おばばの部屋

無駄に観てきた映画の備忘録

アバター★★★

2010年01月20日 | 
アバター。

アメリカでも日本でも評判がいいし、興行成績も抜群だし、ゴールデン・グローブ賞も受賞したし、3D時代の幕開けとか言われている作品だし、監督はあのジェームズ・キャメロンだから凄い映画なんだろうけど、正直なところ『アバター』がこれほど評価される理由がいまいちよく分からなかったオラはもう駄目なのだろうか。

映画の中で描かれる、自然だとか生物だとかアバターのシステムだとかそういった世界観と、それを創り上げた監督の想像力が卓越しているのは分かる。
そこが高評価を生み出しているのなら、十分世論についていけているのだが・・・。

ナヴィのために戦い、ナヴィとして生きていく決意をした主人公の心に寄り添えなかったのがアウトなのか。
はたまた、3Dの有り難味を全く感じられず、メガネをずらして画面を見た時に、「こっちの方が見やすい。」と思ってしまったのがアウトなのか。

面白かったが超オススメ!というわけではなく、テレビでやっていたら観るかもしれないけれど録画はしないだろう、という感想を抱くに留まってしまった。
感想は人それぞれなので、そういう感じ方もありだとは思うが、映像は凄かったが話はさほど面白くない、と言い切りにくいのが、キャメロン先生の偉大なところか。

フォース・カインド★★★

2010年01月20日 | 
信じるか信じないかはあなた次第です。

アラスカ州のノームという町で起きた事件というのか現象というのかを、当時撮影された映像を交えながら再現した映画。
再現部分が淡々と進むのに反して、当時の映像はなかなか衝撃的。
それらが全て本物であるならば、信じるというより信じざるを得ない。
警察の記録にも残っているのだから。

だが、やっぱりいたんだ!という思いが強くなってきた時に、タイミングよくインタビューシーンが挟まる。
監督が本物のタイラー博士に対してあれこれ尋ねるのだが、それがなんとなく上から目線で懐疑的。
その態度にタイラー博士のやつれ具合が追い討ちをかけ、やはり今までのことは博士の妄想だったのではないかと思い始める。
そこにまたミラジョヴォ博士と記録映像が登場するのだ。

白黒はっきりつけず、何が真実であるかは個人の想像と判断にお任せします、という形で終わるのが、この映画の良いところだと思う。