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ザ・ビギニング / ブラック・アイド・ピーズ

2010-12-13 02:07:32 | Music
R&B

あのブラック・アイド・ピーズ(BEP)待望のニューアルバム『ザ・ビギニング』がリリースされた。
前作の『The E.N.D.』はワールドワイドで約1100万枚!!のセールスとなったモンスターアルバムだ。
本作は1年半ぶりのリリースで 6thアルバムとなる。

アルバムジャケットはメンバー 4人のかわいいピクセルアートになっている。
まるでファミコンのRPGに出てくるキャラクターのようだ。
アルバムジャケットは白のバージョンと黒の場ージョンがあるが、通常版が白で、デラックス版が黒となっている。

デラックス版にはCDが2枚入っており、1枚は前作『The E.N.D.』からシングルカットした 5曲を収録したミニアルバムとなっている。
またUSでリリースされたものは通常版に収録されているのは全12曲だが、デラックス版にはボーナストラックが + 3曲追加されている。
一方、日本の通常版にはUSデラックス版と同じくボーナスが + 3曲で、デラックス版にはボーナストが更に3曲増えて + 6曲となっている。
『The E.N.D.』は持ってるので、結局、今回は白ジャケの通常版をチョイスした。

果たして、どんなアルバムに仕上がってるのだろうか?
1曲目はファーストシングルとなった「ザ・タイム(ダーティ・ビット)」。
前作のエレクトロ路線を受け継ぐポップなサウンド。
しかし、この曲の最初のメロディ、なんか聴き覚えがあるなぁ、なんだっけ?と考えた末、やっと思い出した。
ああ、映画『ダーティ・ダンシング』の曲だ。aha!
キラーチューンとなりそうな曲で、かなり気に入ってしまった。
2曲目の「ライト・アップ・ザ・ナイト」はミディアムテンポのロックのリズムに乗せたR&Bナンバー。
これもなかなかいいじゃないですか。
途切れがなく、そのまま3曲目の「ラヴ・ユー・ロング・タイム」に続く。
4曲目の「XOXOXO」と9曲目の「Do It Like This」はHIP HOPダンサーが好みそうなヘビーなビートのBEPらしいダンスナンバー。
6曲目の「ホエンネバー」はBEPの歌姫ファーギーが歌いあげるメローなエレクトロポップナンバー。
この曲もなかなかグッドです。

その後、ディスコっぽい曲やロックテイストなナンバーが続くが、全体的に前作よりはポップな感じがする。
そういえばジャケットもポップ調だもんね。
エレクトロなアルバムであることは前作同様だが、前作の方がよりエッジが効いていた。

実は前作を聴いた時、BEPらしさはあるものの流行のエレクトロ路線はセールス的にはどうだろうか?なんて考えた。
しかし、結果は今まで一番営業的には成功したアルバムとなった。
流石はウィルだ。何が売れるのか良くわかっている。
同じ路線を引き継ぐ本作もそういう意味ではかなり売れるのではないだろうか。

ただ前作を聴いた時も感じたが、曲のところどころに、中田ヤスタカやM-floっぽい音やフレーズが見え隠れしているように感じた。
同じようなシンセやソフトを使っているか、定番的なものかわからない。
日本人アーティストもBEPサウンドに影響を与えていたりするのかも?


キラーチューンとなりそうな1曲目を除いて、全体的に粒ぞろいな曲が集まったアルバムとなった。
あなたは前作の『The E.N.D.』と本作、どちらがお好きですか?
自分としては前作もいいけど、こちらも結構好きです。
でも一番好きなのはいまだ『モンキー・ビジネス』かな?


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