ドングリの唄
HAJIME. 1994年秋
光の中 葉が枝から はなれ
地面に つもっていく
秋の雨は 樹冠(クローネ)に ちり
幹をつたい 土をぬらす
しっとりと とけだした
落ち葉の マットの上に
母なる木は たね を落とす
木々は 葉を 落とす
たね は 葉に だかれ
大地をつかむ
たね は 葉に だかれ
大地をつかむ
ねずみ が それを かじる
とり が くわえていく
小さな虫 が 穴をあける
たまり水 に落ちる
木々は 風に立つばかりだけど
たくさんの 葉を 落とし
たくさんの たね を落とす
たくさんの 葉を 落とし
たくさんの たね を落とす
HAJIME. 1994年秋
光の中 葉が枝から はなれ
地面に つもっていく
秋の雨は 樹冠(クローネ)に ちり
幹をつたい 土をぬらす
しっとりと とけだした
落ち葉の マットの上に
母なる木は たね を落とす
木々は 葉を 落とす
たね は 葉に だかれ
大地をつかむ
たね は 葉に だかれ
大地をつかむ
ねずみ が それを かじる
とり が くわえていく
小さな虫 が 穴をあける
たまり水 に落ちる
木々は 風に立つばかりだけど
たくさんの 葉を 落とし
たくさんの たね を落とす
たくさんの 葉を 落とし
たくさんの たね を落とす