長く治療に行っているが、なかなか改善しない。あとちょっとの痛みがとれない。と言う話を良く聞きます。
「腰が痛いけど、押されたときには痛くない」のは表面の筋肉ではなく、深い所の筋肉が痛んでいるため、指で押されても患部まで届きません。
同じく、押されても痛くないが、腰の下の方、骨盤の辺りが痛むのは、「仙腸関節炎」の可能性があります。(テストすれば分かります。)これも、関節のスキマの炎症ですので、指は入りません。
こう言った症状は、鍼の方が患部まで届くので、症状が取れやすくなります。
その他にも、腰を中心に上下が悪くなっていて、なかなか改善しない場合もあります。例えば、背中、肩、頭が傾けば、たわんだ影響で腰にムリがかかりますし、下肢の状態でも、片側に重心がかかるようなバランスですと、ムリがきます。
鏡を見て身体が傾いていたり、足を触り比べて、固い方があったり、片方の足の裏の何処かに「タコ」が出来ていたりすると、バランスが崩れていると言う事になります。
そう言う状態では、いくら腰だけを治療しても、その時はマシでもすぐに戻ってしまいます。
急性の腰痛は、患部だけ治療してもすぐ良くなりますが、長年もっている腰痛は、その分「クセ」が強くなっていて、局部の治療では治りにくいです。
長期にわたって患ってる方は、もう一度先生に相談してみたり、身体全体を診てくれる所に行ってみる事をお勧めします。
ただ、「夜中に痛みが強くなる」や、「治療後、まったく変化が無い」などは、内臓からの影響も無視できません。
一度、内科を受診される事をお勧めします。
東大阪 ほがらか鍼灸院