「小さな政府(小泉構造改革)」=格差社会

格差問題を中心とした考察 ※コメント、トラックバックは受け付けません

「竹中平蔵」という人物(その4) 格差社会を肯定する奴

2006年10月18日 | 格差問題

竹中平蔵の公式ウェブサイトに「竹チルのコーナー」というのがある。
このコーナー、多分、竹中チルドレンが担当するものなのだろうが、以下のような若い人達を間違った方向に導く記述があり問題である。

竹中は公式サイトに載せている訳だから、彼自身の考え方もこれにほぼ同じと言えよう。

以下、抜粋
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2005年10月30日 (日) ◆政局マニア系◆ フリーターと新しい自民党との革命的可能性(2)  フリーター=「負け組」ではないとらえ方のヒントとして、パソナ代表の南部靖之の日経新聞10月21日「ご異見拝聴」インタビュー発言を紹介。

正社員が安定した雇用で一番常識的な働き方という考え方は、20年後にはひょっとしたら非常識になっているかもしれない」 「フリーターのような立場なら本当の意味で一生涯の終身雇用が可能だ。だから今は不安定といわれるフリーターが安定した働き方になる」 「働く者から見た豊かさは、お金以上に自分の夢の達成や自由な環境で仕事することにある」

そして、記事の紹介者は次のように締めくくっている。
「フリーターは、『夢』以外に失うものを持たない。彼らが獲得するものは『成功』である。全国のフリーターよ、自由民主党のもとに結集しよう!」
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凄い内容と思う。
詐欺師と呼んでいいのではないか。
40歳を過ぎたフリーターの現実を調べて発言しているとは到底思えない。

そういえば昨日見た「日経ビジネス」の中で、竹中「辞任した後は当分、中年フリーターですよ」と「フリーター」を小馬鹿にした発言をしていた。