患者のための医療・・・２

ＥＲで患者さんが助からないときの医療者の無念な思いとは
言葉で説明が出来ないほど大きなもので
最も悲しい瞬間です

私も救急センターの手伝いに行ったときに
患者さんが助からなかった経験があり
一生、自分の中で忘れることの出来ない辛い思い出となっています

救命救急の現場ではどんな医療者だって患者さんを助けたい
そういう願いを持っているのです

だからこそ
病院側は十分に救命処置が出来る状態で患者さんを受け入れたいと願い
医師不足（特に産科医・小児科医・麻酔科医・救命医）が大きな問題となり
受け入れられない現状となっています


そんな現実を作ってしまっているのは一般の方々と報道の関係かもしれません

何かあれば訴訟・裁判の現実…
大々的な医療過誤の報道…

報道と一般の方々の医療への感覚が変化することにより
積み重ねてきた大切なものが崩れる時だってあるからです

医療訴訟の数は年々増えて特に産科の訴訟が多く
今では産科医の診察に影響があるほどの数だといわれています

世間一般の方々は
出産を安全なものと捕らえすぎです
赤ち

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