後書きで著者自身が書いているけど、いろいろ投げっ放しなのが残念だけれど、非常に満足した一冊。写楽の正体って、そういうことかもしれない。
この本をくれた人は、「島田荘司は女によっぽどひどい目に遭わされたのかね」と言っていたけど、ううむ、女ってあんなものじゃないの? もっとひどい例を知っているし(笑)。
それよりも、「閉じた国」は島田荘司作品の共通テーマだと実感した。確かに、恨みや妬みが日本人のベースになっているんだなあと、何かあるごとに痛感させられる。続編が出れば、前述した広げっぱなしの風呂敷を畳んでくれるとともに、日本人の嫌なところをさらに抉り出してくれることだろう。
この本をくれた人は、「島田荘司は女によっぽどひどい目に遭わされたのかね」と言っていたけど、ううむ、女ってあんなものじゃないの? もっとひどい例を知っているし(笑)。
それよりも、「閉じた国」は島田荘司作品の共通テーマだと実感した。確かに、恨みや妬みが日本人のベースになっているんだなあと、何かあるごとに痛感させられる。続編が出れば、前述した広げっぱなしの風呂敷を畳んでくれるとともに、日本人の嫌なところをさらに抉り出してくれることだろう。