大道具さーん ちょっとー!

舞台美術製作 金井大道具㈱ごきげん営業阿部 ここに日々の業務を垣間見る。お気楽に「大道具さーん、ちょっとー!」

二夜

2009年03月17日 | 歌舞伎 海外公演
3月16日
午前9時30分大道具の仕込開始。
コンテナ搬入条件よく、劇場スタッフの対応よろしく、9時38分に一本目のコンテナの搬入が終わる。
40フィートのコンテナおろしに掛かった時間が8分
幸先のよいスタートダッシュだ。
舞台中心の縦ラインと横ラインに糸を張り廻り盆の中心点を決める。日本で設計、製作した道具が英国の舞台に納まるのか。図面で照らし合わせているとはいえ、実物を置いてみるまでは不安だ。

どうやら無事に収まるようである。
初日開幕までこんなハードルをあといくつ超えなければならないのか。まだゴールはずーっと先である。


ローラーと廻り盆の接地面にグリスを塗るマツノブ選手。日本ではメカニック専門のスタッフがやる仕事だが、海外公演ではこんなこともやらなければならない。
このあとは外周のダメ台を設置し、舞台床となるベニヤ板を敷きこむ。
1月にやった道具調べのおかげでおおむね順調に廻り盆の仕込が終わる。
さらにその外側はバービカンスタッフの手により、一尺高のスチールデッキが舞台袖に並べられていく。日英合作の舞台である。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 一夜 | トップ | 三夜 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (るる)
2009-03-19 11:15:58
なんかかっこいいですね。

順調に進むよう、応援しています(*・.・)ノ
返信する

歌舞伎 海外公演」カテゴリの最新記事