がんばれナラの木

震災にあわれた東北地方の皆様を力づけたくて
The Oak Treeを地方ことばに訳すことを始めました

ブログへの紹介

2011年03月01日 | 資料
「がんばれナラの木」がほかのブログに紹介され、それで詩が伝わるということもあるようです。おそらく一部しか見ていないと思いますが、心にとまったコメントなど紹介します。ほかにもありましたら、高槻にご一報ください(高槻成紀)。


おはなし工房ばぶの山小屋
2012.9.20
今日一番の嬉しい発見をぜひ皆さんにお伝えしたくてご紹介します。
ブログ「がんばれナラの木」というのをご存知でしょうか?
3・11以来被災地の人たちに勇気と希望を届けたあの短い詩です。
最初麻布大学野生動物学研究室教授, 生態学専攻の高槻成紀先生が『標準語(?)』に翻訳され、ネット上で評判になって全国あちこちで『お国ことばバージョン』が生まれました。私はこのお国ことばで読まれたものを音声で聞けないものかとずぅ~と望んでいましたら、こんな素敵なサイトができていたことに今日気が付きました。皆さん是非聞いてください。日本語は実に豊かな言葉なのです。『お国ことば』の持っている言葉の力をご堪能ください。
http://naranokiwoyomu.syncl.jp/?p=disco

あなたに元気をあげたくて!!
昨夜’2012年3月29日)、翌日に控えた(30日)夫の退職に、職場に持たせる品物が足りないような気がして、急ぎ買い物に出かけていました。そのときに カーラジオから流れてきた「ナラの木」という詩の朗読・・・「ナラの木」という普通に訳した詩と盛岡弁に訳された詩にこれまでの夫の生き方がダブり、思わず車を寄せて涙を拭っていました・・・帰ってきてNHKラジオの番組表を見ましたら、夕方5時からの「私も一言、夕方!」「“がんばれナラの木”がつなぐ復興への思い」という内容で、この詩を訳された。高槻成紀さん(麻布大学教授)が震災後この詩が多くの方を励ましてくれているということを話されていました。また、より深く地域の人の心に響きやすいようにと、各地で地域の人が、その地方の方言でも訳されているということです。
震災の後NHKラジオで放送され、大きな反響を呼んでいるのだそうです。昨夜 あの時間に出かけたから聴けた詩、聴けて良かった・・・「ナラの木」の詩との出会いに、また出会いの妙を思っていました。

龍爪色のブログ
 夕食中、聞くとはなしに聞いていたラジオから、なんともゆったりとした盛岡弁が流れてきました。「ナラの木」という詩の朗読です。調べてみましたら、原詩は『The Oak Tree』。麻布大学の高槻先生という方がこの詩に感銘をうけ、訳詩をされてメーリングリストに送ったことがきっかけで、それがあちこちに広がり、いろんなお国言葉の「ナラの木」になっていったようです。

メメント ド ミニ
「がんばれナラの木」
 私はNHKラジオ第1放送のファンで、夕方は『私も一言!夕方ニュース』を聞きながら夕飯の用意をしている。今日の番組は終わり近くからしか聞けなかったが、「頑張れナラの木が繋ぐ復興」で昨夏同番組で紹介されたという Johnny Ray Ryder Jr. 原作の " The Oak Tree."(ナラの木)を聴いて深い感銘を覚えた。「クマ研究者仲間のメーリングリストにアメリカのダイアナ・ドーンクライダー(Diana Doan-Crider)さんという人から『The Oak Tree』(ナラの木)という詩」が送られてきたことがきっかけだったという。検索するとその出処である高槻成紀氏のサイトを簡単に見つけることができたので是非ご紹介したい。ラジオで紹介されたことがそのまま載っていた。番組ではその詩を盛岡弁でも朗読されていた
 「震災にあわれた東北地方の皆様を力づけたくて ”The Oak Tree ”を地方ことばに訳すことを始めました」と、26の方言とスペイン、ポルトガル、ブータンの言葉で翻訳された詩が掲載されている。
 この詩には力がある。人生途上で経験する苦悩や悲しみ・・・その人々の心を静かに、力強く慰める。こういう詩や文章を書きたい。技法云々ではなく人物そのものの素晴らしさから生まれるのだろう。
 今日はあることで教育関係者と議論になった。互いに理解し合うことはできず、激論になったが私は冷静さを失うことはなかった。しかし、相手が同じ信仰者であるだけに挫折感は強い。お互いに考え方は違っていい。違うからこそ互いに学び合い人格を磨きながら良きものへと高め合っていくのである。しかし、自分の信条を語ることもなく、語れなくて感情的になってしまわれるということが悲しい。時間の経過と共に力が萎えてしまった。
 そんな日の夕刻にこの詩が耳に届き、人間の良きものを思い出させてくれた。詩だけではなく、高槻成紀氏の志、そして、この詩によって励まされる人々がいて、それを分かち合う人々に深い感動を覚える。これこそが人間の美しき姿だ。
 「なおも神の御手と御心にさからわず、勇気と希望を少しも捨てぬ。私は静かに耐え、まっすぐ前進する。」 (ミルトン)

ペナン島滞在日記 (Penang Malaysia)
 数日前の会社の帰り道、いつも聞いているNHKラジオでは「ナラの木」の詩についてインタビューがなされていた。詳細は分からなかったが、海外のある詩に感動した方がそれを日本語に訳し、震災で沈んでいる人たちが元気をでるようにと公開をした。そうしたところ、地方の言葉でその詩を語るムーブメントが起こり、各地の方言で語られるようになってきた、そういう内容である。のインタビューの最後、それではということで、岩手の盛岡の方が方言でその詩を朗読したものが流され、それを聞いた自分は感涙してしまった。いつかまた聞ければなと思っていたところ、どなたかがその番組を録音していたようでYoutubeにアップなさっていた。
 岩手の朴訥とした語りが、この詩に大変に良くマッチしていると思う。自分が特に好きな部分は、次の部分だ:
”おめぇさんはおらのこの根っこさ なじょしても触(さわ)れねえ
わかるンべ
根っこはおらのいずばん深けぇところにあるからなす”さわれね、
という部分のびっくりするような力強さだ。震災があったせいか、あるいは年のせいか、最近はかなり涙もろくなっているが、この詩は本当に感動した。ありがとうございました。詩を作った方、その詩を日本に広めようと思った方、各地の方言で語った方々、そして、この岩手の方。本当に素晴らしいです。

花の名前・木の名前・名前の由来
3月29日、NHK第1放送ラジオ「私も一言!夕方ニュース」で、高槻さんの「がんばれナラの木」のその後が、取り上げれれました。日本各地の言葉のみならず、外国の言葉でも翻訳されているそうです。
今日は高槻さんの訳詞と、盛岡版の録音を動画にupしました。読んでもうまく伝わらない方言も、語り言葉になると、存外理解できるのではと思います。

Tweetmeme
根っこは わだしの いぢばん 深いとごなんだ・・」ナラの木という英詩が被災された各地のお国言葉に。おじいちゃん、おばあちゃんに読み聞かせてもらっているように温かく強くやさしく心に響きます。がんばれナラの木

やんばるSheep
自然を通していろんなことを教えられ励まされますね この詩に根っこということが書かれていますが 私たちが何につながれているかによって 大きく生き方が変わってくるんだな~、本当の強さも見えるところではなく、土の中に隠されている根によるんだな~とこの詩を読んで思いました。台風に負けない根を育てたいです

あーにゃのマイペース
各地方の方言の「ナラの木」もご覧になってみてください。そちらに在住の方は、ぜひ声に出して読んでみて。私は福島県中通りと会津のことばがわかるのですが、それを音読しているうちに、不覚にも涙が出てきました。
 「ナラの木」の詩を作ったのは、自然が豊かで厳しい北米にお住まいの方。同じような環境に住む東北人の心情とことばに、ぴったりシンクロしたのでしょうね。

標準語の詩も、もちろんステキなんですが、目で読むよりは、声に出して読んだときに力を感じさせます。そして、方言でそれを聞いたときに、言いようのない強さを感じさせます。これは本当に不思議。私が東北人だからかもしれないですが、しみじみと「見えない底力」を再確認させてくれる詩です。

これっていつ頃の詩なんでしょうか。ずっと昔に、読んだことがあるような…。改めて読んでみると、本当に今の心に響く、力強い、前向きな詩ですよね。私はずっと関東で標準語なので、自分たちだけの言葉というものに憧れます。そこには、特別な思いや共感やあったかさがある気がして。地方版、これから見に行ってみようと思います。

素敵な詩の紹介を、ありがとうございました。東北人は厳しい自然条件の中で自然と寄り添うようにして生きてきたから、自然やその様子を表現することばが発達したんだろう、だから、方言にしたときに、すばらしい力を発揮するんだろう、と訳した高槻さんがインタビューでおっしゃってました。

自分のところの方言でこの詩を読むとほんっとうに、それを感じます。標準語より、もっと豊かな世界が広がる気がします。

本当に、根っこの部分のくだりは、東北人の気持ちそのものですよね。

わぁ! ++さんも聞いてらっしゃいましたか!はい、そうです。その日のその時間帯。私は夕食の支度をしながら聞いていました。あの放送自体が8月3日の再放送だったそうですね。リスナーに好評だった、という理由がよくわかりました。

で、やっぱり津軽弁*でしたか~。ああ、よかった。そう聞いたような気がしたんだけど、自信がなくなっちゃって。f(^ー^;標準語版も、いいな~と思って聞いていたのだけれど、方言で聞いたとたんに、その何倍ものパワーを感じました。言霊――うん、そうですね。本当にそういう感じでした。

*盛岡版です(高槻)

私自身、文章を書くけれど、本当に、思うことの何分の一も言えていない、と感じます。1%を2%に……うん、私も目ざしたいです。痛み……叫び……うん、それもあるかな。でもね、この詩で私(たち)が一番感じるのは自分自身の内にある「力」の存在なのですよ。確かにものすごい逆境の中に私たちはいるわけだけど、そんな中で復興を目ざそうとしている自分自身に「おっ、自分はけっこう強いぞ?」と自分の再発見をしている人も多いんですよね。この詩は、そういう東北人の気持ちにシンクロしたんだと思います。だからこそ、あんなにたくさんの人たちが、自分たちの方言で訳したくなったんでしょう。

あなたの子どもを加害者にしないために
のなかにあったコメント
今もマンションの庭に、風が吹き渡っています。 ゆうべの風はすさまじかった。
柿も木も、楓も、モクレンも、ハナミズキも、夏ミカンも、そしてチューリップも、マーガレットも、 イチゴも、ひなげしも、ハルジオンも、しろつめくさも、じっと息を殺し、強風に耐えています。 こちらも思わず息を殺し、じっとその姿を見つめていると、しだいに見えない世界が見えてきます。 花や木を、存在を、見えないところで支えている根っこという存在が、しだいに感じられて、 底から湧きあがるような深い感動を覚えます。けっして見飽きることがありません。 この庭に出逢って一番うれしいのは、草花が咲き乱れているときではなく、むしろ風がすさまじく吹く日や、冷たい雪や、日照りや、容赦ない雨の中で、その中に身を置きながら、大きいものから小さいものまですべての木や草や花が、驚くような生命力を放って、そこに在ることを観ることができることです。 「ナラの木」の詩、こころに響きました☆ 標準語よりも方言で詠まれる方がずっと温かいですね☆ わたしたちもそれぞれが、一本の木なんですね!

花の名前・木の名前・名前の由来
「がんばれ」という言葉は嫌いでした。同じくらい「がんばらない」という言葉も嫌いでした。でも、あの日「がんばろうね」があいさつの言葉になりました。3月11日です。「がんばろう」としか言いようのない状態。他の言葉では、明日へつなげられない。自分を納得させられない。そんな気持ちが「がんばろうね」になったと思います。

トヨタ自然学校
 ナラの木、とりわけ、ミズナラの木は、太平洋側の東北地方の森を代表する木で、この詩にあるように、地中に深い根をはる木として知られています。私自身、森の中からその稚樹を掘り出そうとして、その根の深さには驚きました。また、よく‘ひこばえ’する木としても知られていて、山火事や伐採などで幹や枝葉にダメージを受けても、比較的よく再生することから、ミズナラの林は古くから薪炭林として利用されてきました。

 大地に根を下ろすミズナラの‘生きる力’の力強さを見事に謳いあげたこの詩は、東北の地に根をはって生きる人々に、自分自身を信じる力を与えてくれるように思えます。
 でも、その一方で、詩のなかにも「倒れてしまった木」が描かれているように、生きるための大切な根っこの部分を、それこそ、根こそぎ引き抜かれてしまった方も、被災者のなかには、きっと多くいらっしゃることでしょう。報道で伝えられる断片的な情報に接するだけでも、被災された方々の悲しみの深さは、私の想像を絶するに余りあります。
 今、現地では、被災された方々の‘生きる根っこ’が枯れないように、様々な救援活動が行なわれています。引き抜かれてしまった根っこに土をかぶせようと、それぞれの立場の方々が、それぞれでできることに取り組んでいらっしゃいます。では、私にできることは何でしょうか?
 ミズナラの根には外生菌根菌と呼ばれる‘きのこ’の仲間がとりつき、木の根よりも繊細な菌糸のネットワークで、土のなかにちらばる養分を木が吸収するのを助けています。私は、現地に赴いて人々の傷ついた根に土をかぶせることはできないかもしれません。でも、土の中に存在する数多の菌糸のひとつとして、人々の傷ついた根がいやされるように、ほんの少しのお手伝いをすることはできる気がするのです。
 そんな‘きのこ’の糸を、日本中にはりめぐらせることができたら、少しは被災者の方々の助けになるのかなと期待しています。

気ままな日々
詩 「ナラの木」
夕飯の支度をしているときにラジオから流れてきた地方の言葉での詩の朗読。流して聞いていたので、どこの地方の言葉かはっきりとつかめなかったが、とても心にしみた。緑燃える新緑の中で、うすく淡い緑のコナラが一番好きだ。この詩をきいて、もっともっと好きになった。資料の項にある先生とダイアナさんの文通のそこに流れる愛に感動。先生の言葉に対する思い、自然に対する思いなどを綴ったエッセーは心に響く。

Beads Art NODO ★ ビーズ アート ノウド
アメリカの有名なポエム作家の詩です。
高槻成紀さんが翻訳し被災地の方々を勇気づけようと広めているそうです。読んでみて感動しました。私も少しでも力になりたくて、この詩をコピーしてギャラリー会場にそっと置きました。私たちの心にも響くいい詩です。ゆっくり~・・・読んで・・感じて下さい・・。 

強い風で枝や葉や樹皮までもはがされ、なおも立っているばかりか、その風に感謝さえして自分を信じるナラの木に、今の東北の人々の強さや優しさを重ねた、そんな詩です。

「みきBLOG」 ステンドグラス工房の一日

ナラの木(ガラスに詩を彫りました)2012.3.12
 東日本大震災のあと、被災者を応援する詩として広がった「ナラの木」という詩があります。インターネットで 「がんばれ ナラの木」 と検索すると出てくると思います。アメリカのダイアナ・ドーンクライダー(Diana Doan-Crider)さんの 『The Oak Tree(ナラの木)』 という詩で、2011年4月に盛岡タイムスで紹介されたのがきっかけとなって、東北の各地方の言葉で詩を訳され、いまや26の地方訳に加え、ポルトガル語、スペイン語、ブータン語と訳されて、広がりをみせているそうです。
 昨年この詩にインスパイアされて、ステンドグラスのランプを作った際、陸前高田出身のHさんとNさんに頼んで、気仙地方の方言訳にしてもらいました。

龍爪色のブログ 2012.3.29
 夕食中、聞くとはなしに聞いていたラジオから、なんともゆったりとした盛岡弁が流れてきました。「ナラの木」という詩の朗読です。調べてみましたら、原詩は『The Oak Tree』。麻布大学の高槻先生という方がこの詩に感銘をうけ、訳詩をされてメーリングリストに送ったことがきっかけで、それがあちこちに広がり、いろんなお国言葉の「ナラの木」になっていったようです。この辺の事情は、高槻さんのサイト『がんばれナラの木』へ


ようこそ大きな樹の下へ
 先の公演の折に朗読した 「ナラの木」 を、7月29日(日)に開催される日俳連チャリティーイベントで、
東日本大震災 被災者に心を寄せて ~方言でつなぐ詩の朗読・心のきずな~として、またそれぞれの地方語で朗読します。この詩を翻訳された高槻成紀先生は、先の公演にも足を運んで下さり、また、ドラマの方言を考える会の活動に大いに賛同して下さいまして、先生のサイト 「がんばれナラの木」 には、
http://blog.goo.ne.jp/oaktree1949
僕らが翻訳した 「ナラの木」 をコメント付きで掲載して下さっています。僕の大分弁訳 (大分県中部地方) もありますので、良かったら、一度、サイトを覗いてみて下さいませ。今や地方語訳は40に迫ろうという勢いですよ、是非、読み比べを~

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2 コメント

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ご紹介をありがとうございました。 (風花)
2012-04-07 15:53:29
高槻先生
こんにちは。

拙ブログ「あなたに元気をあげたくて!!」での『ナラの木』の詩の朗読を聞いた記事をご紹介下さいましてありがとうございました。

日に何度も『ナラの木』の詩を私なりに読み、詩の持つ意味を更に深めております。
記事にしました夫も4月に入りましてから長い勤めを終わり、重い荷物をおろしたような穏やかな日を過ごしております。
人生を語る詩のご紹介を本当にありがとうございました。

ブログの友が昨日記事になさいましたのでご紹介します。
「純情おばさんはりきり日記」
http://blogs.yahoo.co.jp/miso3moji/46185669.html

本当にたくさんの皆さんに知って戴きたい詩です。
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お礼 (高槻成紀)
2012-04-22 21:10:29
風花様
 コメントをありがとうございました。
気づくのが遅くなり、申し訳ありません。とてもよい言葉をありがとうございます。派手にではなくじわじわと広がって行ってほしいと思います。
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