JAZZ
長らく本ブログを更新していなかった。
どうも一度お休みすると休みぐせがついてしまうようだ。
まあ、今後は書きたい時に書くという方針で臨みたいと思う。
さて、かなりリリースから時間が経ってしまったが、今回は上原ひろみのトリオ・プロジェクトの最新作について書きたい。
このトリオ、上原ひろみ(piano)とアンソニー・ジャクソン(Contrabass Guitar)、サイモン・フリップス(Drums)による構成で、最新作として『ALIVE』がリリースされている。
アルバム『VOICE』、『MOVE』に続く第三弾となり、ファン待望のリリースだ。
上原ひろみは好きなアーティストなので、よくフォローしているが、彼女のトリオ・プロジェクトは特にお気に入りだ。
このトリオでは彼女のクリエイティビティがいかんなく発揮されている。
お互いを触発しあい、これでもかぁっとばかりに、経験と高度なテクニックに裏づけされたリフをそれぞれが連発する。
変調や変拍子はざらで、音楽理論にうとい素人耳にもすごく難しいことをやってるなぁと感じる曲ばかりだ。
この高度な次元でのプレイが高いテンションとスリリングを生み出し、作品に引き込む魅力を生み出している。
本アルバムに収録されているのは以下の９曲。
1. ALIVE
2. ワンダラー
3. ドリーマー
4. シーカー
5. プレイヤー
6. ウォーリアー
7. ファイヤーフライ
8. スピリット
9. ライフ・ゴーズ・オン
前作、前々作もそうだったが、アルバムの1曲目にはアルバムのタイトルになる渾身の１曲を持ってきている。
１本作の１曲目の「ALIVE」も今までにも増して凄い曲だ。
前２作のアルバムタイトル曲も良かったが、この曲は更にいい。
とにかくスリリングで、聴いていてわくわくしてくる。
このトリオでなければ、決して出来ないような超攻めの曲だ。
サイモンの流れるようなドラムも印象的だし、怒涛のエンディングは圧巻だ！
このトリオでのアルバムは３作目となり、長い間ワールドツアーをこなし、すでに阿吽の域に達している。
すごく難しいことをプレイしているが、力が抜けて伸び伸びとした様子も感じる。
このトリオは現在のジャズトリオの中では最強だと感じていたが、更に高みに達したようだ。
２曲目の「ワンダラー」のピアノソロでは4ビートを展開する。
変則的な曲が多いこのトリオで、定番の4ビートを聴くと緊張から開放され、ホッしたかのような気になる。
「ドリーマー」はタイトル通り、ふわふわとした浮遊感のあるイントロで始まる。
サイモンはこういう曲にありがちなパターンではなく、変わったアプローチでリズムを刻んでいるのが印象的。
途中からはドラマチックな展開もあり、聴き応えのある曲だ。
「シーカー」はゴスペル・R&B調の曲で、アルバムの中では一番ポップで聴きやすい曲。
「プレイヤー」はめまぐるしく展開が変わっていく曲。
ロックだったり、4ビートだったり、スローだったり、ファストだったり。
「ウォーリアー」はマイナーなテーマで始まるが、突如、攻めの展開となる。
雰囲気的には１曲目の「ALIVE」にも似た緊張感とドラマテッィクさがある。
この曲ではアンソニーは攻めに転じている。
「ファイヤーフライ」は上原ひろみのピアノソロによるバラード。
綺麗なメロディーをゆったりとを奏でている。
後半の盛り上がりは彼女らしい上原ひろみワールドだ。
「スピリット」はゴスペル調のナンバー。
この曲ではアンソニーが長めのベースソロを披露している。
ひろみとアンソニーの奏でる一音、一音がズシリとハートに響いてくるようだ。
名曲です。
アルバムを締めくくるのはアッパーな「ライフ・ゴーズ・オン」。
最後の曲には前の「スピリット」がふさわしいような気がするが、攻めの曲でクロージングしている。
サイモンのドラムソロも激しく、ドカドカと攻めまくる。
あたかもこのトリオ、三部作ではけっして終わらず、まだまだ続けるよと暗示しているかのようだ。
さて、先日開催された東京JAZZ 2014で、このトリオのステージを観たがとにかく素晴らしかった。
特にアンコール前の最後に演奏された「ALIVE」には鳥肌がたった。
ジャズだけでなく、ロック等も含めて今まで観たパフォーマンスのなかでベストだと感じた。
実は 12月に東京国際フォーラムで開催されるこのトリオのライブを再び参戦しに行く予定だ。
東京JAZZ では1時間あまりのステージだったが、次回はたっぷりと『ALIVE』の世界を堪能したい。
お気に入り度：
長らく本ブログを更新していなかった。
どうも一度お休みすると休みぐせがついてしまうようだ。
まあ、今後は書きたい時に書くという方針で臨みたいと思う。
さて、かなりリリースから時間が経ってしまったが、今回は上原ひろみのトリオ・プロジェクトの最新作について書きたい。
このトリオ、上原ひろみ(piano)とアンソニー・ジャクソン(Contrabass Guitar)、サイモン・フリップス(Drums)による構成で、最新作として『ALIVE』がリリースされている。
アルバム『VOICE』、『MOVE』に続く第三弾となり、ファン待望のリリースだ。
上原ひろみは好きなアーティストなので、よくフォローしているが、彼女のトリオ・プロジェクトは特にお気に入りだ。
このトリオでは彼女のクリエイティビティがいかんなく発揮されている。
お互いを触発しあい、これでもかぁっとばかりに、経験と高度なテクニックに裏づけされたリフをそれぞれが連発する。
変調や変拍子はざらで、音楽理論にうとい素人耳にもすごく難しいことをやってるなぁと感じる曲ばかりだ。
この高度な次元でのプレイが高いテンションとスリリングを生み出し、作品に引き込む魅力を生み出している。
本アルバムに収録されているのは以下の９曲。
1. ALIVE
2. ワンダラー
3. ドリーマー
4. シーカー
5. プレイヤー
6. ウォーリアー
7. ファイヤーフライ
8. スピリット
9. ライフ・ゴーズ・オン
前作、前々作もそうだったが、アルバムの1曲目にはアルバムのタイトルになる渾身の１曲を持ってきている。
１本作の１曲目の「ALIVE」も今までにも増して凄い曲だ。
前２作のアルバムタイトル曲も良かったが、この曲は更にいい。
とにかくスリリングで、聴いていてわくわくしてくる。
このトリオでなければ、決して出来ないような超攻めの曲だ。
サイモンの流れるようなドラムも印象的だし、怒涛のエンディングは圧巻だ！
このトリオでのアルバムは３作目となり、長い間ワールドツアーをこなし、すでに阿吽の域に達している。
すごく難しいことをプレイしているが、力が抜けて伸び伸びとした様子も感じる。
このトリオは現在のジャズトリオの中では最強だと感じていたが、更に高みに達したようだ。
２曲目の「ワンダラー」のピアノソロでは4ビートを展開する。
変則的な曲が多いこのトリオで、定番の4ビートを聴くと緊張から開放され、ホッしたかのような気になる。
「ドリーマー」はタイトル通り、ふわふわとした浮遊感のあるイントロで始まる。
サイモンはこういう曲にありがちなパターンではなく、変わったアプローチでリズムを刻んでいるのが印象的。
途中からはドラマチックな展開もあり、聴き応えのある曲だ。
「シーカー」はゴスペル・R&B調の曲で、アルバムの中では一番ポップで聴きやすい曲。
「プレイヤー」はめまぐるしく展開が変わっていく曲。
ロックだったり、4ビートだったり、スローだったり、ファストだったり。
「ウォーリアー」はマイナーなテーマで始まるが、突如、攻めの展開となる。
雰囲気的には１曲目の「ALIVE」にも似た緊張感とドラマテッィクさがある。
この曲ではアンソニーは攻めに転じている。
「ファイヤーフライ」は上原ひろみのピアノソロによるバラード。
綺麗なメロディーをゆったりとを奏でている。
後半の盛り上がりは彼女らしい上原ひろみワールドだ。
「スピリット」はゴスペル調のナンバー。
この曲ではアンソニーが長めのベースソロを披露している。
ひろみとアンソニーの奏でる一音、一音がズシリとハートに響いてくるようだ。
名曲です。
アルバムを締めくくるのはアッパーな「ライフ・ゴーズ・オン」。
最後の曲には前の「スピリット」がふさわしいような気がするが、攻めの曲でクロージングしている。
サイモンのドラムソロも激しく、ドカドカと攻めまくる。
あたかもこのトリオ、三部作ではけっして終わらず、まだまだ続けるよと暗示しているかのようだ。
さて、先日開催された東京JAZZ 2014で、このトリオのステージを観たがとにかく素晴らしかった。
特にアンコール前の最後に演奏された「ALIVE」には鳥肌がたった。
ジャズだけでなく、ロック等も含めて今まで観たパフォーマンスのなかでベストだと感じた。
実は 12月に東京国際フォーラムで開催されるこのトリオのライブを再び参戦しに行く予定だ。
東京JAZZ では1時間あまりのステージだったが、次回はたっぷりと『ALIVE』の世界を堪能したい。
お気に入り度：
Hiromi The Trio Project performing "Alive" (live in the studio)
