なんかメンバーさんが増えたようですので、ここでWCGの仕組みのうち、
マイページの数値の読み方を解説しようと思います。
(ここの過去記事や2ちゃんねるwikiなどで情報収集をしてみてください)
http://www.worldcommunitygrid.org/ms/viewMyMemberPage.do
全部の説明ちゃんと読んでませんので間違っているところもあります…
サンプルとして、HanazonoTenmaさんと私NTD(ntd7)のデータで説明します。
合計ランタイム
CPU稼働時間総計です。私のが6年と162日間でWCG経過4年より多いのは、DualCoreだからです。ランクは総順位です。2009.8時点で世界メンバーは47万5千人。
発生ポイント
計算結果を提出するとpointが貰えます。計算式はあるのですが、傾向として時間を重視した評定になっています。なので低性能な古いCPUでも長く参加していれば評価してくれます。逆に高性能CPUだと早く多く提出できますが1提出あたりの評価が下がります。
返された結果
結果提出(work-unit:WU)回数です。高性能CPUは上で評価が下がると言いましたが、提出回数ランクでは有利になります。クァッドコアとかもう…。少ない評価を数をこなすので総合pointではやはりコア数が多いほど良く稼げます。
平均ランタイム/カレンダー日
実暦1日に対するCPU稼働時間です。私はDualCoreなので本来は1日間あたり「平均2日」が理想ですが、休ませるので実績1日となってますね。
平均ランタイム/結果
1つの結果(WU)を出すのに要する平均CPU時間。私のc2d E6700 2.6GHzでは、1つに5時間かかってますが、HanazonoTenmaさんは4時間。これで私より上位性能の周波数だと推測できます。
平均ポイント/ランタイム時間
単位演算時間当たりに生み出すpoint量。HanazonoTenmaさんが2倍なので、ここでもCPU性能差が伺えます。
平均ポイント/カレンダー日
実暦1日当たりに生み出すpoint量。上記で単位能力が低いところを稼働が長いのでpointを私が稼いでいるのだと言えます。先方が24時間フル稼働すれば当然倍差で離されるわけです。
平均ポイント/結果
1つの結果ごとに平均どれくらいpointを貰っているか。貰える数はプロジェクトで異なり、割のいいのと悪いのとがあります。でも差があると参加に隔たりが出るので先のように貢献時間で算出しています。しかし、CPUの基礎能力、メインメモリ、回線速度も貢献度として計算式に入っているので性能の高い装置ほどポイント効率は高くなります。
平均結果/カレンダー日
1日あたり、何回提出したかの平均。今のWUは1個平均5時間はかかるので、24時間2coreだと理論上は10回提出可能ですが、実際は6回というわけです。
前回返した結果 (UTC)
WCG集計サーバが受け付けた最新の処理時刻です。世界標準時
装置インストール
その人が持っているパソコン台数です。OS再インストールして再参加でも新デバイスとして加算される場合があります。私も16台持っているわけではなく、パソコン乗り換えと再インストールのせいです。今はvista1台がアクティブです。
16台の履歴がありますが、BONIC型エージェントを使ったのがWCGからです。それ以前はUD型で、UnitedDeviceに参加しており(2001/11/12から3年間)、チームは「ねこねこ」「えんいー¥e」に所属していました。もうUDのときより長くWCGに居ることに…
メンバー登録日
説明するまでもなく、WCG参加日です。
バッジ
下にアイコンマークが見えます。何のプロジェクトに参加してきたかのアイコンです。
背景色が従事期間で違います。
ブロンズ(茶)=14日間超のCPU稼働参加
シルバー=45日(銀)、ゴールド(金)=90日、ルビー(赤)=半年、エメラルド(緑)=1年間
13日以下は無印です。
■BOINCとRACについて
このサイトのトップに貼っているチーム成績バナーは、
WCGサーバからチーム成績を読みこんでバナーに載せて画像化するという無料サービスを使っています。
ここではpointとRACが扱われます。
WCGはBOINC方式のGRID技術を採用しています。SETIとか他と同じです。同じほうがプロジェクトのシステム的に都合がいいですし。
その数値の意味はBOINC解説に譲りますが→http://boinc.oocp.org/credit.php
RAC=Recent Avg. Credit「最近の平均の功績」であり、上出の全平均pointではなく、最近だけを切り取って評価する手法です。
このRACの評価方式では、幽霊メンバーを除外し今のアクティブメンバーだけを扱えます。
また、古いパソコンから徐々に乗り換えてきた場合、最近が高性能でも過去の低性能の成績と平均されてしまい、同じ性能で最近参加した人と比べて総平均で不利となります。
そうしたばらつきを無くし、なるべく今の状況・勢いを表すための指標です。
よって、RACは高性能パソコンの能力に比例して高くなります。ただし稼働させないと下がりますが。
■RACが高めになる場合
RACはあくまでWCGサーバの情報で計算しています。
マイプロジェクトの個人ページで提出した結果の1個ずつを追跡できますが、それを見ると
提出直後にpointは貰えず「評価待ち」となっているのがわかります。
サーバで妥当性正確性を検査した後にpoint認定されます。そのために提出が私だと5時間おきに送信してますが、pointが貰える時刻はバラバラです。私の送信自体がバラバラだったりします。するとサーバでは短時間に一気にpoint認定される場合があり、その時にRAC計算すると高めになります。
それを避けるために減衰処理のルーチンもあるのですが、参加の日が浅い場合は減衰期間も短いので結果として高めRACになります。
ネットに繋がずに演算をため込んで一気に提出すると直近しか見ないRACは高く見えます。
しかし参加期間が長くなるにつれて減衰処理が効いてマイナス補正されます。
あまりにもネットに繋がないとRACがゼロになりバナー成績表にも表れなくなるので、
リタイヤでない限りは定期的なRACの維持を目標にしていただけたらと思います。
マイページの数値の読み方を解説しようと思います。
(ここの過去記事や2ちゃんねるwikiなどで情報収集をしてみてください)
http://www.worldcommunitygrid.org/ms/viewMyMemberPage.do
全部の説明ちゃんと読んでませんので間違っているところもあります…
サンプルとして、HanazonoTenmaさんと私NTD(ntd7)のデータで説明します。
合計ランタイム
CPU稼働時間総計です。私のが6年と162日間でWCG経過4年より多いのは、DualCoreだからです。ランクは総順位です。2009.8時点で世界メンバーは47万5千人。
発生ポイント
計算結果を提出するとpointが貰えます。計算式はあるのですが、傾向として時間を重視した評定になっています。なので低性能な古いCPUでも長く参加していれば評価してくれます。逆に高性能CPUだと早く多く提出できますが1提出あたりの評価が下がります。
返された結果
結果提出(work-unit:WU)回数です。高性能CPUは上で評価が下がると言いましたが、提出回数ランクでは有利になります。クァッドコアとかもう…。少ない評価を数をこなすので総合pointではやはりコア数が多いほど良く稼げます。
平均ランタイム/カレンダー日
実暦1日に対するCPU稼働時間です。私はDualCoreなので本来は1日間あたり「平均2日」が理想ですが、休ませるので実績1日となってますね。
平均ランタイム/結果
1つの結果(WU)を出すのに要する平均CPU時間。私のc2d E6700 2.6GHzでは、1つに5時間かかってますが、HanazonoTenmaさんは4時間。これで私より上位性能の周波数だと推測できます。
平均ポイント/ランタイム時間
単位演算時間当たりに生み出すpoint量。HanazonoTenmaさんが2倍なので、ここでもCPU性能差が伺えます。
平均ポイント/カレンダー日
実暦1日当たりに生み出すpoint量。上記で単位能力が低いところを稼働が長いのでpointを私が稼いでいるのだと言えます。先方が24時間フル稼働すれば当然倍差で離されるわけです。
平均ポイント/結果
1つの結果ごとに平均どれくらいpointを貰っているか。貰える数はプロジェクトで異なり、割のいいのと悪いのとがあります。でも差があると参加に隔たりが出るので先のように貢献時間で算出しています。しかし、CPUの基礎能力、メインメモリ、回線速度も貢献度として計算式に入っているので性能の高い装置ほどポイント効率は高くなります。
平均結果/カレンダー日
1日あたり、何回提出したかの平均。今のWUは1個平均5時間はかかるので、24時間2coreだと理論上は10回提出可能ですが、実際は6回というわけです。
前回返した結果 (UTC)
WCG集計サーバが受け付けた最新の処理時刻です。世界標準時
装置インストール
その人が持っているパソコン台数です。OS再インストールして再参加でも新デバイスとして加算される場合があります。私も16台持っているわけではなく、パソコン乗り換えと再インストールのせいです。今はvista1台がアクティブです。
16台の履歴がありますが、BONIC型エージェントを使ったのがWCGからです。それ以前はUD型で、UnitedDeviceに参加しており(2001/11/12から3年間)、チームは「ねこねこ」「えんいー¥e」に所属していました。もうUDのときより長くWCGに居ることに…
メンバー登録日
説明するまでもなく、WCG参加日です。
バッジ
下にアイコンマークが見えます。何のプロジェクトに参加してきたかのアイコンです。
背景色が従事期間で違います。
ブロンズ(茶)=14日間超のCPU稼働参加
シルバー=45日(銀)、ゴールド(金)=90日、ルビー(赤)=半年、エメラルド(緑)=1年間
13日以下は無印です。
■BOINCとRACについて
このサイトのトップに貼っているチーム成績バナーは、
WCGサーバからチーム成績を読みこんでバナーに載せて画像化するという無料サービスを使っています。
ここではpointとRACが扱われます。
WCGはBOINC方式のGRID技術を採用しています。SETIとか他と同じです。同じほうがプロジェクトのシステム的に都合がいいですし。
その数値の意味はBOINC解説に譲りますが→http://boinc.oocp.org/credit.php
RAC=Recent Avg. Credit「最近の平均の功績」であり、上出の全平均pointではなく、最近だけを切り取って評価する手法です。
このRACの評価方式では、幽霊メンバーを除外し今のアクティブメンバーだけを扱えます。
また、古いパソコンから徐々に乗り換えてきた場合、最近が高性能でも過去の低性能の成績と平均されてしまい、同じ性能で最近参加した人と比べて総平均で不利となります。
そうしたばらつきを無くし、なるべく今の状況・勢いを表すための指標です。
よって、RACは高性能パソコンの能力に比例して高くなります。ただし稼働させないと下がりますが。
■RACが高めになる場合
RACはあくまでWCGサーバの情報で計算しています。
マイプロジェクトの個人ページで提出した結果の1個ずつを追跡できますが、それを見ると
提出直後にpointは貰えず「評価待ち」となっているのがわかります。
サーバで妥当性正確性を検査した後にpoint認定されます。そのために提出が私だと5時間おきに送信してますが、pointが貰える時刻はバラバラです。私の送信自体がバラバラだったりします。するとサーバでは短時間に一気にpoint認定される場合があり、その時にRAC計算すると高めになります。
それを避けるために減衰処理のルーチンもあるのですが、参加の日が浅い場合は減衰期間も短いので結果として高めRACになります。
ネットに繋がずに演算をため込んで一気に提出すると直近しか見ないRACは高く見えます。
しかし参加期間が長くなるにつれて減衰処理が効いてマイナス補正されます。
あまりにもネットに繋がないとRACがゼロになりバナー成績表にも表れなくなるので、
リタイヤでない限りは定期的なRACの維持を目標にしていただけたらと思います。