ツチノコで頭がいっぱい

幼児期に目撃したツチノコにより、その存在を確信。35年間ツチノコ捕獲に情熱を注ぎ、今までに4度の目撃体験あり!。

更新の遅延をお詫び致します

2009-05-29 10:31:57 | Weblog
【再々度のお詫びです】

年明け後、小規模な舞台を三度も公演する羽目になってしまった。その内訳は、1月28日から2月1日までの公演、3月21日~23日の公演、5月1日~5日までの公演で、3公演共に脚本と演出、そして音響を担当した。しかも毎回オリジナル作品なので、台本書きに時間を取られてしまいました。そして現在は8月公演の台本を書きながらwebTVの撮影に頭を痛めている。
こんな状況の中、なかなかこのブログに費やす時間が持てず、イライラしっ放しであった。そんな矢先に「ホームページにしてみたら?」と知人に水を向けられた。生来のアバウトな性格のためか、私は何も考えずホームページへの移行準備に取りかかった。
ホームページなら項目分けが利いて見やすいはずである。そんな訳でこのブログも間もなくホームページに移動するが、ブログの閉鎖はせずに更新は可能な限り行う気でいる。そして課題だった画像や動画は、ホームページで存分に更新しようと思う。ただし、動画に関しては「You tube」や「STICKAM」を大いに活用する予定である。特に「STICKAM」の動画保存容量の割り当ては2GBも有り、一度にアップ出来る許容量は200MBだから、WMV変換後の尺で言うなら余裕で1時間の取り込みが可能ということになり、配信する動画の画質もかなりの高画質なのだ。
試しに、以前取り沙汰された「奈良の怪生物」の映像をアップしておくので、ご覧いただきたく思う。
http://www.stickam.jp/profile/zero1995zero ←これがその「STICKAM」のURLで、サイト名は「ZERO COMPANY」となっている。

尚、ホームページに移行してから記載しようと思うのだが、誠にもって残念至極なニュースも有る。私にとっては意気消沈の残念な話である。ま、察しの良い方はお気づきになったと思うが…。
という訳でありまして、動画や画像を絡めたホームページに致しますのでお楽しみに。恐らく6月下旬には形が出来上がるはずですので、告知はこのブログで行います。                        神 佑輔


※ツチノコに関する情報等やご質問で非公開を御希望の方は zero1995zero@ybb.ne.jp へ!

※超おすすめ!「ツチノコ共和国」のホームページです。 http://www.d1.dion.ne.jp/~k_nozaki/ 内容の濃さは、見て驚き目から鱗!!

※mixiに登録されている方は、コミュの「☆ツチノコ・将来再確認生物☆」へも是非お立ち寄り下さい。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=821719

※UMA動画なら「UMA堂」…… http://www.uma-do.com/

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http://sns.fushigidane.com/ 

謹賀新年

2009-01-01 22:31:01 | Weblog
【超お詫び】
本日は1月1日、無数の年賀状が来てしまった。年末は忙しさにかまけて賀状のことを忘却していたため、今日になって大慌てである。それもこれも昨年秋に立てた計画の総てが、後手後手に回ってしまった結果であり、自分のブログやmixiそれにSNS等にも悪影響を及ぼしている。
この数ヶ月、自宅でPCと向き合うのは台本を書く時と映像編集に絞られてしまった。これほどまでに追い詰められるとは予想外だった、というのが本音である。こうしている間も、台本の事やビデオ編集のことが脳裏をかすめてしまう。しかし、一年の計、いや刑は元旦にあり、という。

【最近のETC】
昨年11月8日に新宿のロフト・プラスワンで行われた、不思議SNSは盛況でした。150キャパが臨時の補助椅子等を総動員して200近くに増量。参加者全員が窮屈な姿勢のままで開演された。
私はゲストしてUMAコーナーでツチノコについて語ったのだが、ご一緒した月刊「ムー」の三上編集長に救われた。と言うのも、話はツチノコからUMA全般に及んだからだ。流石は編集長、最新のUMAネタも心得ていて、まるで生き字引のような回答で参加者の質問をこなしていたからだ。
私も子供の頃からUMA全般に興味がありそれなりに自負はしていたが、あの三上編集長には脱帽であった。よくぞ難しいUMAの横文字名をポンポン口にできるものだと感心しっ放しであった。
ただ、このイベントで個人的に残念だったのは、オカルトや都市伝説等に興味を持つ方々が参加者の大半を占めていた点だ。出来る事なら、UMA好きの方だけを対象にした企画を開催して欲しいと思ったほどだ。いずれにせよ、同好の士が集って時間も忘れ語り合う事は楽しいものである。このブログにアクセス下さるご常連さんに呼びかけてみるのも、一興かと思ってみたりした。

暫くブログの更新を疎かにしている間に幾つかのメールが届いた。殆どは私への様子伺いであったが、一件だけツチノコに関する情報が書かれていた。発信人は静岡県在住のAさんで、以前(二年ほど前)私に宛てて情報を提供してくれた方で、未確認生物研究会のHP健在時のご常連さんである。かなり年配の方なので、どうやらPCメールは身内の方が代理で行っているようだ。
このメールを読む限りでは、ありふれたツチノコ目撃談であったので気にも止めずに居たが、もっと詳しい内容が知りたいと考え直し、私の住所と電話番号を付記して返信しておいた。すると一週間もしないうちにAさんから封書が届いたのである。
その封書の内容だが、かなり血湧き肉躍るといったもので、今すぐにでも飛んで行きたいと思わせる衝動に駆られた。それによると、2008年10月中旬、キノコ採りに行った先でツチノコに遭遇。そのツチノコは大木の根元にできた穴の中へ逃げ込んだという。ここまではメールで知らされた内容と同じであった。このAさんは、同じ狭い地域で過去に数度もツチノコと遭遇経験があり、この場所というのが、未確認生物研究会が十数年前に別ルートから仕入れた目撃多発現場の至近であったのだ。私も一度、手書きの地図を頼りに真夏の暑い時期に行った事のある場所で、目撃現場のすぐ手前まで車で入ることができ、深山の中に開かれた萱原のような斜面の広がった所だ。近くには渓流が在り、小動物がやたらと多かったという印象が残っている。
ところで、血湧き肉躍ると前述したが、それには理由が有る。封書の手紙に、Aさんがツチノコの逃げ込んだ穴を覗き込んだ時、穴の中で仄かに光る幾つもの目が自分を睨んでいた、と思わぬ体験が記されていたからだ。だからこそ血湧き肉躍ったのである。
この穴はかなり直径が大きいらしく、Aさんの頭がスッポリと入るほどだと書いてある。そんな穴の中に幾つもの目が光っているわけだから、Aさんは穴を覗いた瞬間に腰を抜かすほど驚いてしまい、ほうほうの態で自宅に逃げ帰ったそうだ。だからその穴を教えてやるから直ぐに来いという。
行きたいのは山々だが、この時期の私は大忙しの真っ最中で時間が割けない。丁重に詫び状を書いて、春になったら出かける旨を書き添えて送った。
それにしても解せないのは、ツチノコは単独行動で生活しているはずだという点だ。Aさんは、穴の中に光る目が幾つもあったと書いているが、もしかしたらウロコの反射がそう見えたのかも知れない。または、通常の蛇が巣食っていたか、ガマガエルの棲家だったとも考えられる。しかし、かえすがえすも残念なのは、Aさんが懐中電灯やライターを所持していなかったことだ。
ここで肝心な事を書き忘れていたことに気づいた。それは、Aさんの目撃したツチノコの形状についてである。その目撃されたツチノコは、頭は余り大きくなく茶褐色で、体長は凡そ50cm前後、体の斑紋は不明、太さはビール瓶より太く、物凄い勢いでジャンプしたかと思うと、スルスルと穴の中に潜り込んだと言う。この目撃証言からはこれと言って特筆すべき部分は見当たらないが、Aさんは過去にもっと大きなツチノコや小振りのものとも出遭っている。
さて、目撃現場の特定だが、これは私にとって秘中の秘であり、飯の種である。伊豆方面とだけ触れておこう。そのうち時機を見て明かしたいと思う。ただ、どうしても知りたいという御仁は、メールをお願いします。ただし、あまり公表されないように願います。
今春、重装備でAさんを尋ねようと思っている。兎に角、ツチノコ目撃の多い場所である。何等かの収穫が期待できるのではないだろうか。

本日の上掲画像は、SNSのイベントで記念に頂いたハガキ大のカードに描かれていたツチノコです。
よく見ると、立ち上がって威嚇している奴の口から大きな牙が伸びている。果たしてツチノコに牙があるのだろうか。ふと、そんな疑問が浮かんでしまった。もしツチノコに毒があるのなら毒牙があって当然と言えるであろうが、私は今まで毒牙の目撃情報に接した事はない。故に極論を発するなら、ツチノコには毒牙が無いから毒が無い、と言うことになる。
ところが私の悪友は、「ツチノコの毒牙はヤマカガシと同じで口内の奥に有る」と言うのである。だから異常に大きな口を開けて威嚇しても毒牙は目立たない、というのだ。
マムシは前牙類だから口を開ければ毒牙が丸見えになる。しかし、ヤマカガシは後牙類のため毒牙は目立たない。果たしてツチノコは、ヤマカガシ同様の後牙類なのだろうか? この毒牙問題も含め、次回の更新で一考してみたい。

嗚呼、タイムリミットです。1月5日に手渡さなければならない台本を執筆中で、まだ半分ほどしか出来上がっておらず、当然この三、四日が正念場である。そんなわけで、本日はこれにて失礼致します。
「ツチノコの定義」の続きは後日とさせてください。


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【ツチノコの定義・前】

2008-10-20 09:43:55 | Weblog
【お詫び】

またぞろ大幅に更新を滞らせてしまい申し訳ない限りであります。
更新遅延の理由はただ単に忙しいというだけで、その忙しさから脱却できれば何の問題も無い訳なのだが、次から次へとトラブルが噴出し身辺が最悪の状態に陥っている。
この忙しさは、自主製作した「生きてこそ」というネット配信映画が元凶となっている。それというのも、段取りの悪い撮影で日数がかかってしまい、舞台公演の打ち合わせや稽古と重なってしまうという予定外のトラブルに見舞われた所為なのだ。しかも私が携わる別の企画でもいろいろアクシデントが勃発してしまい、今は心身共に休まる状態ではない。
取り敢えず自主制作した映画の第一部(約27分)と第二部(約23分)がアップできたので、ほんの少しだけ肩の力が抜けた気もするが、まだ第三部の編集が残っている為、落ち着いていられない現状です。
http://www.surprise-movie.com/ikitekoso/ 問題のネットムービーは左記URLにて配信しておりますので、お暇な折にご笑覧いただければ幸いです。ただし製作費のかかっていない戦争映画ですから、その小規模映像に関しましてはご寛容いただきたく思います。正直、スタッフは私一人でしたから滅茶苦茶に荒削りな映像作品となっています。つまり、監督、脚本、撮影、録音、照明、装飾、衣装、スケジュール調整に至るまで総て私がワンマンでこなした自己満足映画ということです。要するに製作スタッフは私だけという無謀な作品であります。
更に10月中旬から11月下旬までは舞台公演の演出と新たな戦争ドラマの映像製作という、時間のかかる作業が待ち構えている。おそらく肉体的に休まるのは12月になってからだと思える。
と言うような事情をお察し頂き、私の身体と脳味噌が解放されるまで停滞しがちなこのブログですが、何卒ご理解をもってアクセス願いたく欲します。


【ツチノコの定義・前】

本日は、ツチノコの定義と題し、その体型や体色の違いについて考えてみたい。

よく耳にする言葉に、「聞くと見るとは大違い」というのがあって、その後に「百聞は一見に如かず」と続く。実際に自分の目で確かめると、「人から聞いていた話と違う」という、自分なりの感想を持つ場合がしばしばある。将に「百聞は一見に如かず」である。
ツチノコも目撃者によって食い違いが多々あって、同時に目撃した複数の方々が、個々に違った証言をする事すらある。そのため実体に霞がかかってしまうものだ。

私の目撃例を引き合いに出すと、一度目の目撃は「ビール瓶のような太さで50センチほどの体長。濃い肌色(薄い茶色とも言える)の体色で目が大きく、頭がゴツゴツしていて光沢のある大きな鱗が目立った」である。だが、二度目は「牛乳瓶ほどの長さと太さでネズミのような尾が有った」となり、三度目と四度目の目撃になると殆ど同一で、「黒光りした体色で胴は扁平幅広、体長は40センチ~50センチほど。その姿はマイマイカブリの幼虫に似ていた」ということになる。
二度目の目撃は逆光だった所為で体色は分からなかったが、おそらく黒か濃い灰色だったのではないだろうか。滑空している瞬間を目撃したのであるが、何故か扁平なはずの体が筒状であった。いずれにしても、私が目撃したモノがツチノコと呼ばれる未知爬虫類だったとするなら、共通事項は些か乏しくなってくる。しかしながら、手足が無く幅のある太くて寸詰まりの胴体にネズミのような尾といった、外面的共通性が少なからず有る訳だから、私の目撃談を聞いた人はそういう体型の蛇を想像できるはずだ。

私は幸運にも四度もツチノコと遭遇し、個々の体色や体型の微妙な違いを実見することができた。そのお陰で個体差の違いに対し何の疑念も抱かずツチノコとして受け入れるようになった。もしこれが、ツチノコとはコレコレシカジカであるというような定義を真に受けていたら、私の見た四匹はツチノコとは別物となっていたはずだ。つまり、偏ったツチノコ像に固執していたら、先入観と違った体色や体型のツチノコを目撃しても、それをツチノコと結び付けることは無かったはずだ。
簡単に言ってしまうと、ツチノコは黒くてビール瓶に似ていると断言する目撃者から話を聞けば、そういうモノだと先入観を持つということだ。

ツチノコの体色だけでも数パターンが報告されている。黒色、濃灰色、薄灰色、茶褐色、薄茶色、赤茶色、玉虫色、白色等がそれである。更には、黒光りしていた、灰色で光沢が有った、茶色で光っていた、全く艶が無かった、というような光沢の有無が付け足され、次の段階では「縦縞が有った」「大きな斑紋が有った」「胡麻を散らしたような点が有った」「横筋が入っていた」「ヤマカガシと同じ模様だった」「マムシと同じ斑紋だった」「ニシキヘビのような模様だった」「全く模様など無かった」等々、体色の違い以外に模様や斑紋の有無が報告される。
そして外形的特徴となると、頭の大小、目玉の大小、尻尾の有無、鱗の有無、腹板の有無、角の有無、体長の長短、そして体の幅が細い太いというよな、両極端の目撃報告が錯綜する。
これらを総てツチノコの特徴として受け入れるとしたら、それこそツチノコの実体は複雑化して現生動物としての地位を失するはずである。即ち架空動物の範疇に組み込まれて当然の結果となるわけだ。

ただでさえ現実離れしたツチノコであるが、それにも増してその習性となると更に不可解だ。ウサギのように跳ぶ、滑空する、ボール状に丸まる、木に登る、川を泳ぎ潜水する、斜面を転がる、鼾をかく、声を出す、毒を吹きかける、興奮すると悪臭を放つ、体幅より狭い穴でも潜り込む、体を細く伸ばす、蛇行せず直進する、鎌首を上げ身体を左右に振る、等々…。
私は実際に目撃したからこそツチノコの存在を信じ、更にはその異様な形状や不可解な習性も納得するが、そうでない方には信じられなくて当たり前の生き物である。

初めてお会いした方が私のツチノコ好きを知ると、必ずと言っていいほど「ツチノコって本当にいるんですか?」と訊ねてくる。私が「四回目撃したので絶対に存在します」と言うと、「どんな恰好ですか?」と重ねて訊いてくる。そこで私は、「頭が大きめの三角で鱗が粗く大きく、ビール瓶のような姿でネズミのような尾がチョロっと生えている」と、簡単に体型のみを答えることにしている。どうせ細かい特徴や習性面を挙げても理解に苦しむと思っての気遣いからだ。
これによって私の説明を受けた人は、大まかなイメージは出来上がるはずだ。しかし、過去に写真入で新聞報道された幾つかのツチノコ騒動では、凡そビール瓶とは似ても似つかない形状のツチノコが登場した。どう見てもただの蛇にしか見えない奴だが、マスメディアの影響でこんな奴までツチノコの一種とされてしまったのである。
そもそもツチノコは太く短い寸胴型であって、決して一般の蛇のように長くスリムではない。よくアオジタトカゲが引き合いに出されるが、尻の部分はあれほどなだらかに先細りはしておらず、ツチノコの臀部は市販の蒲鉾の端と似た形状だ。私は四回目撃したうちの三回は尻の部分を視認したが、尻の部分は蒲鉾かビール瓶の端にやや丸みのある傾斜を付けた程度で、いきなり切断したようになっていた。その中心部から俗に言うネズミのような尻尾が生えていた。将に大昔から日本各地で伝承されるツチノコの特徴と同じであった訳だ。

ツチノコの頭部が三角状を成していることは、目撃者の方々が口を揃えて指摘する外見的特徴の一つである。しかしながら、身体は太く短くネズミのような細い尻尾はあったが、頭部に関しては三角ではなく普通の蛇と同形だったという報告も多い。そこで考えられる事は、ツチノコの別種か雌雄の違いによって頭部の形状に変化を及ぼすのではないかという、極めて単純な発想である。
私はかなり長い間、この「別種」と「雌雄の差異」という発想を固守していたのだが、ある時ツチノコ探索に出かけた際、その概念を変えることになった。というのは、たまたま捕獲したマムシが、頭を三角状に膨らませ威嚇した。ところが暫くすると三角頭が細めの三角に変わっていたのである。つまり、マムシを観察していると分るように、あの三角頭のマムシでも普段は他の蛇と同じような形状の頭部であり、頭を極端な三角にする場合はそれなりの要因が生じた時なのだ。このことをツチノコに当てはめて考えると、三角頭とそうでない頭の違いが有って当然だと考えるようになったのだ。マムシもツチノコも同じ爬虫類である。似たような習性があって不思議は無い。(前編終わり)


■来週から舞台の本番を控え、演出と音響操作で頭がいっぱいです。本番が終了して一段落したら後編を更新します。

■下記は私の入会しているwebサイト「不思議SNS」のイベントをペーストしました。興味を覚えられた方は是非いらして下さい。私も「UMA部門」で薀蓄を語ります。因みに私は「五八寸」というHNでSNSに参加しております。

いつも不思議SNSをご利用ありがとうございます。管理人のカオスです。
今年の7月末にオープンしたこのSNSも、おかげさまをもちまして、メンバーの人数が1000人目前となりました! これもひとえに皆様のお陰です。本当にありがとうございます。
これを記念いたしまして、不思議SNSをさらに活性化すべくいくつかの企画を準備しております。その第一弾として、来る11月8日にイベントを開催することになりました。
豪華なゲストの賛同も得られ、不思議ファンなら必見のイベントになっていると思います。
その気になるゲストとは……
●ギンティ小林さん
不思議SNSの皆様にはおなじみ「新耳袋殴り込み」「直撃現代百物語
新耳袋大逆転」の著者であり、杉作J太郎氏率いる独立映画プロ「男の墓場プロダクション」の鬼軍曹。彼のB級映画に関する愛情と、景気の良いトークは最高の酒のつまみですよ!
●田野辺尚人さん
「映画秘宝」の二代目編集長であり、"新耳袋殴り込みチーム"のキャップ。独特の存在感で俳優としての活躍も多数。オカルト方面の情報量も相当で、どんな話が聞けるか楽しみなところ。不思議SNSではプレゼントも提供してくれている、頼りになるキャップです。
●「ザイーガ」管理人 パルモさん
アルファブロガーアワード2007受賞のモンスターブログ「ザイーガ」「カラパイア」の美人管理人。ていうか本業は宇宙人です。不思議SNSの立ち上げ時もお世話になってるんです。今、エログロセレブと言ったらこの人をおいて他にはいません!!
そしてなんと…
●平山夢明さん
なんと日本屈指のホラー作家、平山夢明氏の参加も予定されています。2006年日本推理作家協会賞短編部門賞受賞や2007年度『このミステリーがすごい!』国内部門一位など、ホラーだけでなく、今エンターテイメント文学はこの人抜きには語れません。実は文章だけでなく、語り口も超超エンターテイメント!!
他にも、ミリオン出版の「不思議ナックルズ」編集部からも参戦。
でも、まだ他にも、まだまだ「交渉中のゲスト」がいるんです!!!

気づいた方もいると思うんですが、このゲストの方達、ちょっと怪談系で偏ってますよね?
でも不思議SNSはそれだけじゃない!! UMAもUFOもあるんです!!

正直言うと、こんなに豪華になっちゃってどうしようという感じでびびってます。
実は「怪談新耳袋」の本家、木原浩勝さんも参加を申し出ていただけたのですが、スケジュールの関係で今回は断念。でも「2回目は是非司会を!」と申し出ていただけています!!

開催情報
11月8日(土曜日)19時~23時(予定ですので多少変わる可能性がございます)
新宿ロフトプラスワンにて

時間・ゲストなど変更の可能性もあります。こちらでもお知らせいたしますが、直前の情報はロフトプラスワンのホームページでもご確認ください。
http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/

ゲストの興味深いトークはもちろんですが、SNSメンバー皆様との楽しい交流会にもなる工夫もしていくつもりです。
他では公開したことのない『秘蔵映像』やプレゼントもご用意しております。
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。

不思議SNS管理人 カオス
イベントトピックはこちら
http://sns.fushigidane.com/?m=pc&a=page_c_event_detail&ta...



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【ツチノコとヤマカガシ】

2008-09-07 14:49:12 | Weblog

【ツチノコとヤマカガシ】

またしても忙しさのためにブログ更新が疎かになってしまった。この状況はまだ続きそうなので今後どうしたものかと頭を痛めている。

ちょうど一週間ほど前、私が籍を置く未確認生物研究会の女性会員で、ご本人もツチノコと遭遇体験のある「A・S」さんからメールが届き、兵庫県美方町へツチノコ探検に行ってきたと連絡があった。
このA・Sさんは大阪在住なので関西方面で催されるツチノコのイベントには、まめに顔を出しているようだ。私は「忙中閑無し」であってとても行ける状況ではなかったため、A・Sさんの探索を羨んだほどだった。その探検の内容は http://ameblo.jp/atsu0429/entry-10133237997.html A・Sさんのブログに写真入で紹介されているのでご覧になって頂きたい。

美方町と言えば、2001年6月に新聞紙上を賑わした「ツチノコ捕獲騒動」のあった町である。結果は、日本蛇属研究所の鑑定によって「ヤマカガシ」と判定されてしまったのだが、この美方町は棚田で有名な地であり、水が豊富である。だからであろうか、真正ツチノコの目撃者も多いと聞いている。
私の師である手嶋蜻蛉会長は、この事件がニュースになって流れる前に岡山の滝沢博会員から連絡を受け、すわ一大事とばかり電光石火の早業で美方町へ駆けつけたという逸話がある。そして現地に着いて問題のヘビを一見した会長は落胆してしまったそうだ。そして会長が私に電話をしてきて、「何処から見てもヤマカガシだった」、そう力なく発した言葉が妙に印象に残っている。
当時のニュース記事を載せてみた。
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兵庫県美方郡美方町で、幻のヘビ「ツチノコ」に似た動物が発見され、七日、町が報道陣に公開した。頭が小さく、細いしっぽが付いて、普通のヘビとはちょっと違う。一帯では昭和二十年代以降、数々の発見談があるが、今度こそ本物? 町民らでつくる「美方つちのこ探検隊実行委員会」は近く、専門家に鑑定を依頼する。
 六日午前、同町貫田の工事資材置き場前で、男性が捕獲し、近くの田尻智恵子さん(55)が同探検隊の事務局に届けた。体長一・一メートル、太さ五センチ。尾と思われる部分は十四センチ。全体に黒っぽい。古事記などに登場し、太めの胴とされるツチノコにしては長くて細いが、「発見時は全体に肉厚で丸みを帯びていた」と田尻さん。
 同町は戦後、数十件の情報が町役場などに寄せられ、一九九〇年、地域おこしを兼ね、町を中心にツチノコ探しの実行委員会を結成。生け捕りすれば、土地三百三十平方メートル(百坪)のプレゼントを企画してきた。 突然の“ツチノコ”発見に沸く同町。八日午前十時半から同町大谷の町役場隣接の基幹集落センターで一般公開する。
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美方町のツチノコ事件の1年前には、岡山県吉井町で「ツチノコの死骸事件」が大きく取り沙汰されたばかりであった。こちらも死骸の主はヤマカガシだと鑑定結果が出されている。そしてこの美方町も同じであった。そのためツチノコはヤマカガシの変種ではないか、そう勝手に想像する人が増えてしまったのである。
ツチノコはヤマカガシだという先入観は未だに尾を引いているようだ。これはツチノコがアオジタトカゲだと唱えるのと同じで、ツチノコ否定論者に恰好の材料を提供しただけである。

そもそもヤマカガシは、普通の体型をしたヘビであってツチノコのように太く短くはない。それをツチノコと勘違いするのには幾つか理由があるようだ。
まず、ヤマカガシの体色変異が大きな問題であろう。普通のヘビは棲んでいる地域に関係なく、似たような色であり模様を成している。中にはアルビノやその反対に黒化したものはいても、その種は確定しているのでさほど問題ではない。だが、ヤマカガシは全国的に体色変化が多いのだ。
普通に我々が見る赤色混じりのヤマカガシとは違い、紫がかっているものや濃灰色、またはくすんだ赤色のものなど、その変色は様々である。これらを地域別や環境別にして図鑑に載せたら膨大なパターンになることだろう。標準外のヤマカガシを見て、それを新種のヘビと勘違いする事は起こりうることなのだ。
そしてコブラのように胴体上部を扁平にする確立が高いのも、ヤマカガシの最大特色だ。この威嚇行動によって幅が増幅するため異常に太く短く見えるのである。たまに真っ平になったヤマカガシと出遭うこともある。上半身はほぼ板状だ。
次に、太さの問題がある。ヤマカガシの中には他のヘビと比べ、異様にズングリしたものが存在する。私が手嶋会長と八王子市で見たヤマカガシは、80センチほどの体長なのに2メートルの青大将に匹敵するだけの太さを有していた。これは卵を孕んでいたり獲物を呑んで部分的に膨張しているのではなく、ただ単に太いのだ。しかも、頭部もそれなりに大きいのが特徴である。
こんな極太のヤマカガシならツチノコと間違えて当たり前ではないだろうか。この類の変色種が太さの割りに長さのある「A型ツチノコ」のバージョンだと思える。
ネットで……「特に巨大なヤマカガシを土地の人がツチコと騒いでいた個体を確認した。」……という一文を発見した。しかし、そこから先の詳細が書かれてはおらず惜しまれる。ツチコはツチノコのノが抜けているだけで漢字で書くなら「槌子」か「槌小」であろう。どうやら奥越方面の一部地域では巨大ヤマカガシをツチコと呼ぶらしい。

それにしても紛らわしい話である。長くスリムであるならヤマカガシをツチノコと見紛う者はいないはずなのに…。皆さんも探索にお出かけの際は、是非ヤマカガシの生態観察もお試し下さい。ただし後牙類の毒蛇ですからくれぐれも慎重にお願いいたします。


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【田圃とツチノコ】

2008-08-31 11:59:50 | Weblog
【毒蛇飼育男】

前回冒頭で書いた、毒蛇51匹を飼育していた男の危険性を考えていたら、私にも該当しそうなある事件を思い出してしまった。その事件というのは今から10年ほど前の事だが、一匹のマムシに纏わる不可解な出来事である。これからも起こり得る事なので、経緯を書いてみる。

10年ほど前の10月10日、天候も良かったので利根川河川敷にツチノコ探索へ赴いた。普段は車で行くのだが、この日は電車で行った。取手駅から徒歩1時間余で探索現場に到着。過去にツチノコが目撃された現場近くの農道で、草の中に身を潜めていたマムシを踏みそうになった。そいつは実に綺麗な赤マムシで、その色艶の美しさに感心した私は、持っていたサバイバルナイフの峰で首を押さえつけ捕獲を試みた。だが、その時になって入れ物が無い事に気づいた。そこで私は、急場しのぎの策としてコンビニの袋に入れて持ち帰る事にした。
この日は歩き過ぎた所為か、私は帰りの電車内でマムシの入った袋を握りしめたまま居眠りをしてしまった。やがて乗り換えの日暮里近くで目を覚ました時、左手で握り締めていた袋の縛り口の隙間から、マムシが10センチばかり体を出している光景が目に飛び込んできた。これには眠気もすっ飛んでしまったが、電車内の乗客は気づいていなかったのは不幸中の幸いだった。
私は慎重にマムシの首根っ子を押さえると袋の中へ仕舞い込んだ。これでひとまず安堵したものの、万一マムシが逃走していたら電車内はパニックだったろうと、冷や汗が滲み出た。

さて、このマムシだが、後日談がある。
当時、新宿歌舞伎町で演技養成所を営んでいた私は、マムシを自宅に持ち帰らずその養成所で飼う事にした。訪れるタレントたちはマムシを見て気味悪がったり、中には大喜びする者もいた。ところが、ニ、三日するうちに飼育するのが面倒くさくなってきた。しかも、マムシを入れているのは昆虫用の小さな透明ケースで、マムシもその狭さに辟易しているようだった。
そこで、何処かへ逃がす事に決断し場所を選択し始めた。すると、たまたま来合わせたI.Sという俳優が、「自分の住んでいる千葉県の茂原なら最適ではないか」と言い出した。私は言下に「じゃ、茂原に棄ててきてくれ」と頼んだ。
彼は手提げの紙袋に透明ケースを仕舞いこみながら「マムシっていくらぐらいで売れますか?」と訊いてきた。「三、四千円じゃないのかな」と答えた私に、彼は畳み込むように「何処で買い取ってくれますかね?」と訊ねる。そこで私は、「御徒町のヘビ屋なら買ってくれるはずだ」と答え、その場所の詳細を彼に説明した。

その翌々日、いつものように朝刊を読んでいた私は躍り上がって驚いた。それもそのはずで、朝刊には「上野公園で白昼サラーリマンがマムシに咬まれた」と書いてあったからだ。
上野公園がいくら自然に満ちているとは言え、マムシが生息しているとは考えにくい。御徒町のヘビ屋から上野公園までは至近である。マムシを買い取ってもらえなかったI.Sが、近くの上野公園へ放したのではないか、そう思った私が真っ先にI.Sを疑った事は言うまでも無い。
私は即座にI.Sに電話をして、「あのマムシを上野公園に逃がしただろう?」と訊ねた。彼は茂原の田圃に放してやったと言う。納得できない私は、何度も彼に真実を言えと迫ったが、彼は田圃に逃がしたと突っ撥ねる。このイタチごっこは数日続いたが、本人を信じるしかないという結論に到達した。
果たして「真実は如何に」であるが、今となっては究明しようもない。
咬まれたサラリーマンは命に別状は無かったにせよ、マムシの毒でかなり苦しんだはずである。その被害者がお年寄りや幼児であったら深刻な問題になっていたであろう。

現在、I.Sは三十代の中堅俳優でブラウン管にちょくちょく顔を出している。人品骨柄、誰からも信頼される真面目な青年である。そんな彼を疑った私は非常識極まりない人かも知れない、そう思う反面で未だに彼を疑っている部分もある。それだけ私にとっては重大事件であったのだ。
この事件を切っ掛けに、私はマムシやヤマカガシの捕獲は一切しない事にした。当然と言ってしまえばそれまでだが、触らぬ神に祟り無し、毒蛇は見るだけに留めたいものである。


【田圃とツチノコ】

私が初めてツチノコと遭遇したのは、田圃の畦道だった。何の変哲もない何処にでも在るような田圃であったが、ツチノコはその畦道いっぱいに鎮座していた。だからという訳ではないが、「何処を探せばツチノコにお目にかかる可能性が高いか」と問われれば、私は真っ先に田圃を挙げるであろう。
先ずは以下の囲み枠内の体験談をお読みいただこう。
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小学生の頃ツチノコらしい死骸を見ました。
親が田圃を耕耘機で掘り返していた時に土中から肉の塊が出て来たんです。引き裂かれてグチャグチャでしたが黒光りした皮膚があったのは印象的でした。また、通学路の途中にも田圃が沢山あり田植えの時期になると土中から死骸が浮き上がっていたのもよく見ましたよ。九州ですが探すなら田圃は有力だと思うなぁ。(2008/04/04(金) 12:30:51 ID:7+qVCZiuO)
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この体験談は「UMAサイト」のトビに書き込まれていたものだが、私はこの書き込みを読んで首を捻ってしまった。というのは、ツチノコが田圃で多く目撃されると言っても、それは畦道や農道であって、田圃の中の土中ではないからだ。おそらく、この書き込みをした方は、水田に生息する「ライギョ」か「ナマズ」の死骸を見間違えたのではないだろうか、そう思って首を捻ったわけである。
ところが、過去の目撃データーを頭の中で整理していた時、忘れかけていた体験談を思い出した。そして「もしかすると…」、そう考えを新たにし始めたのである。

その体験談の概略は………田圃でザリガニ捕りをしていた少年が、畦道と田圃の境目に出来た穴を掘り返していたら大きな穴に行き当たり、中を覗くと太くて短い蛇が現れた。そのヘビは少年に驚いたのか、猛烈な勢いで穴から飛び出すと、田圃の中をピョンピョン跳んで逃げて行った………という話である。

畦道は田圃から30センチほど高くなっているのが普通である。この畦道の下に穴を掘って日中は姿を隠しているツチノコが、夜になると穴から這い出して獲物を追うと考えるなら、耕運機や耕転機の犠牲になっても無理な解釈ではないと思い始めたのである。
上掲写真の左は月並みな田園風景であるが、白い☆印をつけた斜面の裾は田圃と直に接しているため、いろいろな生物の棲家となっている。当然、これらの生き物はその裾に当たる部分に穴を開けて棲んでいて、穴からは田圃が一望できる好環境となっている。その好環境をツチノコが利用して当たり前ではないだろうか。
ご存知のように、田圃の泥は柔らかくて粘土質である。穴を掘ることは容易で、作られた穴はそう簡単に崩れたりしないのが特徴だ。こうやって畦道の脇に出来た穴の中には、ザリガニやカエル、そしてヘビ等が巣食っている。
仮にであるが、誤って耕運機が畦道脇を耕してしまったら、そこを棲家とする生き物たちはズタズタにされその骸を曝す事になるはずだ。ツチノコとて同じで、無残な肉塊となり果てるのは想像に難くはない。この仮定が許されるなら、前掲の囲み枠で紹介した話も、あながち有りそうな話となってくる。

以前、茨城県下妻市付近の小貝川そばの田圃で、連日してツチノコの目撃が相次ぎ、私が籍を置く未確認生物研究会が調査に乗り出した。目撃現場に着いて驚いたのは、そこが変哲もない田圃だった事である。
先ずは巣穴探しと思っても、見渡す限り一面の田圃で、ツチノコが好んで巣を作る斜面など在りはしない。仕方なく、盛り上がった畦道の脇を丹念に見て回ったが、せいぜい目にするのはザリガニの穴だけで、これはと思うような大きさをした穴など存在しなかった。
しかし、この現場に何度か足を運ぶうちに意外なポイントを見過ごしている事に気がついた。そのポイントというのは、広大な水田の四辺であった。簡単に説明すると、この田圃は地上1メートル程の高さに土を盛って作られていて、その四辺がなだらかな斜面を形成していたのである。我々が車を停めた場所が田圃の一角にできた平地だったため、気づくのに時間がかかってしまったのだ。
早速、田圃の四辺を探索すると、それらしき穴がいくつか発見できた。僅かな斜面に作られた穴ではあったが、ツチノコの巣穴である可能性はかなり高かった。しかも田圃の土と同じなので掘り返すのはいともたやすかった。ところが、田圃の所有者との間でトラブルが発生し、我々は泣く泣くそのポイントを破棄する結果に陥ってしまったのである。

上記の経験を再考してみて、ツチノコは地面にちょっとした起伏や盛り上がりがあれば営巣可能なのではないか、という考えに行き当たった。
そこで、私が初めてツチノコに遭遇した49年前の中野区鷺宮4丁目の田圃を網膜に蘇らせてみた。毎日ザリガニ捕りに明け暮れていた田圃なので、記憶は鮮明である。
ツチノコ目撃地点は隣接する草叢と30センチ幅の用水路を隔てた畦道で、この草叢は水田地帯より5、60センチ高かった事を思い出したのだ。つまり、平地を掘り下げて出来た田圃だという事になる。この段差がツチノコに生活の場を与えたのであろう。そうでなければ、あんな田圃に体を隠す場所など在りはしない。今になって、私が幼児期に目撃したツチノコの隠れ家を見つけた次第である。

我々が足繁く通った茨城県土浦市の田村町も、ツチノコ目撃多発地帯は水田の傍らであった。ご当地へ行ってみると分かる事だが、霞ヶ浦と接するように広大なレンコン畑が在り、道幅5メートルほどの県道が集落との境界線を形成している。そして県道と平行するように小さな山が連っているのだが、この山の斜面の裾は小さなレンコン畑や水田と接しているのだ。地元で目撃される多くは、このレンコン畑や水田の付近で起きている。特に田村町一帯は他の地域では見られないほど起伏が在り、その段差がツチノコの環境に適しているようだ。
この田村町へは最近ご無沙汰しているが、過去の目撃者数や環境から推して関東圏内ではツチノコ生息の最有力候補に挙げられるであろう。また、狭い範囲での生息数を考えた場合、おそらく日本で一番ツチノコ密度の濃い地域であると断言できる。
探索ポイントは上述の「山の斜面の裾は小さなレンコン畑や水田と接している」という部分であり、実に足場の良い場所なので、女性でも気軽に探索活動のできる点が好ましい。しかしながら、総て私有地だということを忘れてはいけない。勝手に入り込むとトラブルになるので要注意である。

私は声を大にして「ツチノコは田圃を探せ!」と言いたい。今まで数多くの目撃証言を得てきたが、水田地帯で目撃されるケースが非常に多いからである。どうせ山中に分け入ってツチノコ探索を試みたところで、何処を探せばよいか途方にくれるのが関の山である。そうであるなら、過去に目撃例のあった水田地帯であればポイントの絞込みが容易で、目撃の確率も一層高まると言うものだ。だから「田圃を探せ」ということになる。

ここで田圃での目撃例を挙げていたら枚挙に暇がないほどで、それこそ何万文字も費やさねばならぬであろう。その目撃談の数々は折を見て触れる事にしたい。
ところで、「田圃を探せ!」とは言うものの、闇雲に探して歩いても無駄骨である。一に情報、二に情報なのだ。先ずは田圃で目撃したという情報を得る事が先決だ。それが多少古い情報であっても探索を試みるべきである。

毎度言うように、ツチノコの生息条件は「水・太陽・餌」である。田圃はこれらの条件を満たすに足る要素を多分に含んでいる。更に田圃は山などと違い、天敵の数も圧倒的に少ないのである。ただし、田圃に棲んでいるツチノコは猫や犬、上空を旋回する猛禽類などから発見されやすいというデメリットを抱えている事を忘れてはならない。それだけにかなり注意深くなっているはずだ。だから明るいうちは滅多に姿を現さず、穴から這い出たとしても近くの草叢に身を潜めてしまうのである。
農作業のために田圃に来た農家の人がほとんどツチノコと遭遇しないのは、その場所にツチノコがいないのではなく、ツチノコが人間を警戒して姿を見せないからだ。そう考えると、ツチノコが生息するであろう田圃は無限に在る事になってしまうが、全国の田圃に於けるツチノコ目撃例を考えてみれば、それ相当の数のツチノコが、田圃を生活の場としている事が推測できるのである。
田圃で生活するツチノコは、全国規模で考えて百や二百ではあるまい。おそらく千の数を越えるのではないだろうか。そして生息地の条件を問わないのであれば、それこそ万の数に達するツチノコが、国内には生息していると思えるのである。
普段はほとんど見かけないモグラが、国内にどれだけ生息しているか? ツチノコもモグラと同じ環境で生活しているのであれば、その生息数は未知数なのである。

先ずは「田圃を探せ!」、こんなことを言っている私は…脳を病んでいるのだろうか?


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【山の怪物追跡記/後編】

2008-08-27 20:22:28 | Weblog
【哀れ…毒蛇愛好家】

情けないと言うか、哀れと同情すべきか…。

毒蛇51匹を無許可飼育=愛護法違反で男を逮捕-指かまれ一時重体・警視庁
8月27日12時3分配信 時事通信

自宅でコブラなどの毒蛇51匹を無許可で飼ったとして、警視庁保安課などは27日、動物愛護法違反の疑いで、東京都渋谷区神宮前、港湾作業員柏木信一容疑者(41)を逮捕した。容疑を認めている。毒蛇の無許可飼育の摘発は同庁で初めて。同課は動機や入手先を追及する。調べによると、柏木容疑者は7月15日、都知事の許可を受けずに、自宅マンションで、アフリカ産コブラなどの毒蛇51匹を飼った疑い。同容疑者は単身者用マンションの1室にプラスチック製の飼育ケースを多数並べ、1匹ずつ入れて飼育。世界で最も毒が強いとされる全長約190センチのアフリカ産コブラ「ブラックマンバ」も含まれていた。柏木容疑者が同日、コブラに餌を与えようとして左手の指をかまれ、自ら119番して飼育が発覚。病院に搬送されたが、指の一部が壊死(えし)し、一時意識を失う重体となり、同課は退院を待って逮捕した。 

■毒蛇を51匹も飼育するとはツワモノである。しかも餌代や管理に相当額を費やしたであろう。その苦労は並々ならぬものがあったはずだ。それが、ひと咬みで露と消えた。この事件、考えようによっては、大事の前の小事ではないだろうか。万一その51匹が逃げ出したとしたら被害は甚大であったはずだ。更に考えを進めると、この毒蛇を使って故意に人殺しも可能である。また、飼い切れなくなって、その辺の野原に捨てる輩も現れるだろう。
毒蛇をはじめとして、毒を有する生き物は殺人兵器にも等しい。今後、銃刀法のような厳しい管理をお願いしたいものである。
                             
【山の怪物追跡記/後編】

本日は予定が崩れ朝から暇になった。早速、後編の転記をしたいと思う。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
一方、兵庫県城崎郡竹野町土生の増田雄司さん(当時二十歳)も、確実な目撃談を次のように語っている――。
昭和三十八年九月二日午後三時頃、自宅近くの山田へ刈り残しの稲を刈り取りにいった。八月下旬に稲刈を済ましたが、山水の取り入れ口のまわりだけ水が冷たくて成長が遅れていたので、刈り残した部分が三坪ほどあった。
わずかな稲なので、手早に刈り終わろうと、鎌を片手に畦道へ上がった。すると、畦ぎわのワラ屑の溜まった所に、ビール瓶より少し太目の丸太んこが転がっているのが目に入った。水田の中へ落ちた石や丸太はいつでも山道へ投げ棄てて、田はきれいにしておく習慣なので、何気なくその丸太に手を伸ばして拾い上げようとした。
すると、どうだろう。つかもうとした丸太んこが、ヒョイと首をもち上げた。ハッとして手を引込めた瞬間、丸太んこは立ち上がり、腰を折ったかと思うと、二メートルほども跳躍した。そして次々とウサギのようにピョンピョン飛んで、新しい稲の切り株の中を真っすぐに約二十メートルも走り、ついに山すその草むらへ姿を消した。

土生は、日本海に近い山の中である。谷の奥の方には松や雑木の林が続き、だらだら下がりの草地から段々畑になっている。平凡な谷筋の水田だが、思わぬできごとに、鬼気迫る思いで、呆然と立ちつくした。
「初めて見る怪物や。三角形の頭の先に目があったぞ。体長五十センチほどかいなァ。尻には、たしかネズミの尻尾のようなものがあった。五センチほどの長さやったか。顎がマムシの怒ったときのように張り出しておったが、どうも獰猛そうな形相やった。ビール瓶より確か太かったが、灰茶色に、うす墨をかけたような体色も気味悪かった。あの腐り丸太が、ピョン、ピョン飛び出したには全く驚いた――」
雄司さんは、ヘビを恐れる性質ではなかった。このはヘビの多い所で、家のまわりには腕くらいのアオダイショウやシマヘビは何匹もいるし、には、角のある大蛇の頭骨を祠っている家もある。しかし、「丸太んこヘビ」には驚いた。何処かの草陰からこちらを睨んでいるような気がして、稲刈りもせずに家へ逃げ帰り、父親の喜三郎さん(当時四十五歳)に、
「おぞい(恐ろしい)ヘビ見てなァ。まるで丸太んこやったぜ」
「ああ、あれかいや、ツチやわ。わあいも三、四年前、あの山田で見たわ。昔なァ、弘法大師さまがよ、マムシに咬まれはった。そん時のう、マムシ十匹を束ねてよ、以後人間に咬みついてはならん、と仰言ってのう、山へお放しになったげな。それがツチになったんや。あいつは里へは出てこんが赤マムシ十匹分の毒があるというぞ」

三角寛氏の「サンカの社会」という著書によると、難波高津宮の仁徳天皇は、第三皇子が十七歳になった時、河内国の多治比の里に宮殿を作ってやり、その皇子のために蝮部を創ってやったという。
部民には主として、因幡・但馬の火明隼人を召し集め、淀川流域の開発事業に協力させ、特にマムシを捕らえさせて強精剤(きずも)を作り、輸出さえしたという。この第三皇子は、後に反正天皇となり、別名を多邇比端歯別と呼ばれた。都は河内の丹比いまの松原市にあったというが、部民がその後定着したのは河内の狭山池付近だったらしい。この蝮部を中心に、丹後の多次米伊勢の多治郎、美濃の多治夫、近江の太二平など、各地に部民が広がっているが、いまも伝説的なヘビ捕りが残っており、伊勢のヘビ捕りが但馬へ来てノヅチを見つけたとしても、あまり突飛な話ではなさそうである。大体、古事記にいう、「野槌神」は、彼らヘビ捕りの親分のことを指差しているのではないだろうか。

河内や但馬とマムシは、歴史的に関係があるのだが、前述の九頭竜川上流でノヅチを追っていた田村竹石さんは、現在、堺の家へ帰り、今度は大阪府南河内郡河南町の葛城山の南斜面でノヅチの有力な生息地を見つけた。そのでは昨年出会った人もあり、近くの寺には、ノヅチの「龍骨」が伝世されているそうで、ノヅチが逃げ込んだ岩穴分かったというから、近く捕らえられるかも知れない。
しかし、この怪蛇は、のんきそうで素早く、時には木の枝や岩上に尻尾でぶら下がっていて、ネズミ、ヤマドリの幼鳥、ウサギの仔などを狙って数メートル飛ぶというから捕らえるのは難しい。四国では一生に一度しか出会えないヘビだと言われている。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
以上が「山の怪物追跡記」のノヅチ編である。この古い記事を読んでいて、私は新たに二つの発見をした。一つは、ツチノコではなさそうだが、兵庫県城崎郡竹野町土生の増田雄司さん方の近所に、角のある大蛇の頭骨が祀られているという話であり、二つ目は、大阪府南河内郡河南町の葛城山近くの寺に、ノヅチの「龍骨」が伝えられているという、物的証拠の残る記述である。
どちらも世間一般に公表された気配が無いため、とても興味を惹かれる話である。機会があったら調査したいと思うが、兵庫や大阪在住の方なら簡単に調べる事ができるだろう。案外、面白い展開に発展するかも知れないネタである。
ところで、強精剤の話が載っていたが、仁徳天皇の時代にマムシが滋養強壮の元になっていたとは驚きである。やはりマムシはパワフルなのかと、改めて感服させられた。
いずれにせよ、40年も昔、真摯な態度でツチノコに取り組んでいた方がいらしたことを、知っていただけただけで本望である。
余談だが……。
庭先に現れたツチノコに仰天したその家の主婦が、通りかかったタクシーの運転手に助けを求めた。するとその運転手氏は、落ちていたレンガでいとも簡単に叩き殺したという話がある。この出来事の顛末を確かめたくて蔵書を漁ったのだが、何処を探してもその話が見つからず困っている。どなたが詳細をご存知の方はお知らせ願えないだろうか。

次回更新は今週末、「田圃とツチノコ」についてです。


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【山の怪物追跡記・ノヅチ/前編】

2008-08-22 21:32:26 | Weblog
【嗚呼…ビッグフット】
ビッグフットの死体発見のニュースが流れたのは今月の16日であった。盛大な記者会見とは裏腹で、発見者の提示した資料写真は極めて少なく、初めから胡散臭さを漂わせていた。多分、インチキだろうと思っていたら、やはり的中した。以下に顛末を記す。
『米ジョージア州の森で見つかったとされる謎の猿人「ビッグフット」の遺骸は偽物だったと、ビッグフッド捜索団体が19日、サイトで発表した。
発見者とされる警察官のマシュー・ウィットンさんら2人はジョージア州の森の中で6月にビッグフットの遺骸を見つけたと主張。15日には捜索団体の協力で記者会見を開いた。同団体はサイトとインターネットラジオでこのニュースを伝え、冷凍庫に保存した猿のような動物の写真を公開していた。
しかしその後、同団体の関係者がこの物体を実際に調べたところ、ゴムに着ぐるみを着せた偽物だったことが判明。ウィットンさんら「発見者」の2人も後に嘘を認めたという。
2人は18日にCNNの番組「アメリカン・モーニング」に出演するはずだったが姿を現さなかった。また、記者会見でプロジェクト協力者として名前を出されたスタンフォード大学の人類学者は18日、そんな話は聞いていないと語った。
捜索団体によると、2人がなぜこんなことをしたのかは不明だが、発表に当たっては宣伝などに必要だと称して金銭を要求してきたという。今後2人には公正な裁きを受けさせるとサイトは言明している。 』

いやはや…誠にもって困ったものである。ロマンが打ち砕かれたばかりか、UMAがますます窮地に追いやられる結果となってしまったではないか。否定論者に恰好の材料を提示したことになるからだ。
しかし一瞬であったが、この詐欺師によって胸をときめかすことができたと考えれば、目くじらを立てるべきではないと思ったりもする。今はただ、本物が現れん事を祈るのみである。

【山の怪物追跡記/前編】

お待たせしました。前回お約束した「山と渓谷/1970年1月号」から、ノヅチの記事をご紹介いたします。ノヅチ=野槌、即ちツチノコです。先ずは、この記事の著者である“斐太猪之介”先生の略歴をご紹介したい。

斐田 猪之介(ひだ・いのすけ)…後に斐太と改名。
本名:井之丸喜久蔵 明治44年、飛騨古川に生まれる。
昭和8年朝日新聞社東京本社に入社。社会部、満州・マレー・スマトラ各地の特派員を経て、終戦後帰国。のち大阪本社特信課勤務。朝日新聞名古屋本社企画部長を経て、同社の客員記者。
兵庫県芦屋市に居を構え、野生動物の研究にその生涯を捧げた。ニホンオオカミの研究者として広く知られ、その研究過程で知ったツチノコの存在に興味を抱き、自著の「山がたり」三部作の中でツチノコの目撃談を取り扱った。山本素石氏と共にツチノコ研究のパイオニアと称されている。
著書【炉辺動物記】【山がたり】【続山がたり】【続々山がたり】【オオカミ追跡18年】等々。

という、斐太先生の経歴である。言うなれば、ツチノコのブームを作った陰の功労者である。すでに他界されておられるが、今から20年程前にはサントリーウイスキーのCMにも出演されていた程の有名人でもある。ただし、斐太先生を有名人へと押し上げたのは、ツチノコではなくニホンオオカミの研究による功績がもたらしたものである。

さて、この「山と渓谷/1970年1月号」に特別読み物として斐太先生が執筆された「“山の怪物”追跡記」であるが、この本が発行された1970年といえば、ツチノコがブームになる3年前である。今では「ツチノコ」は超のつくほど有名で全国区だが、1970年の段階では無名の新人歌手といった程度の知名度であった。しかも地方によってツチノコは呼び名が違う為、ツチノコとかノヅチと言われても知っている人は非常に稀であったはずだ。そんな環境の中、唐突にノヅチの存在を提起した斐太先生は、おそらく物事に動じない性格だったのではないだろうか。この当時、太くて短いヘビが転がるとか、跳躍して移動するなどと唱えただけで、世間から嘲笑されるか冷ややかな目で見られるのが関の山だったはずである。それを意に返ささなかったのだから、斐太先生は物事に動じない性格だと考えたのである。
ところで、この「“山の怪物”追跡記」だが、ニホンオオカミ編とノヅチ編に分かれていて、B5版の6ページにわたって活字で埋め尽くされている。試しに見出しやキャプションを除いた文字数を数えてみると約10000文字もあった。その他に写真1点とイラストが2点(上掲画像)掲載されていて、かなり読み応えのある分量である。だが、半分はニホンオオカミについて書かれているのであるから、ノヅチに関する記載は5000文字ということになる。これを400字詰め原稿用紙に換算すると12枚半となる訳だから、それでも結構なボリュームである。そこでこの5000文字を一気に転載しようと意気込んでみたのだが、一気では些か過重負担であると考え直し、姑息ではあるが二度に分けての転記としたい。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【ノヅチ(野槌)】

さて、もう一つの怪物はノヅチ(野槌)という怪蛇である。広辞林には野の妖怪という説明がついているが、この蛇はニホンオオカミと同じように、日本の特産で、姿も習性も第一級の怪物である。一昨年出版した「山がたり」に初めて紹介したが、私のフィールド・ノートには早くから記録していた。
最初は小学校時代、飛騨の古川の家で、母から炉辺語りに聞かされた。それが、終戦後奥吉野の三之公谷へ動物の調査にゆくうち、西浦房太郎さんから、体から牛乳のような毒をにじませる金茶色のニシキヘビの話を聞き、息子さんから竜神の瀧にノヅチらしいものがいる話を聞いた。
なんでも渓流の中でアオバト(水を飲むとき以外は地上へ降りない)を呑んでいたので、アメノウオを突くヤスで突いたが体へ通らず、丸太んこのような奴が陸へ上がって山桑の幹を這い上がったというのである。私は古い疑いに火をつけられた感じであった。
それから間もなく、京阪神の渓流釣りグループ(ノータリン・クラブ)の会長で、京都の染色家である山本素石さんが、鴨川の上流で、有名なシシの猟場――雲ガ畑へアマゴ釣りに行った帰途、便意をもよおして、栗夜叉谷の林道へ百メートルほど入ったところ、昼下がりの明るい山道へ、突然丸太んこのような蛇が空中から飛んできて、すんでのことで咬みつかれるところだったというのである。
この話を本人から聞いて、幻のノヅチは急に現実のものになった。山本さんの場合は、ニ十年生位のスギの植林地と山道の間に雑草地帯があった。ノヅチはそのスギの枝から飛んできたのか、雑草の斜面から来たのか分からなかったが、「チィーツ」と鳴いて、目の前へ飛んできた。小石道に横たわったノヅチは、鱗をキラキラ光らせ体長四十五センチほどの短い体で、サイダー瓶より太かったというが、それにネズミの尻尾みたいな十センチほどのものがついている。頭は大人の手指三本を並べたほどのもので、気味の悪い目をギョロリ、ギョロリと動かして、上目使いに睨んでいるので、用達しも忘れバス道まで逃げてきたそうである。
山本さんはマス科の魚の研究者なので、その後もこの方面へ釣りにいって、土地の人々に怪蛇の話をした。すると、山一つ越えた貴船の二瀬で、山稼ぎの老人が、「昔から北山にはおるんや。ツチノコ(槌ノ子)は、あんたの出会った栗夜叉の奥、夜泣き峠のカヤ場が巣でのう。この辺りのもんはカヤ場は足を入れんことにしとる。崖から飛んでくる奴に当たったら死んでしもうぜ」といった。山本さんはこの怪蛇がツチノコかということで、動物図鑑を見たが、そんな蛇は記録されていなかった。そこでノータリン・クラブは、各地の渓流釣り場へ印刷物を配って、発見者には10万円出すと宣伝して情報を集めたのだが、摂津三田では「五八寸」、越前の九頭竜川一帯では「コロ」、岐阜県の郡上八幡の上流では「ツチノコ」、丹波では「スキドコ(鋤床)」、江州では「ドテンコ」、播州では「カラカサヘビ」、四国でも「ツチノコ」、九州では「コウガイ(笄)」などと呼ばれて、姿を見た人が相当いるが、秋田県南秋田郡五城目町の小玉康一郎さんも「奥羽山脈でも見た人がおり、最近犬が咬まれて死んだ」と知らせてくれた。
福井県の九頭竜川上流ではノータリン・クラブの田村竹石さんが、電源開発会社に勤めながら調べた結果、福井県はもちろん岐阜県側の石徹白方面に目撃者がかなりおり、その蛇の骨は竹篭のようだという人も出てきた。
また、滋賀県の愛知川上流の焼野というカヤ場で捕らえたものは体長八十センチ、一升瓶ぐらいの太さだったが、伊勢のヘビ捕りが持ち帰ったというし、十数年前に滋賀県の栗太郡太神山へヤマメ釣りにいった京都の篠田年也さんは、岩の上でグウグウ鼾をかいて寝ている変な蛇がいるので、石を投げたら飛んできたという。また福岡県鞍手郡宮田町では、アケビ谷にコウガイがいて、石を投げると口が笄のような形になり、背が三角になるといわれている。
では、ノヅチはどんな姿をしているのがほんとうか、ということについて、神戸のクラブ員、新田雅一さんが兵庫県かで調べた結果を紹介しよう。
兵庫県では揖保川流域、円山川上流の横行、道谷辺りに目撃者が多い。揖保郡太子町の小倉仙太郎さん、穴栗郡一ノ宮町の和田勝さんらの体験談を総合すると、長さは五十センチ内外、大体黒味がかった体色だが、海のゴンズイのような白い縦縞と黒い斑点がある。穴栗郡のアカガネ国有林では時々見られるが、和田さんものんびり寝ている姿を見たことがある。逃げる時はピョンピョンとカンガルーやウサギのように
跳ねるので容易に捕らえられず、時には斜面を輪になって転がったり、頭と尻を交互に起点として電光形に走ることもある。大体、谷川筋から少し上部のカヤの多い斜面に住む。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

前編はここで止めるが、既に「山がたり」三部作や「逃げろツチノコ」を読破された方には重複した内容だと思える。しかしながら、昭和48年のツチノコブーム以前の記事という稀少性を考慮すれば、贅沢を言っては罰が当たるというものだ。
因みに、上掲画像右側に描かれている「ノヅチの骨格」想像図は、新潟県小千谷市在住の渡辺政治さんが所蔵する「ツチノコの骨」をヒントに、斐太先生が書かれたものである。
私は以前このブログで渡辺政治さんの所有する骨は、ツチノコのものではないと書いた。もちろん、今もそう考えている。この点は、斐太先生と考えの異なる部分であるが、どちらが正しいかなど問題ではない。
一つの題材をあらゆる観点で想像する事に意義があるように思えるからだ。

では、次回の更新で後編をお楽しみ下さい。


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残暑お見舞い申し上げます

2008-08-15 19:24:00 | Weblog
【計画倒れ】

今年の夏は「金にならない忙しさ」の為、殆ど身動きがとれない。
年頭に立てた計画では、8月中旬から下旬にかけて「鳥海山の大蛇」を探索するはずであった。他にも、多摩川河川敷の夜間探索を徹底する予定を組んでいたが、「金にならない忙しさ」の所為でお流れになってしまった。
実行していれば、かなり面白い展開が期待できたはずの今夏であったが、暑く苦しい夏に変貌してしまった。私が久々にヤル気を出してツチノコや大蛇に取り組もうと思ったのに、このままでは轟沈である。せめて9月に予定している「東白川村の探索」と、「中国深圳でのツチノコ調査」だけは完遂させたいと願っているが、これとても危うくなりつつある現状だ。
そこで考えを巡らした。どういう考え方かと言うと、今後は冬から春先まで必死に働き、夏から秋にかけてツチノコの探索に専念する、というものだ。確かに理想的な発想であるが、こんな夢のような年度計画が実現するはずがない。来年の夏も、生きてゆく糧を得る必要上、年頭の計画は半分も実行されずに終わる事だろう。
働かずに済む環境に生まれ合わせなかった身の不幸を、嘆きに嘆く今日この頃である。

【古い記事/予告】

つい先日、Yahooオークションで「ツチノコ」と検索したら、意外な雑誌が引っ掛かって来た。「山と渓谷・1970年1月号」がそれである。商品紹介欄に掲載された写真は、私の体を震わせるに充分なインパクトを持っていた。(上掲写真・ヤフオクより転載)
欣喜雀躍した私は、何も考えずに入札した。入札者はまだ誰もおらず、開始価格は900円であった。そして昨日、900円のままで目出度く落札できたのである。しかし、お盆という状況を考慮すると、その本が届くのは20日頃であろう。将に一日千秋の思いとはこの事である。だが、無邪気に商品を待つ我が身を客観視した時、その幼稚な自分の姿に呆れ返ってしまったほどである。

という訳で、次回の更新は「山と渓谷・1970年1月号」を細大漏らさず紹介する予定である。本日は仕事の合間の走り書きにつき、内容の薄さはご容赦願いたい。


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★臨時★

2008-08-08 18:41:41 | Weblog
mixiの「☆ツチノコ・将来再確認生物☆」にも書き込みましたが…。
私のマイミクさんの日記で疑問提起されていた未確認生物です。
いったい何という生き物なのでしょうか?
ご存知の方はお知らせ下さい。

本日は臨時です。


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姿無き遭遇

2008-08-03 14:33:01 | Weblog
【お詫び】

本題に入る前に、更新がおろそかになった事をお詫びいたします。
7月20日の更新以来二週間もご無沙汰してしまったのは、自分の本業に追われていた所為であり、決して中国深圳へ行っていたのではない。私が深圳へ行ったのではないか、そう思われ方も多々いらっしゃっるようであるが、深圳へ行けるのはまだ先の事、これはこれでお許し願いたい。

一週間ほど前のこと、今やっている電網映画(ネットムービー)のロケで多摩川と浅川の合流点へ行った。今回の作品が満州崩壊時の日本軍兵士の話なので、勝手知ったる河川敷はもってこいの撮影現場だったからである。
久々の河川敷であった。さぞや雑草も繁茂している事だろうと予想していたのであるが、これが思ったほどではなかったのだ。例年、伸びに伸びた雑草に梃子摺らせていただけに、不思議な気持ちにさせられた。
今は8月上旬、まだ90日は爬虫類たちの天下である。改めて河川敷の徹底調査をすべきであると心に誓ったものの、一日も早く現在の束縛から解放されねば徹底調査もあったものではない。
今年の下半期は、映像製作と舞台公演が目白押しである。しかも中国へも行かねばならず、自分がもう一人いればと思い悩む今日この頃である。
このような事情により、今後もブログの更新が滞るであろうことをご理解願いたい。

【姿無き遭遇】

ツチノコを求め35年も探索活動を続けていると、姿は見えずとも明らかにツチノコではないかと思える状況に直面するケースと出くわすものだ。私は既に十回以上もそんな経験をしている。無論、視認できていないにも拘わらず、「ツチノコでは?」と考えるその心理が、思い込みの為せる仕業であることは先刻承知の上である。
ツチノコは愚鈍な生き物ではない。どちらかと言えば俊敏な…いやいや、「超俊敏」な動きをする生き物である。しかも、さほど大きな体格をしていないから始末が悪い。草深い場所や日陰などでは、視認どころではないはずだ。運良くジャンプをしていたり、鎌首を上げて威嚇行動をとっていれば別だが、瞬間移動さながらの動きが常である。これを目で追う事が出来るとするなら、それはよほど条件の良い場所に限られてしまう訳で、そんな好条件での目撃は理想としか言えないであろう。

例えば、茗荷畑を引き合いに出してみると、地上50~60cmに葉の先を揃えた茗荷の根元付近は、しゃがみ込んで中を覗くと意外に見通しが利くものだ。私は茨城の探索現場へ行くたびに茗荷畑を調査することにしているが、まず最初にする事と言えば、茗荷の放列を下から覗き込むことだ。茗荷畑の中に異物が潜んでいないかどうか確認を終えると、次のポイントへ移動するのである。ところが、覗き込んだ時は猫の子一匹たりとも存在していなかったはずが、私がポイント移動を始めた途端、茗荷の茎や葉が擦れ合うようにガサガサざわめき、何者かが動き出すのだ。慌てて這い蹲り茗荷畑の中を見回すが、何者かは決して姿を現さない。こんな経験は4回もある。
また、これと似た状況は、ススキの茂みでも経験したことがあるし、フキの群生した場所や雑草の生い茂った草むらでも経験済みだ。これら正体不明の何者かが、総てツチノコだったとは思わない。当然、ネコやイタチだった可能性は大いにある。しかし、既存の生物では答えが割り出せない状況もあるのだ。その最たる例が、以前このブログでも触れた「ススキの藪から鳴き声を発したツチノコ」の例である。これなどは姿こそ見えなかったが、明らかにツチノコ出現時のスチュエーションが総て揃っていた。だからツチノコだったと考えるのだが、歩いていた草むらの中を黒い塊が稲妻のように走った、などという程度の遭遇では、ツチノコとは言い難いのである。

夏の午前中で比較的に日差しの強い日は、ツチノコも草陰や木陰で獲物を待ち受けることが多いようだ。
体温調節の観点から考えれば当然の行動であるが、こんな状況下のツチノコと接近遭遇を果たし場合、前述のような「姿無きツチノコ」を体験する羽目になるのである。

【扁平・新たな説】

7月の中旬のことだが、撮影準備であたふたしている私の元に、「名無しの権兵衛」を名乗る方からメールが届いた。匿名のメールの殆どが冷やかしの類なので情報への期待をせず目を通したのであるが、読み進めるうちに「なるほど、なるほど」と感心してしまった。
この権兵衛さんのメールによると、ツチノコは跳躍している時の他にも扁平になる必要性が有ると説いていたのである。どういう事かというと、日照時間や気温によって外部からの温度を摂取する都合上、体の面積を広げる必要が生じるというのである。権兵衛さんご自身、過去三度にわたってツチノコを目撃されているそうで、同じ場所で同じツチノコを目撃したのであるが、春先に目撃した二度のケースは、いずれも石垣脇の土の上で扁平状態で「ノ」の字状で日光浴をしていたという。だからもの凄く太く感じたそうだ。長さは40cm程度のもので厚味の無い三角の頭は、胴体に比べて小さく見えたということだ。
他の一度は盛夏で、石垣に添って移動していたのだが、形状は他の二回とは違いビール瓶のように丸みを帯びていて、さほど太さは目立たなかったそうである。それ故、三角の頭が大きく見えたそうだ。
ご本人は、ノの字になって休んでいる時と、全身を伸ばして移動している違いかもしれないが、気温との密接な関係が有るように思えると強調されていた。
このメールを読んで三日ほど経った頃、私は目撃されたツチノコの詳細を知りたくなり、権兵衛さんから来たメールへ直接返信を試みた。すると、メールのエラー表示が出て、何度繰り返しても状況は変わらなかった。多分、メルアドを変更したか、考えたくはないが「冷やかし」だったのであろう。
いずれにせよ、体温を高めるために体を扁平にして日光の吸収を効率化するということは、充分に考えられる事である。これがツチノコに共通した習性面であれば、目撃者によって太さの差異が生じる事実に対し、何等かの解答を提示する材料となるはずである。
このブログを権兵衛さんがお読みになっていらしたら、ご連絡を頂きたいと思います。

【ツチノコ関連】

UMA全般に関する「UMA堂」という新しいサイトが立ち上がりました。
ここは動画配信が売りで、YouTube上のUMA動画やオリジナルを配信するのが特徴です。まだ立ち上がったばかりで内容の充実には時間を要するでしょうが、これからの期待感が膨らむサイトです。UMAの目撃体験募集中ですよ。
UMA堂…… http://www.uma-do.com/ 

そしてマルチで未確認現象やUMA等を扱う「不思議SNS」も先日立ち上がりました。不思議な物が好きな人は是非お勧めですが、mixiと似たシステムなので簡単な会員登録が必要です。夏休みの時間潰しを兼ね「不思議SNS」に集う同好の士を友達にしては如何でしょうか。
不思議SNS…… http://sns.fushigidane.com/ 


【ツチノコではないけれど…】

前々回の更新、槌ノ子イロイロで「奇ッ怪な話・実は……其の十六」をご紹介しましたが、これを書かれた保憲氏のHPに何とも表現しがたい「カッパの目撃談」が載っている。そのリアルな目撃状況もさることながら、直接目にしたカッパの姿が酷く想像力をかき立て興味を抱かせる。
夏の夜話にどうかと思い、以下に転載する。

「実は・・・・・・」 其の一 “ガタロー”編
昭和二十八年か二十九年の頃の事です。
終戦からは幾年かは経っていましたが、食料事情が余りかんばしく無かったせいか、自宅の近くを流れる淀川の支流付近に土地を借りて畑を作り、自給自足しておりました。
当時私は未だ小学校に入学したか否かくらいで両親や祖父母にただ付いて行くだけだったのです、が唯一つ楽しみがありました。其れは行き帰りに横切る川にありました。
そこには御影石で出来た橋が架かっており、小さな水門がありました。
樋が閉じられている日には、ふな、鯉、ハス、もろこ、めだか、どじょうなど無数の魚や、蛙、亀、スッポン、イモリなど爬虫類も見られ眺めていれば時間の経過を忘れるほど私にとっては楽しみな場所でした。
其の日もいつもと同じ様に、そろそろ畑仕事も終わり家に帰る様子なので、いつもの様に先に水門に駆けて行き、やはりいつもの様に樋を覗き込みました。と、其の瞬間、私は唖然としてしまいました。
そこには体長60cm程の巨大な蛙に似た生物がゆっくりとした動きで水面ギリギリに浮かんでいました。
まるでフィルムのスローモーションの様で、蛙が水面を泳ぐ時の様な動作をしていました。
全身が日本陸軍の戦車色、いわゆるカーキー色で何やらぬるっとした感じの皮膚でした。
頭も体も全体的に丸みを帯びたツルリっとした感じで、自分よりは小さく見えましたので、丁度幼児がうつ伏せになってゆっくり平泳ぎをしているような感じでした。
しばらく眺めていたところへ、祖母がやって来ました。
私は待ち兼ねた様に、「あれ何っ!! 」 て祖母に尋ねました。
すると祖母は、しばらく其れを見つめていたのですが、突然私の腕をつかみ、「ガタロやっ!! 」と叫ぶが早いか転ばんばかりに成っている私の手を引っ張って走り出しました。
私も以前から、川や池に「ガタロー」と言うのがいて子供を水中に引きずり込んだり、玉袋や尻こ玉を引き抜かれるので、気を付けろと聞かされていましたので其の驚きも半端じゃありませんでした。
何せ其の「 ガタロー」が目の前にいたのですから。
私は子供心に「 ガタロー」の話は、危ない所に遊びに行かぬよう、大人が作り出した脅しだと思っていました。
それにしても祖母も「ガタロー」とやらを見たのは、あの時が最初だった様で、「ガタロやっ!! 」 と叫ぶ迄の間 かなり思案していましたから。
その後私が中学三年生の頃に祖母も亡くなり、私も大人になって、時折 “一体あれって何だったんだろう” とは思い出す事はありましたが、さほど真剣には考えなくなっておりました。
ところが、昭和62年頃なんですが、何かで「河太郎」 と呼ぶ生物の名を目にした時、「ガタロウ 」と読めるな と思い 「 河太郎」とは河童のことらしいので、じゃあれは河童だったのかっと思い、本屋さんに駆けこみました。
水木茂著の「カッパなんでも入門」他数冊の本を取りあえず購入して家に戻り、以来「カッパ」について書かれている本を購入してはあの日、目にした妙な生物を本腰入れて調べ始めました。
やっぱり「 河童」のことを河内では「 河太郎 」と書いて「ガタロウ 」と言うそうで、所により「カワタロウ」とか「カワッパ」、「ガワッパ」などと呼ぶそうです。
現在のところ、著書の一部に記されていた「皿も甲羅も持たない種類もいた」と言う言葉で、自分の遭遇した妙な生物はこの当りでは絶滅直前の最後の生き残りの「河童 」だったのだろう、と思いました。  
(出展 http://www.kcat.zaq.ne.jp/ishidake/index.htm/mysterio.htm )

どうでした? 妙に生々しい感じで臨場感溢れる体験談だと思いませんか? なんか現実的で、「カッパってこういう生き物だろうな」と思わされてしまいました。
最近読んだUMA目撃談の中で、このカッパの話は白眉です。とても興奮してしまいました。
私はカッパを見た事はありませんが、その存在に関しては信じております。それこそツチノコの目撃者を上回るほど多くの人に目撃されており、その歴史もはるか大昔に遡る訳ですから、カッパは存在していて当たり前だと思っているのです。
未だその正体が不明のままのカッパだからこそ大いにUMA熱を滾らせる存在なのです。
何故か上記の一文を読んでから、カッパに魅了されてしまいました。暇を見つけッパも調べてみたいと思います。


ということで、本日は終了。暫くの間、ブログの更新が不規則になりますがご了承下さい。

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