新年度が始まり、まもなく1ヶ月が経とうとしています。子ども達の園での生活にも変化が見られ、落ち着いた生活が送れるようになってきています。特に新入園の子ども達の表情からは不安や緊張の表情が薄れ、自分の好きなあそびを見つけて遊ぶ姿や、気の合うお友達と一緒に遊ぶ姿が見られるようになり、徐々に園生活に慣れてきている様子が伺えます。
そんな中、年少組さんでは椅子に腰かけて、皆で一緒に朝のお集まりができるようになり、元気なお返事や挨拶、手あそびなどを楽しむ姿や、先生の話に耳を傾けようとする姿が見られてきています。
また、クラス活動では、クレヨンやのりの使い方について先生から丁寧な指導を受け、一生懸命、製作活動に取り組むかわいらしい子ども達の姿が見られていました。
一方、年長組さんや年中組さんでは、クラス替えがあり、新しいクラスのお友達との触れ合いを意図した保育の中で、仲間づくりやクラス作り、更にはクラスの結束を高めるための活動が数多く取り入れられています。
この日は、年長組の2クラスで、クラス対抗リレーが行われていましたが、リレーの前にクラス全員で円陣を組んで気合いを入れたり、お友達が走るのを一生懸命応援したり、結果発表を受けて皆で喜び合いながら万歳をしたりする姿などが見られ、クラスのつながりが徐々に深まりつつあることを感じました。クラスの皆が1日も早く顔見知りになって、お友達同士で楽しみながら過ごせるまとまりのあるクラスとして成長していくことを期待しているところです。
またある日は、折り紙を使って、鯉のぼりの鯉と風車を作っていましたが、先生の話をしっかりと聞いて真剣に活動に取り組む姿だけでなく、お友達同士、教え合ったり、助け合ったりする姿が見られ、心温まる気持ちにさせられました。
また、別のある日、初めて挑戦する個人用の絵の具の取り扱いでは、パレットなどの道具の使い方や色の混ぜ方、混ぜた時の色の変化などについての説明があり、先生の話を聞きもらすまいと真剣な表情で聞き入る姿、そして、それを着実に実践しようとする強い意志が感じられ、描き終えた時にはその素晴らしい出来ばえに、皆、満足そうな表情でした。
