食道楽は国境をこえて。

フランス・パリでの生活
おいしいものと、楽しいことに囲まれて…

ALAIN DUCASSE au PLAZA AHTENEE アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネ 2

2014年10月18日 | 外食 レストランとか
昨日の続き、

始まります




そういえば、

アミューズ・ブーシュに、



コレも出てきた。

おいしいクリーム(要は、なんだか忘れた)に、“レモンのキャビア”なる、プチプチ、キャビアみたいな食感なんだけれど、レモンのお味がするという。

これがおいしくてねぇ。。。

パンに付けて、キレイに頂いた



さて、本番のお料理





食前酒が出て来た時に、テーブルに並べられたカナッペたち。

右側に、看板みたいなのが立っているでしょ?

これが、メニュー。

シンプル。

前菜・メイン・チーズ・デザート。

種類も、多くない。



選ぶ楽しみが無い?

そう思うかもしれない。

“○○(こんな食材)が食べたい

って思って行ったら、期待には応えられないかもしれない。

“デュカスシェフが自宅に招くように”が、コンセプトだから、“デュカスシェフの料理を食べたい”って思う人が選べば良いレストランなのかもしれない。



最高の食材を用意しているレストラン。

“最高の食材”は、そこまで多くない。

せっかく揃えた食材を、“お客様が選ばなかったから”捨てるなんていうのは、本末転倒になっちゃうから?

なんて。

理由はいろいろあるのかもしれないけれど。

“このレストランならハズレは無い”って思えるから。

安心して、好きなものを選べる



で、



最初の前菜が、コレ




最高級、オシェトラのキャビアに、西洋ウナギの燻製のジュレ。

下には、レンズ豆。




トリプルクレームに、




そば粉のガレット。


簡単にいっちゃえば、この3つをあわせて食べる。

手巻き(?)クレープ

楽しい上に、これ、激ウマ

シェフのイチオシ前菜らしい




2つめの前菜は、



ヴェルサイユ宮殿で採れたお野菜

エエ。

名前で決めちゃった

この写真は、見た目あんまりだけれど

おいしかった~



『良かった。

○○さん(某有名なフランス人農家さん)の所のお野菜じゃ無い

とは、スーさん。

フランスもね、“ブランドブーム”なんだよね。

“△△(テレビに取り上げられた所)だからおいしい”とか。

スーさんのいう農家さんは、以前から頑張っていらっしゃって、

有名になって、今までの畑から、倍近い広さの畑の大きさになって。

以前と全く同じ品質か? 

と、言われると、大きくは頷けない。

(もちろん、今でもおいしいんですよ)

そして、全てのレストランが、同じお野菜でも面白くない、なんていうのが、スーさんの考え。



スーさんは、



シロイト鱈と、かぼちゃのお花の前菜

あぁ、おいしそう




自家製のヨーグルト添え。



メインは、

私が、



デックパージュ・目の前で切り分けていただいた、




ホンメルルーサっていう、白身のお魚

初めて食べた、このお魚


スーさんは、



スズキ



いや~、どっちも体に沁みるおいしさ

特に、ソースのおいしさが、お魚を引き立てて。

それがフランス料理のおいしさだから、

“フランス料理を食べている”感が十分楽しめる。

本来、それが普通なんだけれど。

最近、ソースの無いレストランが増えているんだよね。

それも、流行なんだけれど。



おもしろいのは、カトラリー。



ベースのフォークとナイフに、





それぞれのお魚に合わせて、ナイフも替わる



チーズなんて、



こんな



あ、

これは、特別にコース用のチーズを頂いた。

ア・ラ・カルト(単品)で頼んだ後に提案されるのは、



自分で選べるワゴンのチーズ。

今回、スーさんと私は、ア・ラ・カルトでお願いしたんだけれど。

チーズは、こんな感じで出して頂いた。



この細いフォーク()、自分の前に取り皿みたいなのが無い所為もあって、食べるのに気を使う

しかし、おいしかったなぁ。。。

36ヶ月熟成のコンテに、ブルーチーズ、オッソー・イラティ、、、

3つめのは、忘れちゃった



あ、チーズの前に、





空っぽの器。



なんだろうと思っていたら、

熱々のフライパンが運ばれてきて、



〆のご飯 



おいしいものを食べるだけじゃなくて、

隅々まで考えつくされた、内装、サービス、お皿にカトラリー…。

ラグジュアリーなレストランだからこそ



なんか、また長くなっちゃいまして…。

前代未聞の、1つのレストランのお話、3回に分けさせて頂きます

明日は、デザート編


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。