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「3.11後をどう生きる」第14回信州岩波講座2012開講!

2012年08月21日 | 信州岩波講座

   田中優子氏


   鎌仲ひとみ氏

「夏、真っ盛り」のわりには曇り空で気温の上がらない8月11日、第14回信州岩波講座2012がスタートしました。今年の基本テーマは、「新しいはじまり―――3.11後をどう生きる」。講座Ⅰは「新しいライフスタイル」と題して田中優子さんと鎌仲ひとみさんに登場していただきました。聴講者は約400人でした。
それぞれ1時間ずつ講演をしていただいた後、お二人による対談が行われました。お二人は、まるで「旧知の仲」であるかのように意気投合。聴講者と一体となって会場は盛り上がりました。あっという間の1時間でした。場内からは「もっと聴きたかった。講演もそれぞれ良かったけど、対談が一番おもしろかった」(50代女性)との声が聞かれました。



[聴講者の声]
3.11以降、私たちの生活スタイルをどう変えていくのかを本気で考えるようになってきました。女性たちの力が次を切り開くのかなと思いました。

期待通りの内容だった。江戸時代の循環型社会についてのお話がとても興味深かった。被爆についてもあまりに無知であったことに気づかされ、「エネルギー循環」という意味で、江戸時代の生活から学んで取り入れるべきことがたくさんあると思った。

田中先生のお話は江戸時代についての認識を改めさせられました。封建時代の悪い面ばかりを見てきましたが、文化は大変知恵を働かせた優れたものがあること。まして原子力云々と言っている今の世情にあって、循環・再生・再利用の知恵を今こそ発揮すべきことを教えていただいたように思いました。