百翔

あした天気になぁれ!

裃を着た秋刀魚

2013-02-27 | Weblog

先日、親戚から荷物が届いた。
届いた荷物は、仏壇にあるらしい。
こたつの上には花柄の可愛らしい一筆書き。
なになに、「菓子と秋刀魚」と書いてある。
 
重ねてある二つの箱を手に持ち居間に運ぶ。
菓子包みはわかる。もう一つの箱、
B4サイズで高さが3センチメートル、
上品な感じの箱包みである。

中を開けてみる。
まずは、細長い紙の袋が6ケ、これもなかなかである。
紙の袋を開けてみると、細長いビニールの中に頭から尻尾まで
シャンと背筋を伸ばした秋刀魚が現れた。
山椒で味付けされていると言うことだ。

思わず、細長いビニールの中に上等な牛肉、又は、
伊勢エビを連想してしまいそうになっていた。
庶民に位置ずけされている私としては、
この庶民の代表である秋刀魚がこのように格付けされた様子に、
はたまた、おおいに感動してしまったのである。

背筋をシャンとのばした秋刀魚をそのままの姿で湯煎にかけ、
そのままの姿が崩れないように盛りつけ
厳かに頂いた。
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「本を読む」ということ

2013-02-20 | Weblog

物心付いた時にすでに、スチールの本棚には本がびっちり、あった様な気がする。
よく、手にしたのは少しオレンジかかったベージュ色の岩波文庫、
薄緑色の確か講談社のもの、岩波新書を読むとなんだか賢くなったような気がしたものだ。

読書を奨励していた、小学校では隣の席(二人座りの木製の机、ナツカシイ!)の男子と
一緒に校内読書感想文で入賞、ガリ版刷りの賞状を貰った。ナツカシイ!
中学生の時は、布団の中で読みふけり、いっきに、視力が落ち、叱られた。
それからが、メガネ美人の始まり。
高校生になり、借りる本の数に制限のない高校の図書館で、
一度に10冊ほど借り、貸出期限オーバーで皆の前でよく名前を言われた。
社会人になり朝日ジャーナルを小脇に挟んで町を歩く姿にあこがれ、闊歩した。

2月から始まったの朝の15分の読書は、あこがれの老年時代の特集の雑誌「考える人」
30代から90代の方々の老いのついてのメッセージで心に残るものも多々。
日常の生活の中で感じるおもいが、
なんか、これ、前に読んだ本、文章にあったなあと共感できる喜び
これが、今、「本を読む」ということ。
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お歳暮

2013-02-03 | Weblog

昨年の暮れに小さな贈り物、ビニールの買い物袋に入れてある物が、届いた。
配達員さんは、地区の自治会長さん。
中身はなんだろう、興味津々。

それは、机上用ゴミ箱とお正月用の箸入れ。
地域にある、お年寄りのグループホームからの年末のプレゼント!

二つとも手作りで、一生懸命作られたのだろうなと、ドキドキしました。
手紙もついていました。
内容は忘れてしまいましたが、
思い通りに動かせないであろう手で、なんとか作られたのではないか。
机に向かい紙を手にされるまで、
又、作ろうという気持ちになって頂くまでの職員さんの
配慮などに思いを馳せました。

広告紙で作られた机上用ゴミ箱はとても重宝している。
4人家族のティタイムには欠かせない。
ミカンの皮、お菓子の小袋、使用後のティッシュペーパー
等が入る。

私も作って、ピンクの帯をし、
年賀とのしの文字を入れ、親しい2・3の人にあげた。
しかし、反応は皆無である。

箸入れはまだ、引き出しの中にある。
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