GridTeam 諸葛瑾JAPAN

IBMグリッドコンピューティング『WorldCommunityGrid』参加中。
ねこねこソフトも応援中。

WCGで使用できるビデオカード型番一覧

2012-12-01 00:04:20 | WCGエージェント操作説明
私NTDのパソコンは、九十九電機のスリム型なのですが
(なんでツクモで買うのかは、ご多分に漏れずつくもたんグッズ目当て(笑))
最初に搭載のZOTACのファンが不調でうるさかったので、GT520に換えたのでした。
それでWCGのGPU版宿題が解けない!とか騒いでたのですが、
そもそもちゃんと公式に「動かない」とアナウンスされていたのですね。
http://www.worldcommunitygrid.org/help/viewTopic.do?shortName=GPU#610
動かないグラフィックカード例
AMD/ATI:
ATI Radeon HD 2300/2400/3200 (RV610) ATI Radeon HD 2600 (RV630) ATI Radeon HD 3800 (RV670) ATI Radeon HD 4350/4550 (R710) ATI Radeon HD 4600 series (R730) ATI Radeon HD 4700/4800 (RV740/RV770)

NVIDIA:
GeForce 210 GeForce 310 GeForce 310M GeForce 315 GeForce 315M GeForce 405 GeForce 410M GeForce 610M GeForce 8200 GeForce 8400 GeForce 8400 GS GeForce 8500 GT GeForce 8600 GS GeForce 8600M GS GeForce 8600 GT GeForce 8600M GT GeForce 8600 GTS GeForce 8700M GT GeForce 8800 GT GeForce 8800 GTS 512 GeForce 8800M GTS GeForce 9200 GeForce 9300 GE GeForce 9300M GS GeForce 9400 GT GeForce 9500 GS GeForce 9500 GT GeForce 9600 GS GeForce 9600M GT GeForce 9600 GSO GeForce 9600 GSO 512 GeForce 9600 GT GeForce 9800 GT GeForce 9800 GTX+ GeForce 9800 GTX/9800 GTX+ GeForce 9800 S GeForce G102M GeForce G105M GeForce G210 GeForce GT 120 GeForce GT 130 GeForce GT 130M GeForce GT 220M GeForce GT 230 GeForce GT 230M GeForce GT 325M GeForce GT 330 GeForce GT 330M GeForce GT 420 GeForce GT 510 GeForce GT 520 GeForce GT 520M GeForce GT 610 GeForce GT 630 GeForce GTS 240 GeForce GTS 250 GeForce GTX 260M GeForce GTX 280M GeForce GTX 660M NVS 300
NVS 3100M NVS 4200M NVS 5100M
Quadro 400 Quadro FX 1600M Quadro FX 1700 Quadro FX 1800 Quadro FX 2700M Quadro FX 2800M Quadro FX 3700 Quadro FX 380 Quadro FX 570 Quadro FX 570M Quadro FX 580 Quadro FX 770M Quadro FX 880M Quadro NVS 160M Quadro NVS 290

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なるほど、GT520もブラックリストに載ってたのか(笑)。
安物カードだと削られたコマンドがあるので、CUDA能力バージョンだけで動作可否は決められない事情があるようですね。
この情報、新入りのkeiosさんにメールで教えて頂きました。ありがとうございます。

BOINCエージェントのインストール不具合

2011-11-27 01:01:13 | WCGエージェント操作説明
数時間格闘したので後世のために記録しておきます...

■BOINCmanagerでインストール出来ない/アンインストールできない

自分のパソコンに入っているエージェントのバージョンが古いと思って、
新しいのを上書きしようとしたら問題が起きました。
Install-shieldの途中で
「try again ~ installation package 'world community grid - boinc for windows.msi'」
「the path c:\windows\downloaded installations\{~}\*.msi cannot be found」
「error 1706. no valid source could be found」
インストールシールドの途中で書庫msiが見つからないエラー、スキップできず先に進めない。

■原因

インストールの途中でエラーなので、インストールのパッケージがおかしいと思ったら、
実は、旧版削除の工程が引っかかってました。
アンインストールが成功しないとインストールしない。
アンインストには、c:\windows\downloaded installations\に当時のパッケージがあることが必須。
これを私が潔癖症で削除していたのでmsi見つからないエラーに。
新版のmsiを代用で指定してもだめ。入れた当時のバージョンが必要。
まさか削除絶対禁止な罠があったとは。
インストールシールドにはいろんな構成のがあるが、このパタンはやっかいだ。
WCGのインストール解説ページでは「ローカルに保存せずにそのままrun実行して」とあるので
ローカルに一旦置くのがだめなのかと思ったが関係無かった。おかげで時間食った。

■対処

私の旧版  wcg_boinc_6.2.28_windows_intelx86.exe
今回の新版 wcg_boinc_6.10.58_windows_intelx86.exe
*プログラムのインストール一覧画面でバージョンが「6.2.28」と確認する。
(手でprogramfilesのwcgを削除しちゃったので、起動しないしバージョンもわからなかったので)
*http://boinc.berkeley.edu/dl/?C=M;O=A で古いバージョンを入手する
*見つけたwcg_boinc_6.2.28_windows_intelx86.exeを実行。
 コンピュータは旧版が入ったままと認識しているので、
 インストールシールドは「修正・削除」の画面が出るはず
*そこで削除を選んで晴れてアンインスト成功
(プログラムの追加削除画面でマネージャが消えたのを確認)
*6.10.58をインストする。

関係ない話ですが、マネージャのタスクトレイアイコンが違うのはなんでだろう。
vista機ではBOINCのロゴで、win7機ではWCGのロゴだ。

マルチコアでboincの4重タスク処理

2011-01-15 00:16:38 | WCGエージェント操作説明
たまには雑談書き込み。

最近のパソコンのCPU性能向上は5年10年前よりとてもすごくて、普通にネットやメールを使うのはあまり体感差はないのでしょうが、こうしたWCGのWork-unitの演算とかさせるとやはり速い。倍は速い。
Pentium時代の高クロックで高温なパソコンでこれ以上熱くなったらどうしようかと思ってましたが、coreテクノロジーはいいですね。周波数は低いが処理はちゃんとやる。低熱で電気代も節約できる。
今のハイパースレッディングなら、CPUの全体でなく使っているコアだけに電力消費を集中させるので、電気カーペットのよう。

私の今のパソコンはCORE i5で2コアのHTで4タスクをWCG処理中ですが、4コアじゃあないけれど頑張って処理してくれています。
8スレッドだと8つも宿題並行で処理できるんですよね...
最近のpoint高い人は、core-i7やPhenom使ってるようで。
私は100W以上の消費電力はちょっと..ですが、どんな性能か見てみたいものです。

WCG関係なく、古いパソコンの人には今時のcoreプロセッサーは安くて高性能でオススメです。


GPU利用でもっと高成績を>最新BOINC6.6

2009-09-04 22:01:41 | WCGエージェント操作説明
BOINCエージェントのプログラムにはベンチマークが付いています。
アドバンスモード画面>高度な操作>CPUベンチマーク実行
するとメッセージ欄に調査結果がでます。

私のcore2Duoの場合、
|Running CPU benchmarks
|Suspending computation - running CPU benchmarks
|Benchmark results:
| Number of CPUs: 2
| 2642 floating point MIPS (Whetstone) per CPU
| 5703 integer MIPS (Dhrystone) per CPU
この性能なら小児ガンのWorkUnit1個を4時間半で計算できるようです。

私は昔から参加していたので、プログラムのバージョンを見たら古かったです。
なのでさっき新しいのにしました。
エージェント 6.6.36
http://boinc.berkeley.edu/download.php
(上書きインストールでどうぞ)

説明見ると、6.4以降だとGPUに対応したらしいですね。
つまりnVIDVIA社のビデオカード、GeForceシリーズを持っているなら、CPUじゃなくてそのGPUにも演算させるというもの。
最近のビデオカードのGPUは非常に高性能なので画面描画だけさせるのはもったいないので
GPUをCPUがわりにするアプリケーションが増えています。
だって3D描画はゲームでしか大いにつかわないので、日頃のGPUはヒマしている。
その中でBOINCも対応したわけです。
http://boinc.berkeley.edu/cuda.php
なんか「CPUより2倍~10倍速い」と謳ってます。
BOINCには対応するも、まだ、WorldCommunityGridには対応してませんが、
GPUの性能を見たいなら、それでグリッドをやるのもおもしろいでしょう。
CPUとGPUは同時に使えるらしい。

バージョンアップするとBOINCエージェントは「World Community Grid requesting new tasks for GPU」と言い出すようになりました。
すでに私の機体にあるビデオを検知済みなようだ。しかしWCG側がGPU用WUが用意できてないので空振りしてるっぽい。
デバイスを認識してるということは、ビデオドライバは提供されてるが必須でなくて既に組み込まれているのかな?
無駄なインストールはしたくないし。

私のVista機には8800GTSが挿さってます。
ドライバには「NVIDIA PhysX」を追加で組み込んであり、PhysX対応のアプリが動きますが、ランク低い機種ながらもそこそこ綺麗な3D描写をしてくれます。

WCGの各種数値の意味の解説です

2009-08-29 01:23:15 | WCGエージェント操作説明
なんかメンバーさんが増えたようですので、ここでWCGの仕組みのうち、
マイページの数値の読み方を解説しようと思います。
(ここの過去記事や2ちゃんねるwikiなどで情報収集をしてみてください)
http://www.worldcommunitygrid.org/ms/viewMyMemberPage.do
全部の説明ちゃんと読んでませんので間違っているところもあります…

サンプルとして、HanazonoTenmaさんと私NTD(ntd7)のデータで説明します。


合計ランタイム
CPU稼働時間総計です。私のが6年と162日間でWCG経過4年より多いのは、DualCoreだからです。ランクは総順位です。2009.8時点で世界メンバーは47万5千人。

発生ポイント
計算結果を提出するとpointが貰えます。計算式はあるのですが、傾向として時間を重視した評定になっています。なので低性能な古いCPUでも長く参加していれば評価してくれます。逆に高性能CPUだと早く多く提出できますが1提出あたりの評価が下がります。

返された結果
結果提出(work-unit:WU)回数です。高性能CPUは上で評価が下がると言いましたが、提出回数ランクでは有利になります。クァッドコアとかもう…。少ない評価を数をこなすので総合pointではやはりコア数が多いほど良く稼げます。

平均ランタイム/カレンダー日
実暦1日に対するCPU稼働時間です。私はDualCoreなので本来は1日間あたり「平均2日」が理想ですが、休ませるので実績1日となってますね。

平均ランタイム/結果
1つの結果(WU)を出すのに要する平均CPU時間。私のc2d E6700 2.6GHzでは、1つに5時間かかってますが、HanazonoTenmaさんは4時間。これで私より上位性能の周波数だと推測できます。

平均ポイント/ランタイム時間
単位演算時間当たりに生み出すpoint量。HanazonoTenmaさんが2倍なので、ここでもCPU性能差が伺えます。

平均ポイント/カレンダー日
実暦1日当たりに生み出すpoint量。上記で単位能力が低いところを稼働が長いのでpointを私が稼いでいるのだと言えます。先方が24時間フル稼働すれば当然倍差で離されるわけです。

平均ポイント/結果
1つの結果ごとに平均どれくらいpointを貰っているか。貰える数はプロジェクトで異なり、割のいいのと悪いのとがあります。でも差があると参加に隔たりが出るので先のように貢献時間で算出しています。しかし、CPUの基礎能力、メインメモリ、回線速度も貢献度として計算式に入っているので性能の高い装置ほどポイント効率は高くなります。

平均結果/カレンダー日
1日あたり、何回提出したかの平均。今のWUは1個平均5時間はかかるので、24時間2coreだと理論上は10回提出可能ですが、実際は6回というわけです。

前回返した結果 (UTC)
WCG集計サーバが受け付けた最新の処理時刻です。世界標準時

装置インストール
その人が持っているパソコン台数です。OS再インストールして再参加でも新デバイスとして加算される場合があります。私も16台持っているわけではなく、パソコン乗り換えと再インストールのせいです。今はvista1台がアクティブです。
16台の履歴がありますが、BONIC型エージェントを使ったのがWCGからです。それ以前はUD型で、UnitedDeviceに参加しており(2001/11/12から3年間)、チームは「ねこねこ」「えんいー¥e」に所属していました。もうUDのときより長くWCGに居ることに…

メンバー登録日
説明するまでもなく、WCG参加日です。

バッジ
下にアイコンマークが見えます。何のプロジェクトに参加してきたかのアイコンです。
背景色が従事期間で違います。
ブロンズ(茶)=14日間超のCPU稼働参加
シルバー=45日(銀)、ゴールド(金)=90日、ルビー(赤)=半年、エメラルド(緑)=1年間
13日以下は無印です。


■BOINCとRACについて

このサイトのトップに貼っているチーム成績バナーは、
WCGサーバからチーム成績を読みこんでバナーに載せて画像化するという無料サービスを使っています。
ここではpointとRACが扱われます。
WCGはBOINC方式のGRID技術を採用しています。SETIとか他と同じです。同じほうがプロジェクトのシステム的に都合がいいですし。
その数値の意味はBOINC解説に譲りますが→http://boinc.oocp.org/credit.php
RAC=Recent Avg. Credit「最近の平均の功績」であり、上出の全平均pointではなく、最近だけを切り取って評価する手法です。

このRACの評価方式では、幽霊メンバーを除外し今のアクティブメンバーだけを扱えます。
また、古いパソコンから徐々に乗り換えてきた場合、最近が高性能でも過去の低性能の成績と平均されてしまい、同じ性能で最近参加した人と比べて総平均で不利となります。
そうしたばらつきを無くし、なるべく今の状況・勢いを表すための指標です。
よって、RACは高性能パソコンの能力に比例して高くなります。ただし稼働させないと下がりますが。

■RACが高めになる場合

RACはあくまでWCGサーバの情報で計算しています。
マイプロジェクトの個人ページで提出した結果の1個ずつを追跡できますが、それを見ると
提出直後にpointは貰えず「評価待ち」となっているのがわかります。
サーバで妥当性正確性を検査した後にpoint認定されます。そのために提出が私だと5時間おきに送信してますが、pointが貰える時刻はバラバラです。私の送信自体がバラバラだったりします。するとサーバでは短時間に一気にpoint認定される場合があり、その時にRAC計算すると高めになります。
それを避けるために減衰処理のルーチンもあるのですが、参加の日が浅い場合は減衰期間も短いので結果として高めRACになります。
ネットに繋がずに演算をため込んで一気に提出すると直近しか見ないRACは高く見えます。
しかし参加期間が長くなるにつれて減衰処理が効いてマイナス補正されます。
あまりにもネットに繋がないとRACがゼロになりバナー成績表にも表れなくなるので、
リタイヤでない限りは定期的なRACの維持を目標にしていただけたらと思います。

ニコニコ動画でGRID参加支援MAD

2008-12-28 19:10:23 | WCGエージェント操作説明
ニコニコ動画内では、WCGやfoling@homeとかUD後のGRIDプロジェクトについての紹介と支援要請なMADムビがいくつかあります。
グリッドコンピューティングってどんなものかを動画で知るにいいのでないでしょうか。
演算参加したあとには、チームを組んで合計値で競うシステムがあり、うちはねこねこソフト系なわけですが、
日本では2ちゃんねるとかニコニコ動画でのチームがメジャーなようですね。

とりあえず2つ紹介。投稿者コメントから類似動画に行けると思います。
【PS3で】Folding@homeのPVみたいの作ってみちゃった ~祈跡編~【疾病研究】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4195448

BOINC WCG COMBAT ZERO
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2122842
視聴後自動的に「World Community Grid 参加方法」動画にジャンプします。

導入と参加の手順

2008-03-16 17:22:56 | WCGエージェント操作説明
(2011.11追記)
インストール時に残留するmsiは削除時にも必要のようです。削除しないよう注意。
アンインストールできない不具合


■最新のダウンロード&導入手順
本家WCGのTOPページ「今すぐダウンロード」を参照してください。
http://www.worldcommunitygrid.org/

手順は、
1・まず先にアカウントを作成(WEBで成績を確認する等で必要)
2・BOINCインストール
3・BOINCが先のアカウント情報をWEBで自動認識し記録開始
これで様子をみて、BOINCが解析し通信も問題なく動いているようだったら
4・WEBのチーム検索で適当な日本チームに加盟
という流れです。

パソコンを新調した場合は、
1・WEBにアカウントでログイン
2・手順1を有効にした状態でダウンロードのページへ
3・インストール後自動認識され、前回の続きから記録が加算再開
再導入がUDよりお手軽になっています。
UDのときは、UDのプログラム(エージェント)でIDとパスを改めて入れないといけなかった


■旧手順
以下の手順は2004年当時の「UD」の導入方法です。
現在(2008年以降)ではUDは廃止され、BOINCプログラムに置き換わっています。

右の画像拡大で手順図示有り→

■1.クライアントソフトのダウンロード(1.6Mバイト)
http://www.worldcommunitygrid.org/join_now/join_now.html

■2.ダウンしたのを実行し、インストール開始
既に別のUDエージェントをインストール済みならばアンインストーラが起動。
本当に消していいなら削除する。
プロキシの設定をしていたなら消される前に設定値をメモ。
改めて実行すると本インストール開始。英文だが「次へ」を押していけばよい。
回線速度は何でもいい。ADSLルーターなどとLANケーブルで繋がっているならLAN。

■3.HDDインストールが完了するとサーバに自動接続を開始する
ここで、プロジェクトに参加するためのIDとパスワードを入力する。
会社LAN等ならばプロキシの設定も。
IDは統計サイトに表示されるので、良い名前を考えましょう。
命名は早い者勝ちです。参加は早いほうが好きな名をつけられます。

■3x. 二台目以降のインストールでは
サーバログイン画面で「既存メンバーである」欄をチェックして、
既に持っているIDとパスワードを入力して送信する。
それにより、一人で複数台パソコンを持っていると合計されます。
1台ごとに別のIDだとポイントが分散しますし、ログインするときに
「そのIDは既に使用されています」エラーになります。

■4.サーバ通信成功すると、宿題のダウンロード開始
プロキシなど設定が問題なければサーバからお題を受け取って早速解析開始。
あとは放っておけば勝手に進行します。
解析終了するとサーバに結果を送信し次の宿題をもらってきます。
これで最低限の設定は完了です。
サーバメンテ中だと宿題を提出できない通信エラーが出ますが、
自動で数十分おきに再送信しますので放っておいて大丈夫です。

■5.WEBのメンバーページでプロフィールの修正を
初めて入会した時点では、
デバイスプロフィール「提供可能ストレージサイズ:1Gバイト」
ユーザープロフィール「地域:不明」となっています。
これを「最大10G」「日本」に変えましょう。
ストレージが多いと、解析結果ポイントが増えます。
日本を宣言すると、世界の参加者分布で日本の人数がより正確になります。
通信回線も56kやADSLとか選べますが、WEBで設定変更しても意味が無く、
クライアントエージェントが自動認識して判断しているようです。
CPUやメモリサイズも自動認識です。変更できません。
認識した結果が「DeviceOverall」に表示されています。
高性能パソコンを供するほどこの表示に比例してポイントが多く貰えます。
基準としては、ハイエンドデスクトップ=100とされています。

■6.あとはときどきWEBで成績確認を
もしも貴方が『諸葛瑾JAPAN』に参加していただいているなら、
自分のメンバーページでの成績確認とは別にチームのページでも確認できます。
http://www.worldcommunitygrid.org/team/viewTeamInfo.do?teamId=J85RSMBR9N1

■7.成績の読み方
成績統計の要素は、主に3つあります。
・CPUを供した時間数でみる「CPUタイム」、
・総合力でみる「ポイント」(この値が原則基準となる)
・宿題提出回数でみる「リザルトリターン」

長い時間常駐させるほど「CPUタイム」は増えます。1日つけっぱなしで24時間。
3台使えば一日で72時間カウントされますので、台数が多いほど有利です。
高性能のCPUで計算させれば速く解析が終わるため1日あたりの提出回数が増えます。
その回数が「リザルトリターン」。これが高いほど高性能パソコンだと言えます。
このボランティアプロジェクトでは、総合判断基準として上記2点とは別に「ポイント」を一番に見ているようです。
ポイントは性能や時間に一応比例しますが、経験則では時間に重きを置いているようです。つまり、高性能パソコンで協力することよりも、長い時間協力することを評価しているわけです。
高性能パソコンだとリザルトだけはぐんぐん増えますが、総合ポイント的には他のパソコンとあまり差が出ないようです。
なので、高性能でなくても時間さえかければポイント的には稼げますので、まったりゆっくり参加するのがいいでしょう。
複数所有している場合は、それらをたくさん参加させた方がポイントが稼げます。

そして最後に申し上げることは、
そうしたポイントをたくさん貯めても見返りは何もありません(^^;
世界グリッドプロジェクトは自由意志参加の科学貢献無償ボランティアなのです。
しかし、チーム組んだりポイントが貯まると上を目指したくなるんですよねなぜか(笑)。

エージェントのCPU占有率が変更可能に

2007-02-21 20:04:14 | WCGエージェント操作説明
(2007.2.21)
たまに更新。
CPU占有率は下の専用ツールで好きな%にできますが、それだけのために知らないexeを持ってくるのもいやなものです。
検証したところ、現在のバージョンのUD.exeでも一番最初の環境変数を使う方法は有効です。
素朴に設定変更するにはこれがいいかも。方法を改めて引用しますと、

For Windows/XP
Open the Control Panel from within My Computer, and then open "System" within the "Performance and Maintenance" category . Click on the "Advanced" tab in "System Properties" and then click on "Environment Variables". Under "User variables for..." click on "New." Type in "wcgrid_max_cpu" (without the quote marks) as the "Variable Name". In the "Variable Value" field enter the desired CPU throttle percentage as an integer form 25 to 100. Any other values will be considered as 100%. Do not put the "%" character in the "Variable Value" field.
Then click "OK". Click "OK" on the "Environment Variables" window. Click "OK" on the "System Properties" window.
システムのプロパティで環境変数のうち、ユーザー専用の環境変数のところで新規ボタンを押し、変数名にwcgrid_max_cpu、値に25~100の好きなパーセンテージを入れればよい、ということです。
現行版はデフォルトで占有率60%に抑えてあるので、もっと働かせたい場合はここで変えられます。
環境にやさしいほうがいいですが、60%と80%では電気や寿命は変わらない気がします(笑)。


(2006.06.27)
2006/06/23の発表によると、エージェントのCPU占有率がデフォルト100%をやめて60%に下げたそうです。
既に私のFightAIDSも60%で動いています。WCGによる意向でパソコンをヒートアップさせたくない配慮らしいです。これで夏も大丈夫?
腕に覚えありの人は、上記で説明されているツールを併用すればCPU使用率を自由に変えられます。今までは環境変数に記述してましたが、
今回は「WCGridMaxCPU.exe」というツールを用意したのでそれを使うとのこと。
スライダーで%を変えられますので100%にもできます。

(2005.05)
以前から問題にあがっていた「CPU100%連続状態だと発熱でパソコンがおかしくなる。agentがいくら低優先度でも100%だと危ないので、もっとセーブして常駐させられないか?」
の件ですが、
原則は「パソコンが100%常態でも暴走しないような排熱コンディションを保つべき(パソコンは普通に使っているならCPU100%でも廃熱もそれなりに対応するので理論上は暴走に至らない)」なのですが、マザーボードの寿命が縮むようなことはしたくないが、WCGに貢献したいところ。
当時のログ:2005.1 エージェントのCPU占有率とthreadmaster

そこで、今回のエージェントアップデートで3.0(2844)にバージョンアップすると、CPU占有率をユーザーが指定可能になりました。→2005.5.9WCGフォーラムアナウンス
そこのリンクに説明がありますが、設定は環境変数でCPU占有率を指定する方法。
無指定だと100%無駄なく使い切りますが、60を指定するとエージェントは自身の使用率が60を越えないようにセーブしながら動きます。
当然100より処理に時間かかりますがパソコンハードには優しいかも。

なお、他に100%占有する別アプリが併走すると(トリップ検索とか)、優先度がかなり低いエージェントが1%、99%がその併走アプリというバランスになってしまってましたが、今回単独走行で60とかでその通りに動きますが、併走があると相変わらず1%へと追いやられてしまいます。
他もエージェントも半分ずつにしたいなら、Pentium4のHT機能とかツインCPUやデュアルコアを使うしかないようですね。

プロジェクトは選べる?

2006-07-06 20:06:27 | WCGエージェント操作説明
(2006/07/07)
現在の選べるプロジェクトは、AIDSとたんぱく質の解析の二つです。
どちらをやるかは、WCGのMyページ(プロフィール)をブラウザで開いてプロジェクトを選択します。
どうも両方選ぶとHPF(ヒューマンプロテオームフォールディング)のほうばかり処理するみたい?
FightAIDSだけ単体で選んでおけば、次のサーバ接続時にエージェント(クライアントソフト)が自動で替わります。

(2004/11/19)
WCGの報道では「年5個程度のプロジェクトを選定」とありましたので、
今後はHuman Proteome Folding Project以外で他のタンパク質解析とかあると思われます。
今までのCELLやUDでも、DNA解析、レンズ光屈折、炭疽菌解析などありました。
今までの他社の実績だと、
どれを処理するかはサーバがダウンロード時にランダムで決めると思われます。
中には、炭疽菌解析対策には協力したくない、ロゼッタのような固い宿題はやりたくない、
という個人の意向もありますので、マイページにログインして受け入れるプロジェクトを選べるようになってました。

非力パソコンだと、固すぎてしかも24時間とか貢献できないと提出に1週間とかかかる場合があります。提出期限には3週間とかリミットがあり、それを過ぎると、強制的に途中提出させられたり、十分なポイントが貰えなかったりするようです。
なのであまり重いものを選ばないようにするのもいいでしょう。
ただし、軽いものばかりを選んでも前に話したように
リザルトリターン(RR:提出回数)は増えますが、総合判定のポイントはRRに単純比例して増えません。

WCGエージェントの動作条件

2005-05-02 09:59:01 | WCGエージェント操作説明
エージェント(解析クライアントアプリ)が動かない原因として、過去に公式サイトでアナウンスがあったものには、

*CPUレベルで不正実行防止機能が有効になっている場合、実行許可をシステムプロパティで与えてないとOSから休眠状態にさせられる
*アンチウイルスにて通信許可を与えてないとサーバに宿題を提出できない。許可を出していてもアンチウイルスは自己自動変更アプリを厳しく取り締まるので、サーバと通信時にプログラム自体がバージョンアップあった場合、新版に差し替わった時点でウイルスっぽい挙動として誤認識する場合がある

今回新たに以下が追加されました。
*WCGアプリをインストールしたときのWindowsアカウントと、今作業しているアカウントが異なる場合、アクセス権限が適切でないと(WCGがどのアカウントでも実行可、フォルダやファイルにアクセス可などになってないと)動作できない。

他にも、以下の仕様があります。
*ノートパソコンの場合はAC電源でないと動作しない。バッテリー時は常にsleepとなる

Grid AgentのXPsp2のDEP問題

2005-02-08 11:29:48 | WCGエージェント操作説明
実はアスロンなパソコンを買おうと予定していて、そのために情報を収集中。
World Community Grid に関してはAMDアスロンとXPの組み合わせでDEP問題が顕在化しているようです。

http://www.worldcommunitygrid.org/forums/wcg/viewthread?thread=1297

■問題
Windows XP Service Pack 2 からの新機能DEP"Data Execution Prevention"、
これは不正なプログラム実行を監視するOSとCPUによる機構。これによりアンチウイルスに頼らない不正メモリアクセス等をOSレベルで対抗できるもの。
しかし、これを有効にすると、グリッドエージェントのようにネット経由で自分自身を自動アップデートするEXEファイルはウイルスの挙動に似ているためDEPから警戒されてしまい、その実行をポーズされてしまう現象が発生している。
似たような現象として、ノートンインターネットセキュリティも、人が許可を出さないとEXEの外部への通信は遮蔽します。
そのためエージェント本体がバージョンアップした日は新EXEが通信できずに止まってしまうため、そこでタイムロスになってしまいます。

■暫定対策
DEPのプロパティにてエージェントを監視除外に指定するか、DEP機能を全体使用停止する。
Control Panel-> System-> Advanced-> Performance Settings-> DataExecutionPrevention.
disable DEP for all programs or add the World Community Grid Agent in the list of exceptions.
エージェントを監視除外に指定してもネットアップデートで内容が変わると別物と見なされて再度ポーズかけられてしまう。
その度にポーズを解除する手間が発生すると上記フォーラムでも言及されています。

■根本対策
これは2005/1/3にフォーラムに報告され、サポートの回答は「修正待ち」。
期日は未定ですがその対策版のリリースまで待つしかないようです。


OSから見てみれば、ネット経由で勝手にEXEファイルが書き換わって勝手に再実行されてはウイルスと同じ十分危なく見える挙動ですね。
だからDEPとしては実行を制止せざるをえないのでしょう。

統計確認ページとグリッドの意義

2004-11-20 22:16:10 | WCGエージェント操作説明
いろいろ説明しないといけないのですがなかなか書けていません。
よくわかっていらっしゃる方には説明が不要でしょうが、
何にでも最初がありますから、まだグリッドを知らない人向けに少しでも説明をしたいと思います。
もちろん、既にネットに沢山記述はありますので『UD』『タンパク質解析』とかで検索すればいいのですが、自分も少し書きたいと思います。


■統計確認ページ

エージェントを最初にプログラム起動したときに、サーバに対してIDとパスワードを設定したと思います。
このアカウントで、WEBでマイページにログインし、日々の自分の成績が読めます。
https://secure.worldcommunitygrid.org/ms/viewMyMemberPage.do
宿題提出後一日に一回サーバが集計して翌日に反映されます。
(集計中はマイページは読めません。集計中とのアナウンスが出ます)
毎日これを眺めてみましょう。
ロゼッタは時間がかかるので毎日は提出しにくいのですが…


■グリッドとは何か?このプロジェクトは何をしているか?

簡単に言うと、世界中の個人パソコンに協力してもらって、複雑な演算を分担して処理する仕組みです。
UDやworld community gridは非営利団体として、新薬開発に必要なタンパク質解析をしています。
グリッドは分割配信して分担する処理です。
例えるなら、封筒に会報を入れて宛名ラベルを貼るのを1000人分あるとしたら、1000人の作業員が居れば各自1回で一気に作業を完了できます。
逆に一人なら千回かかります。
このように、似たような処理を大量にする場合は、高性能中央演算処理1台よりも、低級でいいからたくさんのCPUを揃えた方が効率が良いのです。
グリッドコンピューティングでは、サーバが各エージェントにワークユニット(WU)を配って各エージェントはそれを処理し結果をサーバに返します。
結果の正確さも考慮されており、同じWUを複数のエージェントに配っています。
それらの結果を比較して極端な値のものは破棄します。また、誰かがどうしても提出できなくても他の人が同じものを提出してくれる保険にもなるわけです。
1台の汎用機よりも、企業の社員1万人のパソコンが勝る場合もあります。
最近の安価サーバは、高級CPUではなくintelの市販CPUをたくさん並列されたものが増えています。それと似たような思想です。
IBMやNTTデータは、このシステム基盤をビジネスグリッドとして販売…もうしてるのかな?
社員の各パソコンにエージェントを入れて、例えば給与計算みたいに簡単で大量にある宿題を計算させれば汎用機要らずになるわけです。
当然平文でなく暗号通信&表示させれば、セキュリティも安心。
さらにそういう台数では追いつかないヘビーな処理の場合、このボランティアのように世界中に呼びかけて募集し、メーカーが何万台ものパソコンパワーを確保し、各企業に時間貸しさせることも…もうしてるのかな?
この場合、募集時には参加者に謝礼出すかもしれません。見返りがあるなら参加しても良い人はいるでしょうし。
NTTデータが試験運用していたセルコンピューティング実証実験では希望者にノベルティグッズがプレゼントされていましたね。


■タンパク質解析

グリッドの解析成果は医薬機関にオープンに提供されます。
結局製薬会社はそれを有料で販売することになると思います。
なので、営利企業を手助けすることになります。
しかし値段は企業が自己研究するよりは安くするかもしれません。グリッドの成果を借用したのですから、変な販売もできないでしょう。
私はそういう価格より『とにかく早く製品化されればよい』というスタンスです。
薬自体が無いと助かるものも助かりません。
タンパク質解析の主なターゲットはガンです。その中に白血病も含まれる場合もあります。
エージェントでやっていることは、ターゲットとなるタンパク質にどういう化学分子が結合しやすいかを総当りでマッチングさせて探すのです。
例えば悪玉タンパク質ならば、それに良く結合するものが見つかれば、その活動を阻害する薬を作れます。
そうした良く結合できるものが見つかると、それを使って製薬会社が実験検証をします。
つまり、やぶからぼうに効果的素材を探すよりもIT解析である程度の当たりをつけて絞り込んだ方が断然早いのです。
そうした基礎的でたくさんこなす必要があるところをIT技術で賄うわけです。


■私の場合は…参加の理由

*パソコンのベンチマークになる
新品パソコン買ったらすぐ入れて、宿題(WU)がどれくらい速く処理できるかを見ます。
さらに24時間1年中稼動させてOSやハードの耐久力を試しています(笑)。
エプソンダイレクトのデスクトップを主に使っていますが、歴代のマシンは無休で夏の暑い部屋でもハングすることなく動いていました。
なかなかのパソコン耐久性能だと喜んでいます(笑)。
*病院にお世話になっているから
二度の脳神経外科手術や、帯状疱瘡とかとんでもない痛みを経験しましたが、
今どきの医療技術ではいろいろ痛みをとれる薬があります。
入院手術のときはもう数えきれないぐらいの種類の薬を飲んだり打ったりしました。
タンパク質とは全然関係無いですが、医療技術がより良くなるとありがたいです。

それに、パソコン新製品とか新しい技術が好きなので、グリッド自体に興味がありますし。


CPU100%稼動では、電気代も余計にかかりますが、
元から常時接続&常時電源ONしていて、昼間は仕事で部屋のパソコンはヒマしているとか、既にトリップ検索とかを走らせているとかであれば、
それにこのグリッドも入れてみてはいかがでしょうか?

クライアントアプリ(World Community Grid Agent.exe)の紹介

2004-11-17 15:09:31 | WCGエージェント操作説明
今日触ったばかりで誤解もあると思いますが、気付いた範囲でレポート。

■今回のGrid Agentのエンジンは従来のUDと同じもの
 UD-grid.org、NTTデータのcell、今回のWCGのグリッドエージェントは
 体裁がどれもそっくりの同じUDプログラムのようです。
 操作や挙動は従来のをご存じであれば疑問はないと思います。
 ただ、色調デザインがUD-gridの青黒なデザインよりパステル調淡色で見やすい感じ。
 プログレスバー(進捗度グラフ)も従来より分かりやすいデザインになっています。

■エージェントで進行度合いが判りやすくなった
 進捗度グラフ(%)は小数点も表示するので、以前よりは進行が判り易く。
 さらにscore折れ線グラフの動きが処理の調子を良く見せてくれて便利です。
 CPUのパワーが与えられているほど、折れ線がサクサク進んでいきます。

■CPUプロセスプライオリティ低い?
 エージェントは原則として空きCPUを借用するので、
 他に何かアプリが動いていればそちらにCPUを譲るようにプロセス優先度は低いです。
 ノートパソコンの場合は、バッテリのときはスリープ(冬眠)します。
 複数の常駐物があると、原則CPUパワーを等分して動作します。
 しかしこのWCGは、もうひとつプロセスがあると「自分は3割相手に7割」とか
 余計に遠慮している印象が。なのでなかなか進行しない?
 時々にタスクマネージャでWCGridのCPU占有率をチェックしてみてください。

■従来の他のUDとは共存できない
 今回のGrid Agentをセットアップ開始する場合、既に他のUDエージェントを持っている場合
 アンインストールウイザードが働いてディレクトリごと削除しようとします。
 削除しないとセットアップの続きができないようです。

■ログインなど通信方式も従来のUDと同じ
 PROXY設定も相変わらず必要です。最近の通信ソフトは「IE設定を継承」とかあるのに。
 もちろんプロキシの無い環境であれば関係のない話です。
 ストレージもデフォで1Gなので、デバイスプロフィールで10Gに変えたいところ。
 ユーザ情報も匿名で構いませんが「居住:JAPAN」だけは設定しましょう。
 そうしないと世界統計で日本からの参加者が見た目少なく表示されますので。

■参考資料
 私が所属している『チームねこねこ』のサイトにUD-agentの解説ページがあります。
 WCG-agentも姉妹品なクライアントですので読むと参考になるでしょう。
 http://homepage3.nifty.com/mshige/ud/kaisetu/