教育支援協会北海道

NPO教育支援協会北海道の活動内容を紹介するブログです

学びあい・支えあいプログラム「スリランカカレー作り」

2007年11月26日 | 活動日誌
11月17日(土)
文部科学省「学びあい・支えあい」地域活性化事業および帯広市生涯学習フェスティバル参加企画・第3弾としてスリランカカレー講座を開催しました。

参加者は家族で来た方、お友達同士など12名、講師はスリランカ人のニルミニさんです。最初に日本語に訳されたニルミニさんのオリジナルレシピで手順を確認した後、ニルミニさんが説明しながら調理を開始しました。



今回は2種類のカレー(チキンとカボチャ)とロティ(小麦粉とココナッツミルクを練って焼いたナンのようなもの)を作りました。参加者は調理時間が短く(3品で50分くらい)簡単で、材料もほとんど近所のスーパーで手に入るものでできることに驚いていました。

また、「他にはどんなカレーがあるの?」
「毎日カレーを食べるの?」
「日本ではお給料日前にカレーを作る家庭が多いけど、スリランカはどうなの?」
など参加したかたはニルミニさんにいろんな質問をしていました。これらの質問の答、気になりませんか?

答は…
「魚も野菜も肉も何でもカレーにします。但し、豚と牛は食べません」
「ニルミニさんは毎日3食のうち最低2食はカレーを食べます。朝はロティにジャムで済ませることもあります。」
「普段は1食にカレーを3~4種作りますが、お金がないときはそれが1、2種減ります。」
など、ニルミニさんは答えてくれました。



そして、各テーブルのカレーが完成して、試食の時間です。
実際に試食してみると味は本格的で、もちろんおいしかったです。
「早速、今晩作ってみます」「他のスリランカのレシピも習いたい」
などの反響があり、ニルミニさんもスタッフも嬉しい限りです。

Shiraishi/obihiro

J-SHINE 資格者研修&ワークショップ

2007年11月20日 | 活動日誌
11月18日(日)道民活動センターかでる2.7(札幌市中央区北2西7)で、J-SHINE資格者のための研修会&ワークショップが行われました。

参加したJ-SHINE資格者は、これから小学校や放課後の英語活動等で活躍するために、自身の指導者としてのスキルアップを図りたいという向上心の持ち主ばかりです。



この日は、午前中に小学校英語活動におけるレッスンプランの立て方を、低学年・中学年・高学年の子どもの特性を踏まえて考え、検証しました。

午後からは、生徒中心の活動を英語だけでする方法について、実際のアクティビティから実践的に学びました。

受講者からは、「このような機会が定期的にあればいい」との要望がありました。

教育支援協会では、平成18年度から、J-SHINE資格者のためのワークショップや実習研修に力を入れています。
これは、教育支援協会が、小学校や地域子ども教室などの〝現場〟を豊富に展開していることから、希望者が実習現場を体験できるように制度を体系化しているために実現しているものです。

この機会を多いに利用していただき、即戦力のある小学校英語指導者がたくさん生まれる事を期待したいです。

Yasue

小学校英語活動 in 十勝 (中札内小学校3年生)

2007年11月16日 | 活動日誌
十勝の中札内小学校は今年度から、すべての学年で英語活動を実施しています。
今日は3年生の7回目の活動です。
一組と二組合同の約40名で行ないました。

担任の先生の他に、メインの日本人指導者、日本人とザンビア人のアシスタント指導者の3名が外部講師として活動に参加しました。
この3人はすべて教育支援協会の人材バンクに登録しており、地域の外部人材として学校支援を行なっています。

上の写真は、全員で歌「If you're happy and you know it」のジェスチャーを練習しているところ。



自ら発表のシーンです。顔なしピエロのワークシートに好きずきに顔を描き入れて、“My crown is happy.”“My crown is sleepy.”などと絵を見せながら発表します。
みんなとても上手にできました。




今日は、中札内村の田村村長、教育委員の方、教育委員会の皆さんも見学に来ていました。また、校長先生もおりましたので、この授業を見学しての感想をインタビューしました。

聞き手:このクラスの英語活動を見学されてどうですか?
村 長: 子供たちが喜んでやっている。とても自然な形で吸収していっているのがわかる。良いことだと思う。

聞き手:今年から民間人講師による英語活動が始まったわけですが、学校としてはこれまでの活動を通してどのような感想をお持ちですか?
校長先生:生徒がとにかく楽しそうだ。ただ楽しいだけではなく、レッスンプランもよく考えられており良いと思う。

    また、授業終了後に3年生の担任の岩佐先生にもインタビューしました。

聞き手:いつも英語の時間の子供たちの様子はどうですか?
担 任:英語の時間は楽しみで、次の時間が英語だと、おのずと英語モードになっている。子ども達は遊ぶような感覚で、開放された空間の中で英語学習が自然にできていると思う。

    みなさん、ありがとうございました。


 中教審教育課程部会が出した新指導要領の審議のまとめによると、小学校段階での外国語学習は、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成等を基本とすべきで、コミュニケーション能力育成や、何のために外国語を学ぶのかという動機付け、母語とは違う言葉でコミュニケーションをする重要性、母語に対する認識を深めるということが目的、となっている。

Yasue

学びあい・支えあいプログラム「カバゴンの漢字マスター講座」

2007年11月09日 | 活動日誌
 帯広市生涯学習フェスティバル参加第2弾として、11月4日(日)にとかちプラザにて、「カバゴンの漢字マスター講座」を実施しました。

 教育評論家 阿部進先生(通称カバゴン先生)は、小学生段階の1006字の漢字の音・訓の読みにおいて、楽しく学べるユニークな漢字練習法を考案しました。
 
「カバゴンの漢字マスター講座」は、その練習法を子どもの親や地域の大人が学び、漢字の成り立ちも含めて子どもたちに指導したり、練習を手伝ったりできるようにするものです。

 カバゴン先生は、文科省・厚労省が推し進める放課後こどもプランについての方針や現状についてや、横浜市で実際盛んに行なわれている放課後活動の状況をお話された後、実際のプログラムである「漢字マスター」の内容に入りました。

 漢字にはそれぞれ成り立ちがあって、意味があるんだということ、分類分けした漢字を一定のリズムで読んでいき、一学年全部言えるようになったら小さな「認定証」、1年から6年で習う漢字を全てマスターしたら大きな「認定証(博士号)」がもらえます。
 小学校2年生で全てマスターしてしまった子供もいると聞き、驚きです

 マスターした子供は、今度はまだできていない子供に教えてあげる、という子供同士の関係も築くことができるのがまた魅力の1つです
 後半では、実際にどのように行なうのかを数名の方に実践していただきました。

 ただ覚えるだけの漢字ではなく、それぞれに意味があることを伝え、目標を持たせることによって、「漢字っておもしろい」と、興味を持ってもらうことが習得の近道であるということを学びました。
 
 今回の講座は2時間でしたが、参加者のみなさんは真剣に先生の話を聞き、メモをとり、2時間では物足りない!という雰囲気で講座が終了しました。

 地域の大人が少しでもこのような放課後活動に携わり、子ども達と触れ合うことによって豊かな社会が育まれるのではと思います。

学びあい・支えあいプログラム「色鉛筆の基本」

2007年11月05日 | 活動日誌
このたび、9月より帯広市にて開催されている、「生涯学習フェスティバル」にNPO教育支援協会北海道支部が参加することになり、その第1弾として、11月3日(土)に、フランス人イラストレーター ジュベール・ダビドさん夫妻による「色鉛筆の基本」講座を行ないました。
おかげさまでご好評をいただき、定員30名満員となりました。

ダビド先生はフランス語と英語のみを話すので、日本人の奥様に通訳のご協力をいただき、二人三脚での指導となりました。
今回は「果物」と「花」に色を塗りました。

ダビド先生が描いた色の見本はすばらしく、さすがプロといったところですが、実は材料は100円ショップで買った12色の色鉛筆のみ



 たった12色の色鉛筆の中で、何色かを重ねて塗っていくことにより、無限に近いほどの色が出せるようです。一色ずつ塗っていくという頭しかなかった私にとっては目からウロコでした

 あらかじめダビド先生にデッサンをしてもらった2枚の平面の絵を、一人ひとりが一生懸命見本に習い、ダビド先生のアドバイスを受けてどんどん立体的かつ物体の息を吹き返すように仕上がっていきました。



 参加者のみなさんの作品は、さすが興味があってのことか、かなりレベルの高い作品が出来上がっていました。

 せっかくの素晴らしい作品、次回の実施が実現するのであれば、ぜひみなさんの作品を展示できればと考えております。今回の技法は「線」で描く、球体に影を付ける技法でした。次は色鉛筆を「ぼかす」方法でまた新たな絵に挑戦してみませんか?
但し実施までには条件がございます。詳しくはお問合せを!

Chida