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インテリアコーディネーターのブログ。
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2月3日 節分の過ごし方

2006-02-03 | 豆知識

1月が往き、2月になりました。今月も「逃げる」ように過ぎていくでしょうが、今月は何度投稿できるでしょうか。なるべく頻繁に投稿できるようにがんばります♪

さて、今日は節分。
みなさんは、今日の日をどのようにお過ごしですか。
わが家恒例の献立は、母の手作りの太巻きに鰯の塩焼き(近年は明太子鰯になりました)、鰯の煮付け、お味噌汁、それから酢の物だったりほうれん草のおひたしだったり、緑のものが付け加えられて完成です。
まずは、恵方を向いて巻寿司を丸かじり。ものごころついた頃から「一口目だけで良い」というわが家の勝手なルールがありましたので、二口目からは通常の姿勢で頂いています。
もちろん、小さな子供の居なくなった今でも、豆まきもしますし、歳の数だけ豆を頂きます。
このように、日本の風習は、地域や家庭によっても差があると思いますが、「恵方を向く」「巻寿司の丸かじり」がここ数年でとてもメジャーな行事になったように思います。
バレンタインデーに女性が男性へチョコレートをプレゼントする習慣を仕掛けたのは製菓会社だということは、世間でも良く知られていますが、この丸かぶり寿司は、どのように広まっていったのでしょうか。まずは、そのルールについてご紹介します。

~節分の丸かぶり寿司の頂き方~
①太巻きをひとりにつき1本準備する。
 福を巻き込むことから巻寿司になりました。縁を切らないように包丁を入れずに丸ごと1本頂きます。七福神にあやかり7種類の具が入った太巻きが望ましいそうです。
巻寿司を鬼の金棒に見立て、それを退治する意味もあります。

②恵方を向く
 恵方とは、その年の歳徳神(としとくじん)の方角のことで、その年の最も良いとされる方角です。ちなみに、2006年は「南南東」です。

③願いごとをしながら、黙々と最後まで食べる。
 しゃべると運が逃げてしまうので、食べ終わるまでは絶対に口をきいてはいけません。

~ルーツと仕掛け人~
「もともとは、海苔屋さんが仕掛けたんだよ。」ということを聞いたことがあります。流行にも必ず仕掛け人が居るわけですが、こんな伝統的な習慣でさえも、「商い」と密接に結びついているようです。オールアバウトジャパンの「暮らしの歳時記」の中でそのルーツが紹介されていましたので、下に引用しました。

◆大正初期
大阪の花街で、節分の時期にお新香を巻いた海苔巻きを恵方に向かって食べるという風習(流行?)があった。

◆1932年
大阪鮓商組合が「節分の日に丸かぶり ~この流行は古くから花柳界にもてはやされていました。恵方に向いて無言で壱本の巻寿司を丸かぶりすれば其の年は幸運に恵まれる」と書いたチラシを配布。寿司屋は2月に客足が落ちるそうで、商売的にも万々歳なのです。

◆1973年頃
大阪海苔問屋協同組合が「節分の夜、恵方に向かって無言で家族揃って巻寿司を丸かぶりすると必ず幸福が回ってくる・・・と昔から言い伝えられています」と書いたチラシを、寿司屋に海苔を納める時に配った。当時は大阪のデパートでも「2月3日 幸運巻寿司売り出し」と宣伝販売されていたらしい。

◆1977年
海苔業界による街頭イベント「海苔祭り」が大阪・道頓堀で開催され、「節分の丸かぶり」を取り入れた「巻寿司早食い競争」が行われた。これがマスコミに取り上げられて全国に知れ渡ったのをきっかけに、全国主要都市の「海苔祭り」でも宣伝されるようになる。

◆1989年
広島のセブンイレブンが恵方巻き(=丸かぶり寿司)の販売開始。翌年より販売エリアが広がり、95年には関西以西の地区、98年には全国エリアで販売するようになる。

こうした流れに伴い宣伝活動も活発になり、様々なお店やメディアでも取り扱われるようになったため、恵方巻きの認知度も拡大しています。
ちなみに、昨年はコンビニエンスストア大手3社(セブンイレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソン)だけで約600万本の恵方巻きを販売したそうで、年々この需要が高まっているそうです。
なんとなく、お寿司屋さんに海苔屋さん、コンビニエンスストアなどに上手に踊らされてる感もありますが、家族がそろって、健康や幸せを願う習慣は、大切に守っていきたいものだと思います。
そして、イベントをことさら大切にするわが家は、明日には雛人形が登場するのです・・・。


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