がんばれナラの木

震災にあわれた東北地方の皆様を力づけたくて
The Oak Treeを地方ことばに訳すことを始めました

私にできること

2011年04月01日 | エッセー
                  生活クラブ風の村特養ホーム八街 石川和也

 あれから3年。私が被災地支援に行って2年3か月が経ちました。現地で出会った少女は今度の4月で小2になるのかな。友達いっぱいできたかな、湧水を汲みにきていた老夫婦は元気にしてるかな、など当時のことを思い出していました。それと同時に今でもトラブル続きの福島原発はいつになったらトラブルがなくなるのだろう、なぜ政府は原子力発電に拘るのだろう、なぜ自然エネルギーへの転換をしないのだろう、などとも考えます。      
 私は生活クラブ生協(虹の街)の職員で被災地支援の直後に風の村に出向してきました。その出向先で出会った方から「がんばれラナの木」のことを教えて頂きました。生活クラブ生協には一昨年の4月から稼働を開始している「夢風」という風車があります。たいして大きな生協ではありませんが、他団体と協力して秋田に建設しました。国や国内大手企業がその気になれば風車の1つや2つすぐに作れると思います。メガソラーでも同じことです。世界中に多大なる被害をもたらした原発事故は二度と起こさない。その為には原発を作らない、稼働しない、早期処分しかないと思います。想定外の事故が起ころうが何が起きようが、原発がなければ原発事故は起きないのですから。
 私は生活クラブ生協を通じて被災地にある生産者の食材をよく利用しています。現地になかなか行けない私の復興支援のひとつの形です。被災地の物を購入して食べる人が増えれば被災地に戻って働く人も増え、地域の活性化・復興にも役に立てると信じています。練り物製品は本当に美味しいのでよく購入します(最近は家族に食べられて私の口に入らないこともしばしば)。それと忘れてはいけないのが岩牡蠣です。田舎が山形なので牡蠣といえば岩牡蠣を連想します。大きくてミルクもいっぱいで食べごたえあって最高です。被災地やこのブログを応援してくださっている皆さんも是非食べてみてください。きっとリピーターになりますよ。
 被災された東北の皆様、復興が進まず苦労の絶えない日々とは思いますが「ナラの木」のように強い心で地域を根を張り続けてください。地元に戻れない方が晴れて帰ることが出来、安心して暮らせる日が訪れるまで応援させてもらいます。

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