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ラウド / リアーナ

2011-02-06 23:56:06 | Music
R&B

R&B ディーバ、リアーナの5枚目のアルバム『ラウド』がリリースされた。
日本版のリリースは1月19日だが、USでは一足早く2010年11月16日に発表されている。
実はリアーナにはあまり興味が無かったけど、エミネムがゲスト参加している曲がえらく気に入ったので、年末に輸入版を買い求めた。

新作のアルバムジャケットはかなりインパクトがある。
真っ赤に染めた髪と真っ赤なルージュの彼女のドアップになっている。
こんな真っ赤な髪が似合う人はそうそういないと思うが、リアーナにはなかなかマッチしている。

リアーナのアルバムを聴くのは今回が初めてだ。
もちろんTVやFMではよく流れているので、聞き覚えのある曲も何曲かはある。
ただ、正直に言うと彼女の声質があまり好きではなかった。
知らない曲でもリアーナだとわかるちょっとハスキーで中低音に特徴がある声。
ただ本作『ラウド』は、そんな事、どうでも良いと思わせてくれるようなとても良い作品だった。
サウンド的には流行のエレクトロ系のノリのいいダンスサウンドだったり、歌い上げ系のバラードだったりとバランスの取れたポップなアルバムだ。
個人的にはかなり好みのサウンドだった。
では、収録されている曲について紹介しよう。

1. S&M
アッパーなエレクトロ系4つ打ちのダンスナンバー。
うーん、この感じ、割と好きかも。

2. ホワッツ・マイ・ネーム? feat.ドレイク
このアルバムからのセカンドシングル。
ちょっとポップなR&Bナンバーだが、これまたいい感じです。
バックのシンセの音が今っぽい。

3. チアーズ (ドリンク・トゥ・ザット)
アヴリル・ラヴィーンのバラードの名曲「I'm with You」の印象的なメロディからこの曲は始まる。
そう、「Yea Yea! Yea Yea! ...」という部分がそうだが、ここはサンプリングかな?
かなりこの部分が効果的に使われてます。

4. フェーディング
エンヤっぽいイントロで始まるポップなナンバー。
リアーナのボーカルが堪能できる曲です。

5. オンリー・ガール (イン・ザ・ワールド)
このアルバムからのファースト・シングル。
エレクトロな曲で、カッコいいです。
よくFMで流れてましたね。

6. カリフォルニア・キング・ベッド
アコースティックギターで始まるきれいなロック・バラード。
後半のディストーションが効いたギターソロが、かなりかっこいい。

7. マン・ダウン
レゲエ調の曲だが、アルバム全体からすると雰囲気が異なる曲だ。
ただ、リアーナのボーカルはかなり本格的にレゲエしてます。
それもそのはず、リアーナはカリブのバルバドス島の出身。
レゲエは体に染み付いているかも知れない。

11. ラヴ・ザ・ウェイ・ユー・ライ (パートII) feat.エミネム
この曲が気に入って本作を買ったのだが、あれタイトルについてるパートIIって何?
ってことはPart I があるわけ?・・・。
そう、知ってる人からは笑われそうだが、この曲はエミネムが feat. リアーナという形で昨年夏に発表して大ヒットしたものだ。
エミネムもあまり好きなアーティストでないので、完全にノーマークだった。
今回のリアーナ・バージョンはエミネム版のアンサーソングという位置付けになる。
エミネム版が男性の視点でドメスティック・バイオレンスが語っているのに対し、本作は女性の視点で語られている。
リアーナは元ボーイフレンドのクリス・ブラウンからDV被害を受けたというのは有名な話で、実体験をもとに歌われているようだ。
エミネム版もかっこいいが、リアーナ版もやはりすごくいい。

気に入った曲の紹介をしてみたが、収録曲はどれもいい感じだ。
かなりシングルヒットも出てくるだろうな。
食わず嫌いの感じもあったリアーナだが、少なくともこのアルバムはかなりいいです。

エミネムの「ラヴ・ザ・ウェイ・ユー・ライ」とこの曲が収録されたアルバム『リカバリー』は今年のグラミーの最優秀レコード、最優秀楽曲と最優秀アルバムにノミネートされている。
このエミネムとリアーナのコンビがどこまで健闘するか楽しみだ。

もちろんこのアルバムも非常にオススメの一枚だ。
こちらは来年度のノミネートになるだろうか?


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