穏やかな時間

秋には、こんな行事にも参加しました。

大阪滞在中に、たまたま連絡がとれた人と
久しぶりに電話で話をしていたときのこと

「明日は母のアイバンクの供養の日で姉妹で会うことになっている」
という情報を聞きました。
私が話していた相手は８０歳ぐらい
その人のお母さんには私が小さいときからとてもお世話になった人です。
でも私が中学生の時だから４０年ぐらい前に亡くなりました。
当時はめずらしかったけれど
亡くなったあとの体を解剖の材料に捧げる献体をするように
登録していたことが、亡くなったあとに発覚。
臓器はすべて提供
眼球もアイバンクに登録されていました。
病気がちだった彼女が助けられてきたことに感謝して
自分の体を医療の発達に貢献したいとの遺志
その気持ちに感動して
ご主人も娘さんやその家族もみんな登録
ホントに頭が下がります。

そしてそのアイバンク主催の供養が
ずっと毎年行われていたことにもビックリしました。

法要は四天王寺で行われているとのことで
娘さんたち２人（８５歳と８０歳ぐらいだけど）に会いたくて
私も参加させてもらうことにしました。

過去の献眼者の親族と今年献眼された人の遺族
すごい人数の出席者で盛大な式典でした。
もう４０年も経過したのに、毎年招待状が届くそうです。





式典のあと
娘さんたちとお茶を飲みながら
昔話と近況の話
暖かい心の人たちと心温まるいい話をして
穏やかな気持ちになれるいい時間でした。