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七夕茶会 2016

2016-07-22 02:09:09 | お茶会関連
当ブログをご覧になってくださっている皆様、ご無沙汰しており申し訳ありません。新潟大学裏千家茶道部です。
本投稿より、3年有本隆輔がブログの執筆担当をさせていただきます。つたない文章ですがどうぞよろしくお願いいたします。



大変遅くなりましたが、7月16日(土)の七夕茶会について報告いたします。


当日は天候にも恵まれ、絶好のお茶会日和となりました。
例年通り部員一同浴衣をまとい、爽やかな茶会となるよう心がけました。
また待合席には笹飾りを用意し、お客様や部員の願い事を掲げさせていただきました。
ささやかな願い事をされた方々、壮大な願いをお持ちの方々、すべての方の願い事が叶うことをお祈りいたします。


さて、まずは濃茶席の紹介をさせていただきます。
今回の濃茶は3・4年生が点前を行いました。


軸には「松韻(しょういん)萬古(ばんこ)に通(つう)ず」と書かれており、淡々斎の筆です。
「風がおこす松葉の音が今も昔も変わらぬように、この世の真理も不変である」といった意味が込められているそうです。


香合は表完造の「緋扇貝」、花入は耕閑造の「南蛮写 舟」です。
また当日の花は「からぼたん」と「金水引き」でした。


主菓子は美豆伎庵製の「せせらぎ」です。清流の水音がかすかに聞こえてきそうな、凛とした菓子ですね。
そのほか水指は「釣瓶」、建水は「平戸白磁 菊彫」、菓子器は「縁高江戸切子」など、涼しげなものを用意させていただきました。



続いて薄茶席の様子を紹介いたします。
薄茶席では点前を新入部員が行いました。新入部員は今回が茶会での点前デビューとなりました。


軸は円能斎筆の「瀧」、花入は「鵜籠」、香合は「鮎蒔絵」です。
(鵜飼漁というのは5月半ばから10月ごろにかけて行われるそうで、おもにアユを捕らえます。)


菓子は七夕にちなみ、「星合」と「糸巻」です。こちらも美豆伎庵の製です。かわいらしいですね。


点前には梶の葉の葉蓋を用いました。お客様に涼やかな心持ちになっていただけていたら幸いです。


席についての報告は以上です。
いらっしゃってくださったお客様、卒業生の方々へ心より感謝を申し上げます。



今回の茶会は、新入部員のみんなが本当によく頑張ってくれていました。
(以下は今回参加した新入部員の顔ぶれです。初めての濃茶席や点前ということで、ちょっとお疲れ気味でしょうか。)


上級生も落ち着いた所作を心がけ、よりよい茶会となるよう尽力しました。


今回の茶会では、改善すべき点も多く見受けられました。
これからも部員一同、より精進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。


H28年7月22日 新潟大学裏千家茶道部