3月に入ってようやくのバックカントリーは、もう春分の日
晴れ天気の連休予報に気をよくして、久しぶりにゼンマイを巻きました。
日本海を眼下に望む「岩内岳(1,085m)」です
Aotさんと二人BC⇒積丹半島の連峰を背に
Aotさんとの山行はいつ以来でしょうか?
それと、Toshiのゼンマイが巻かれなくなってからどれだけ経った
でしょう?
人生下り坂に差し掛かった同期のAotさんも多忙な中、一人では
スキーを履き、ときにはスノーシューで山に登っていたという
から感心です。
下り坂ではいろいろなことがあって、
気力がわかないこともある・・・
なのに...お腹だけは空いて、どんどん体重が増している感のある
私です
■7:50 岩内スキー場駐車場
さて、朝待ち合わせた時点ですでにあたりが明るくなっていました。
もう街には春の香りが充満していますね
今日のように山になど向かってこなければ、夏タイヤに交換した方が
経済的でよいと考える人もいます。
岩内だってこの通り、
スキー場の駐車場の雪は溶けて、すっかりと残雪期特有の景色に
なってきています。
岩内スキー場の今期の最終営業日は明日(3/20)なので、
さぞかしスキー客が押し寄せているか、、と思いましたが、
まだ時間が早いことと、
ここ数日、雪が降っていないこと、
それに、さすがに人口がそれほど多くない田舎町の岩内であります。
一日を通して登山客、スキー客が多いとは感じられませんでした。
踏み後が鮮明な夏山登山道を辿っての登り
岩内岳は、夏山登山としては度々訪れているので、
その景色はおよそ頭に入っているのですが、
後ろを振り返ったときのこの景色は、夏場では見ることのできない
ものでした。
素晴らしい
日本海側の真冬の気象を想像すると、
そうそう近づくことが許されない過酷な環境の岩内岳も、
そうかぁ~7合目までがスキー場だと思うと、冬期間も「有り?」と
思わせるこの眺めです。
積雪量は旧スキー場りリフト跡地を越えるときよくわかります。
晴れた日には想像できない雪が冬場には舞うのでしょう
さて、積丹半島までは降らないかな?
旧リフト最終降り場をやや過ぎてこの景色
パノラマで臨む積丹半島と岩内、共和の里
踏み後を辿っても、その脇の締まった雪面を歩いても
変わらない登りやすさ
何度も振り返り、振り向いて日本海を望みます
輝く頂上まであと少し
意外と雪面に薄っすらと残る雪が柔らかく、
下りも心配なさそうで、尚よし
ここからはもう遮るものがなく、
ニセコ連峰の北端の位置関係が手に取るように望める。
こんな高度感、他の山域ではちょっとお目にかかることは
できないでしょう
■10:45 頂上 (目国内岳を背に)
羊蹄山からニセコ連峰を望んで・・・
以外にも、
「雷電山(1,211m)」には終始雪雲が張り付いて離れず、
標高だけではなくこの一帯の微妙な気象条件、積雪環境が伺い
しれて、これまた大満足です
■11:20 下山
下山の爽快!BCの様子はこちらのVimeo動画でね
■11:45駐車場
山に登れるだけで気力が充実してきますが、
晴れてその陽光を浴びながら歩くと人間はけっこう元気になれ
るようです。
下山後は岩内温泉さんさんの湯で汗を流してきました
この温泉、“あつめ“と“ぬるめ”があるのですが、
あつめは47度、ぬるめだって43度はあるでしょうか?
この熱さがイイと二人で納得
春山シーズンは一緒に増毛山地に向かいましょうと打ち合わせて
岐路につきました。