~先天性心疾患(単心室症,無脾症etc.)×凸凹発達障害~らんまりのラクガキ。。。

minority界隈でぶっ放す勿怪の幸い
旺ちゃんの笑顔は闇夜の提灯σ
無明長夜の浮き世を照らせ✽

マイノリティ

2015-03-22 | 旺ちゃん(^з^)-☆

らんまりのラクガキ。。。

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約1年前に公開になった
チョコレートドーナツ
ご存知の方は多いかと思うが
私はつい先日DVDで観た。


ダウン症児と同性愛者。


差別と偏見
法制度の不条理を訴える作品。

そして同性愛者の枠にとどまらず
夫婦親子の形態を問う作品だった。




随分前に書いた
生まれてきた理由。
という記事に重なる部分があり
その記事にも書いたが
ダウン症児が
心臓病を合併することは多い。

だから今では
私にとってダウン症は
とても身近な病気。



誰しも
障害をもった子が生まれてくることを
望んだりはしないだろう。

私だってそう。

妊娠がわかったときから
「健康な赤ちゃんが生まれますように」

そう願った。

それなのに
病気をもって
生まれてくる赤ちゃんの存在を
知っているにも関わらず
どこか他人事で
まさか自分の子どもが
障害をもって生まれてくるなんて
考えもしなかったように思う。

何の確証もないのに
なぜか当たり前に
健康な赤ちゃんが生まれてくると
思っていた。




心臓病だと胎児診断されてから
恐怖を感じながら自分なりに勉強した。

そんなとき
心臓病だけじゃなく
脳に障害があるかもしれないと
考える自分がいた。

「生きて生まれてきてくれさえすれば
それだけでいい」

そう願いながら
生きて生まれてきたと聞かされ
次に質問したことは

「脳に異常はないですか?」
だったのだから。

脳に障害はないと言われ
ホッとした感情に後ろめたさを感じた。

悪意はなくとも偏見の心が
私にもあると
認めざるを得ないような
そんな気持ちになった。

そんな気持ちを振り払おうとする。

「だって親だもん
自分の子どもがかわいくて何が悪い」

身勝手な
自分擁護の言葉でしかない気がした…



今となっては
障害があったとして何だと言うんだ
と言える強さがある。

今までの過程で身につけてきた強さだ。


障害があろうがなかろうが
子どもを産んで育てるということに
責任を持たなければならない。


病気を受け入れられない親がいるのも
事実。

育児放棄、虐待...現実にある。


劇中の
ダウン症の子に向けての
「うすのろ!」
という言葉に
心がひきちぎられる思いだった。


そして

「誰も欲しがらないから。
この世に
背が低く太った知的障害児を
養子にしたがる者はいないからです
私たちしか」

という言葉。
胸をうった。



最後の方で
差別的に尋問をしていた弁護士が
手紙を読んでいるシーンがある。

その背後に
おそらく自分の子どもであろう人物が
描かれている。


愛する子どもがいたとしても
差別偏見の根強さが
子どもの命の重ささえ
わからなくさせるものなのだろうかと
考えさせられた。

もしもダウン症児ではなく
健常者の子どもであれば
また違っていたのか…

そんなことを匂わせる台詞も
あったように感じる。

障害児の親だからこそ
耳に残ったのか…

「あの子には贅沢すぎますか?」
というような台詞。


様々な家族のかたちがあるだろう。

その中で誰もが
愛されるために生まれてきた。

そうであってほしい。


病気をもって生まれてきたとしても
その子が生まれてきた意味。
必ずある。

自分がその子を産んだ意味。
必ずある。



これから子どもとともに歩む時間。
試練はあっても悲劇なんかじゃない。


私も
チョコレートドーナツが大好きな
マルコと同じ
ハッピーエンドを望む。

たとえ何が起こったとしても。






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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
スーパーベイビー (もんち)
2015-03-23 13:57:03
うちの息子の心臓病は生まれてから分かりました。妊婦検診でも『心臓も動いているし、赤ちゃん元気に成長してますよー!』って言われていました。生まれた翌日になって、大きな病院へと言われ、そこで病気が分かりました。世間を一時騒がせた出生前診断ー。私だったら、我が子だから病気があっても育てる気持ちでした。現実は成功するか分からない手術をするか、手術をしないで我が家に連れて帰るか悩んだ自分もいました。今は息子から色んなことを教えてもらい、強くされましたね。旺ちゃんや病院で出会ったママ、パパ、先生や看護師さんからは沢山元気をもらい、パワーをもらい今日も頑張ります*\(^o^)/*
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もんちさんへ。 (らんまりママン)
2015-03-23 21:39:56
確かもんちさんの息子さんは人工心肺をつけているんですよね。
病名は存じ上げませんが妊娠中にわからないものなんですね。
私は胎児診断され苦しい思いもしましたが早くわかってよかったと思っている人間です。
色々と心の準備や何より旺ちゃんが生まれてくるまでに色々と対策をたてることができたから。
だから生まれてから病気がわかったママたちはどんなに怖かったか、大変だったかといつも思います。
心の準備もできぬまま子どもの容体が悪くなる。
心がついていかないですよね。
もんちさん頑張りましたね!
これからもパワー送ります!!!
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