傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

沖縄基地問題:何が正解か?・・・連立方程式を解くには?

2009-12-06 04:45:58 | 沖縄基地

沖縄基地問題は、鳩山政権は年内決着は断念と報道されているが、日本の安全保障、日米関係、既定路線、基地危険回避、沖縄の総意、時間、環境破壊、地元雇用、連立公約らの多項式連立方程式を解くような問題が複雑化しており、百家争鳴ですね。
問題が複雑化したら、単純化しかなく、連立方程式を解くより、解を何するのかであり、第一を、日本の安全保障するか、普天間基地危険回避にするか、日米関係を重視するか、沖縄県民の総意を優先するかなどで、第一を何にするかを決断するのが政治と思いますね。

鳩山首相は、沖縄基地問題については「沖縄県民の総意を鑑み、基地問題は、しかるべき時に自分が決める」と答弁し続けており、単なる時間稼ぎで、日米関係を損うので苦渋の選択として既定路線しかないという腹なのか?、具体的な着地点はないが、日米関係が少々揺れようが沖縄から基地の軽減の実現が本音なのか?、わかりませんが、安直に既定路線を容認しているとは思えないですね。

岡田外相が既定路線変更(嘉手納統合)を模索しているが、日米関係から、打開策を見出せずに、苦悩しており、北澤防衛相は名護市へ移設という前政権案を容認するかのような現実的な方向性を見せているが、鳩山首相の「既定路線の結論ありきでは、沖縄県民の総意に応える政権交代の意義がない」という姿勢を、無策で時間稼ぎだけで、日米信頼関係を損なうと自民党とメディアは批判していますね。
当方は、鳩山首相の理想論に、岡田外相、北澤防衛相の言動は、現場を預かる中間管理者の悲哀を感じますね。

普天間移設問題は、長年の日米関係での妥協案であることは、理解できますが、アメリカはオバマ大統領になり、日本も政権交代にもなり、アメリカの凋落に中国の大国化になり、米中関係も変り、世界はアメリカの一極主義から多極化になりつつあり、日米安保も変容するのは自然であり、既定路線が最善解ではないですね。
そういう観点からは、鳩山首相の「性急に決めない」姿勢、時間をかけて、決断する姿勢は正解ですね。

ただ、苦渋の選択といわれる既定路線も、不透明ですね。
環境も変っており、既定路線は時間をかけても、見直しすべきです。

機知に富むブログ「カナダde日本語」様が、「橋下知事に神戸市の空港事業室長から抗議の電話」で、シャープなブログ「きっこのブログ」様が、「普天間移設を急ぐ人たち」で、ブログ「反戦な家づくり」の明月さんの「普天間基地はグアムに移転するようだ」を紹介し、伊波洋一宜野湾市長が11月26日に衆議院第2議員会館でのプレゼン資料を紹介しています。

① 「普天間基地のグァム移転の可能性について」 (伊波洋一宜野湾市長
http://www.city.ginowan.okinawa.jp/2556/2581/2582/37840/37844.html

② 「普天間基地のグァム移転の可能性について」配布レジュメ(PDF
http://www.city.ginowan.okinawa.jp/DAT/LIB/WEB/1/091126_mayor_5.pdf

③ 「普天間基地のグァム移転の可能性について」プレゼンテーション資料(PDF
http://www.city.ginowan.okinawa.jp/DAT/LIB/WEB/1/091126_mayor_4.pdf

沖縄の現役の伊波洋一宜野湾市長の「普天間基地のグァム移転の可能性について」についての意見は重いですね。
この資料を斜め読みしましたが、メディア報道も、自民党の批判も、既定路線が最善解ごとくの論調ですが、グアム移転の可能性を追求することは、賢明と思いますね。

当方は、日本の安全保障、日米関係、既定路線、基地危険回避、沖縄の総意、時間、環境破壊、地元雇用、連立公約らの多項式連立方程式を解くより、沖縄県民の総意を優先すれば、基地危険回避が最優先であり、県外・海外移設を模索する事が正解であり、嘉手納統合案を検討するぐらいなら、グアム移転の可能性を追求が正解でしょうね。

[参考]

① 辻元清美(社民党所属/衆議院議員)
   『辺野古問題、動かしたのは「海の力」』
http://www.kiyomi.gr.jp/blog/2009/12/04-1955.html



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