OHKI WATER POLO CLUB

鴨沂水球クラブ


2010年 “感奮興起”

09 “考動” ~連覇への道~

周到な準備なくして成功なし

2009年01月31日 | 練習関係
朝6時30分から8時30分まで、アクアリーナで鳥羽高校と練習。

いつも通りの練習を行う。
その “ いつも通り ” の練習で、個人がチームが何を求めて練習に臨んでいくのかが大切。


「 周到な準備なくして成功なし 」
必ずしも成功するとは限らないが、確率ははるかに高くなるはず。


ラリー練習では、6対6の攻防を行う。
プールが狭いので、DF・OFそれぞれコートの広さを意識しながら攻防を行わなければいけない。
春季JOに向けて取り組んできている事である。

だが、そんな意識はなかった。
昨日、選手達で明日への取り組みについてミーティングをしたはずだが・・・・。

残念な結果であった。
大切なポイントが絞れてしない気がする。

そして、どんどん悪い流れになっていき、チームとしてやらなければいけない基本的なプレーが崩れていってしまった。

たとえゲームの流れが悪くなっても、個々の選手が「 気持ち 」を乱さず、基本的なプレーは出来るようにならなければいけない。
そして、悪い流れを戻すためにも、「 声 」(指示の声、鼓舞する声など)が必要だが全くなかった。
また、悪い流れになっている時に、元に戻せるプレーヤーが出現しなければいけない。
いわゆる “ ゲーム・メーカー ” 的な存在。

学校に戻り、短時間ミーティング。
今日の反省・次への課題と、チームとして・個人としての考え方・取り組み方について。
そして、陸トレ、ウェイトをして終了。

やらなければいけない事はたくさんあるが、明日は競泳の試合に参加。
是非とも、フリーリレーと2~3の個人種目は決勝進出し入賞して欲しい。


失敗や挫折も・・・・。

2009年01月29日 | その他
開設して数日ですが、たくさんのコメント、ありがとうございます。
また、投稿者として名前を出して下さって嬉しく思います。

1月21日に投稿した「チームスローガン“考動”とは?」には、多くのコメントを頂きました。

その中でコメントをして頂いている2名について少し書きたいと思います。
その2名は、鳥羽高校出身者で春選抜・インターハイ・国体の「3冠」を達成した時のメンバーです。
当時、私は元鳥羽高校水泳部顧問の川合英之先生の下で、国体のコーチをさせて頂いていました。また社会人チーム<C・N・K>で、ブログにコメントしてくれている木下(鴨沂高校出身)らと共に選手としてプレーをしていました。
その関わりの中で感じた事を書きます。

1人目は、青柳 勧。
現在の水球界では知らない人はいないでしょう。
モンテネグロでプロの水球プレーヤーとして、頑張っている選手です。

カンは高校1年時、期待されながらもレギュラーとして試合には出場していませんでした。同級生の何名かは出場していましたが。非常に悔しい思いをしていたと思います。

普段からチーム全員、長時間の厳しいトレーニングを行っていました。
普通の選手ならそこで満足するものですが、カンは違った。
「脚が弱い」と思えば、自転車に重りを巻きつけて登下校したり、授業の10分休みの間にプール横に行き、腕立て100回から200回して次の授業に出るといった取り組みをしていました。(毎日、1人で隠れてやっていた。)

悔しい思いをして、足りないものは何かを自分で考え、自分で実践する。
みんなと同じ練習時間・量をしていても差が縮まらない、越えられないという思いから、この様な取り組みに至ったと思います。

「劣等感、挫折感を次へのエネルギーに変える。」
「失敗や挫折も成功するまで続けたら失敗や挫折ではなくなる。」

カンは自分が目標としてきた事を成功するまで続けてきた結果、高校3年の時、3冠を達成し、またその当時の日本代表選手に最年少で選ばれました。

今でも高校生でそこまで出来る・やろうとする選手はいないと思います。
やろうと思っても、実際には行動していない、あるいは続かない選手が多いのでは。
出来ない事を当たり前の様に取り組んできたカンだからこそ、今世界で活躍するプレーヤーになっていると感じます。

それと、カンの人間性。非常に義理・人情に厚い人物です。
日本に帰ってきた時には忙しいはずなのに、必ず鳥羽や鴨沂のプールに顔を出して
近況報告と現役選手と一緒になってプレーをしてくれています。


女子プレーヤーにも、その様な器の大きな選手が出てきて欲しいと思います。
またおこがましいですが、その様な選手を育てていける様にしていきたいです。
鴨沂から出てきてくれればなぁ~。

あと、1名は次回という事で。


沖縄から帰って来ました。

2009年01月28日 | 学校関係
昨日、沖縄から帰って来ました。

モバイルPCを持ち込んで、時間がある時にブログにコメントしようと。
結果は、そんな時間は全くなし。

生徒引率として参加しているので忙しいのは覚悟はしていましたが、予想をはるかに超えるものでした。
昨年も引率で行っていたのですが・・・。本当に疲れました。


4日間の研修内容は、

24日(土)
午後沖縄に到着。①平和ガイドさんによるガマ(ガラビ壕)追体験
           ②ひめゆり平和祈念館の見学・レポート作成
    食事後、  ③沖縄戦を体験された島袋淑子さんによる講演
25日(日)
         ①慰霊塔訪問・平和セレモニーを行う
         ②平和祈念資料館・平和の礎の見学・レポート作成
   食事後、 ③エイサー鑑賞
26日(月)
         ①文化・自然・農業体験(カヌー・沖縄料理教室等々)
         ②道の駅「嘉手納」を見学
         ③嘉数の高台を見学
   食事後、 ④「ユキヒロ」コンサート(沖縄出身のシンガーソングライター)
27日(火)
         ①首里城見学
         ②国際通り自主研修
      
という、盛りたくさんの内容。

今回で生徒引率(担任時を含め)は4回目。(一度はプライベートで行きたいなぁ。)
毎年、同じ様な研修内容であるが、その時の自分が置かれている立場や状況で感じる事が変わっている。
例えば、子供がいる時といない時。毎年お世話になっている島袋さんの講演は戦争の悲惨さが非常に伝わってくる。
その時代に自分が存在し、結婚して子供がいたら・・・・と思うと、何ともいえない気持ちになる。

過去にたくさんの犠牲があって、この「平和」があるという事を改めて感じさせられました。




京都文教中・高校で合同練習

2009年01月23日 | 練習関係
昨日は、京都文教中・高校プールで文教水泳部と合同練習。

この時期は、水中練習を行う場所の確保が一番の問題。

文教水泳部は、インターハイ、国体、全中に選手を数多く出場させている名門チーム。
水泳部顧問が大学の後輩にあたり、その縁で無理をお願いして3年前からお世話になっている。感謝、感謝。

その水泳部が行うスイムメニューを一緒にさせてもらい、私はプールサイドで見学。指導もすべて文教の先生にして頂いている。

トータル時間・距離は100分程度で6,000M。内容的にもかなりハードである。
メニューの内容は非常に参考になる事が多い。

鴨沂の選手達は、レベル的に中、または中より下辺りにいる。
それでも、サイクルをまわるので精一杯。泳力のなさを痛感する。

いつも水球チームとの合同練習が多いが、競泳チームと合同練習させてもらえるのはいい刺激になる。


明日から、1年生の沖縄校外研修の引率に行ってきます。

残っている選手達は、目的を持って意味のある練習をしておくように。



チーム・スローガン “ 考 動 ” とは?

2009年01月21日 | その他
今年のチーム・スローガンは、“ 考 動 ”

ちなみに、昨年は“ 気付き ”、一昨年は“ 信念 ”


<こうどう>については、「考える事」と「実践する事」の2つあると思う。

すなわち「考動」と「行動」。

考えて実践する、考えるだけで行動しない、何も考えずに行動する。
すべて「考動」と「行動」の組み合わせ。

常日頃、考えるだけ、思うだけで終わってしまう事は多い。私も含めて。
しかし、何事も実践しないと身につかない。

当然、考えて考えて考え抜く事が大切。
課題となっている事柄を、解決していくための方法を考えなければいけない。
本を読む、映像を見る、人に聞く、人の真似をする、シュミレーションする等。
その取り組みの過程・結果が経験となり考え方の幅が広がる。

「考える」というのは、過去の経験を基本にして推測する事。
つまり、どれだけ経験が豊富かによって考えられる範囲の広さが違う。
経験が豊富な人こそ、数々の経験を組み合わせて最適な「考え」を選択する事が出来る。

「考える事」、「実践する事」、どちらも経験する事が大切。
まずは、何事も経験してみる事。

今年の選手達には、失敗を恐れずに、怒られてもへこたれずに目的に向かって
“ 考 動 ” して欲しい。

練習中は当然であるが、学校生活そして家に帰った後でも忘れて欲しくない。