能登でココロもどる旅

ぶなの森エコツアーのスタッフブログです。
能登の海・山・里で日本の原風景に帰る旅を楽しみましょう。

のとキリシマツツジ 柳田エリア

2010年05月10日 | 能登 旅の目
能登の人が桜よりも心待ちにしている春の深紅は「のとキリシマツツジ」です。
能登にあるエドギリシマを「のとキリシマツツジ」というそうです。

圧倒的な赤、それも深い赤。見る者に強い印象を残します。

奥能登には樹齢100年以上の株が300本以上もあります。
こんなところはどこにもありません。日本一(ということは世界一)の密度です。
能登の落ち着いた家並に見事調和しています。

水木家。よく手入れされた美しい庭に映えます。

梅家。中庭にあって通常は家人のみの楽しみですが、今、一般公開しています。

樹齢数百年の枝ぶり。成長が遅いのでそれほど大きくはなりません。

GW中に能登空港で展示されていた大株です。柳田盆友会が手入れしています。

酒井家。紫色ののとキリシマもあってその中では最大の株です。

古木が先祖代々受け継がれてきたことも「のとキリシマ」の大きな価値です。

ほとんどが農家の庭にあります。

花の美しさを愛でる先祖がこの辺境の地にあったことは外部の目からすると驚きかもしれません。
しかしかつて日本海側は大陸からの表玄関であり北前船が往来する経済上の大動脈でした。
能登に残る渋い赤はその交流文化を雄弁に語っています。

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