月のうちに、中の様子を覗いてみました。



朝早いうちだったのでみんな巣箱の中でいます。
気が付かないうちに床まで蜂球が届いていました。
しかも床は巣虫の食べカス?みたいな巣のかけらでいっぱい。
早く一段足してやらないといけないと思いつつもすでに年が明けてしまいました。
自分でも感心するくらいのんきな人間です。



中を確認した後扉を元に戻すと、見張りの兵隊が数匹飛び出してきました。



あっちをうろうろ、こっちをうろうろ。



一匹などはこちらの端まで近寄ってきて、ぐううんと伸び出して見に来たりもします。
おもわずかわいいな~なんてほっこりしてしまいましたが、蜂たちは真剣です。

晴れた日はわんわん出てくるので、ちょっと観察をしていたらあることに気が付きました。



12月中のある日…



なんと、オス蜂が居るではありませんか!!
たくさんの働きバチに交じって、数匹のオス蜂たちが出入りしています。
それを見て一瞬血の気がなくなりました。



オスは真黒で働きバチより大きいです。
本来なら分蜂の季節にならないとオス蜂は生まれないはずです。
少なくとも私はそういう認識です。
今の季節にオス蜂を見るということは、女王蜂がいなくなったのかもしれません。

働きバチは全員メスで、女王蜂のみが受精卵をもち働きバチたちを産めるのです。
その女王が居なくなると、働きバチは勝手に産卵を始め生まれてくるのはオス蜂ばかりになり群れは崩壊すると聞きました。



ええ?いったいどうなってるの~?
このままこの群れは崩壊するのか!?

かなり焦りましたがどうしようもありません。
とりあえず様子を見るほかないという結論に達しました。

それから年が明けて、いまだに群れは元気です。
今日も様子を見ましたが、少しの時間だけだったせいかオス蜂は見当たりませんでした。
いったい何がどうなっているのやら?
無事に春まで生き延びて分蜂してくれればよいのですが。
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6 コメント

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??? (やぶちん)
2013-01-06 00:33:38
なんと楽しい観察なんでしょう!
ド素人には答えもなにもありませんが、魅力的な巣箱に感じたのに間違えはないですね。で、そうでもなかったな~みたいな感じでしょうか???さっぱりわかりません・・・。
女王といえば、ついついエイリアンを思い出してしまいます。・・・蜂蜜はいつ食べられるのですか?
やぶちんさんへ (オイノコ)
2013-01-08 10:05:58
蜂蜜は春ですかね。
冬場は蜜集めが難しいので、蜂たちは巣の中に貯めた蜂蜜で飢えをしのいでいます。ヘタに取り上げると全滅しかけませんので。
春も分蜂前なので本当は秋が良いのですが。
お久し振り (埼玉おやじ)
2013-01-16 09:25:15
しばらくです。相変わらずお元気そうですね。僕も読書で脳内猟師を続けてます。猟に養蜂と充実しているようですが、最近読んだ下記の本が面白かったので紹介しますね。ラストハンター みやざき文庫、女猟師
えい出版社、の2冊です。すごく興味深い内容でしたよ
埼玉おやじさんへ (オイノコ)
2013-01-17 11:20:53
埼玉おやじさん、こんにちは!
ラストハンターは初めて耳にする本です。
女猟師は結構メディアに取り上げられていましたね。
まだ読んでいませんが、きかいがあれば手に取ってみたいと思います。
女猟師、こちらにも気骨のあるベテラン女猟師さんが何人かいますよ(笑)
Unknown (埼玉おやじ)
2013-01-17 12:22:57
さっそくの返事どうも。お勧めはラストハンターです。主人公は猟師、漁師、養蜂家兼調理師で自分で捕ったジビエ、川魚、蜂蜜を経営するレストランで提供しています。獲物の〆方が独特でだれも真似ができないと思うテクニックでした。ではまたいつか。
埼玉おやじさんへ (オイノコ)
2013-01-20 21:37:41
すごい!私の理想とするところですね。
一気に読んでみたくなりました。(笑)
だれもまねできないテクニックも気になります。
情報、ありがとうございます!

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