上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

大白川へ山菜を食べに

2022年05月13日 | GG通信
 
 未だ家の陰や山麓に残雪が見られる今年は例年より雪が多かったそうだ
 毎年、春の山菜、秋のキノコを楽しみに訪れている大白川の民宿
 今年は県民割も適用され安価に旅を楽しめた

 まずは、山菜料理コースの紹介

 
 飲み物は、地元酒蔵の日本酒3種飲み比べセット

 
 前菜は、「フキノトウの酢の物カタクリの花添え」

 
 続いて、右に「アケビの芽とクルミの和え物」と左「ゼンマイとフキ・タケノコの油炒め」
 以前はミツバアケビの芽に生卵を混ぜ醤油で頂いたが、アケビが不作で一工夫したよう
 歯ごたえがたまらないゼンマイは絶品

 
 「ウルイ(オオバギボウシ)の酢味噌和」はさっぱりした甘味噌

 
 「ワラビの酢の物」これも歯ごたえが良い
 牧草地などにに生えるワラビだがアクが強いせいか動物は食べない
 これを何とか食べれれるようにするのだから人間の食に対する知恵は素晴らしい

 
 「アブラコゴミの中華ドレッシング和え」
 アブラコゴミ?今まで記憶にないので新メニューか?
 和名はキヨタキシダと言うらしい(またの名を赤コゴミ)、コゴミに比べ名前の通り油ぽいツヤがある

 
 アユの塩焼き
 炭火焼の様に柔らかく頭から尻尾まで頂けるほど良く焼かれているが頭だけ残した

 
 「アザミの油炒め」
 何アザミか解らないが、アザミは大体食べられるらしい
 少し苦みがあった様な気がするが印象は薄い

 
 山菜天ぷら
 左下から時計回りに、ハンゴンソウ・ヨメナ・ウド・ヤマブドウ・タラの芽・コシアブラ・フキノトウ
 ハンゴンソウ・ヨメナは独特な味はしない
 ウドはシャッキとした食感と軽い苦み
 ヤマブドウの芽は酸味が美味しいい
 タラの芽(山菜の王)はほのかな苦みともっちりした食感
 コシアブラ(山菜の女王)は淡い苦みと軽い食感
 フキノトウ(春の使者)は独特の香りと苦みが美味しい


 
 「ウドとタケノコの辛し和え」
  同じ食材でも味付けを変えると別のおいしさが引き出される料理上手


 
 「コゴミ(クサソテツ)の胡麻和え」
 少し粘り気のある噛み応えが美味しい、丸まっている所が特に良い

 
 「ネマガリタケ(チシマザサ)の焼き物」
 タケノコ独特のエグミは無くサクっとした食感が良く味噌とよく合う
 これを取りに山に入り、冬眠明けのクマと出会った話を時々聞く

 
 〆は、御隠居特製、自家製粉の手打ちそば
 一人120g見当だそうだが前記料理を食べて後では昼食を控えめにしておかないと食べきれない
 ツヤと歯ざわりのど越しの良いプロの味

 
 デザートはパテシエの若主人手造り「フキノトウアイスとカタクリのジェラード」

 
 朝食も充実

 食事前に付近を散歩、路傍は山野草の宝庫だ

 
 フキノトウ群落

 
 雪の残った斜面下にはカタクリも斜面一面に

 
 キクザキイチゲも何気なく咲いている

 
 ミズバショウ

 
 昨年サンショウクイが居た杉の梢に猛きん類が止まっていた
 よくわからないがサシバだろうか?

 朝食後、蕎麦打ちを見せてもらった

 
 石臼の製粉機2台 粗びきが出来るそうだ
 
 
 二八に振るった粉

 
 刻み、24刻みで一人前100gだそうだ

 山菜料理を堪能し、蕎麦打ちの勉強もさせてもらった越後大白川への山旅
 秋のキノコの季節も楽しみだ

 

 


 

 


 

 

 
  

 

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