傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

愛読マンガ:麻生の「ゴルゴ」と小沢の「浮浪雲」から西松献金事件を邪推すると。

2009-04-30 14:15:40 | 生活の党・小沢一郎

日経NET(日経WagaMaga)の『「ゴルゴ」麻生と「浮浪雲」小沢』で、麻生太郎首相は、『ゴルゴ13』を、小沢一郎民主代表は、『浮浪雲』が愛読書と紹介していました。
漫画主人公のキャラクターから、西松献金事件を邪推すると、麻生首相の影が見えてきますね。

日経NET(日経WagaMaga)が、昨年11月27日に、『「ゴルゴ」麻生と「浮浪雲」小沢』記事で、麻生太郎首相は、『ゴルゴ13』を、小沢一郎民主代表は、『浮浪雲』を愛読書として紹介し、それぞれの漫画主人公と人間像のコメントを書いております。
漫画主人公のキャラクターから、西松建設献金による小沢代表秘書の逮捕劇を邪推すると、麻生首相の影(人間像)がちらつきますね。

当方も、一時期は、『ゴルゴ13』も、『浮浪雲』をも通読していましたが、そのうちに、『ゴルゴ13』は「マンネリ」に覚え、『浮浪雲』は「もどかしさ」を感じて読まなくなりました。

昨年、日経NET(日経WagaMaga)の記事『「ゴルゴ」麻生と「浮浪雲」小沢』の読んだ時には、「小沢代表も、漫画を愛読してたの!、「浮浪雲」が愛読とは?」と違和感を感じましたが、それ以上の印象はありませんでしたが、西松献金事件が発生し、麻生首相の愛読の『ゴルゴ13』を思い起こしましたね。

『「ゴルゴ」麻生と「浮浪雲」小沢』の記事では、

”「主人公のゴルゴ13はどんなに不可能そうな依頼もこなす超A級スナイパー。しかし、単なるアクション物ではない。
ストーリーの背景にはしばしば国際問題が横たわり、諜報機関やグローバル企業がターゲットや依頼主となるケースも珍しくない。リアルタイムで地域紛争や経済情勢が取り込まれているので、『ゴルゴ13』で国際社会を学んだという読者は少なくない。」”

”「キャラクターを決定付ける言葉は「プロフェッショナル」。
スナイパーという仕事を完遂するために常人離れした鍛錬や警戒、技術を自らに求める。
冷酷とか、臆病といった「性格」は、プロであろうとするゴルゴ13の主義がそうした形で表れているにすぎない。」”

”「ゴルゴ13は俳優・高倉健をモデルに生まれたという。
実際、実写版映画(73年)では高倉がゴルゴ13役を演じた。
麻生首相はもともと高倉のファンで、高倉が通う理髪店で髪を整えるほどの熱の入れようだ。
と書いています。

麻生首相の総理就任演説は、劇画風であり、「プロの政治家の出番」と「プロ」を強調しておりましたね。
また、麻生首相は、インテリジェンス好みであり、漆間・元警察長官を官房副長官に迎え、麻生政府は、インテリジェンスには、重き置いた布陣だそうですね。

一方、小沢代表が、「浮浪雲」を愛読には、意外ですね。
『「ゴルゴ」麻生と「浮浪雲」小沢』の記事でも、

”『浮浪雲』の舞台は幕末の東海道、品川宿。問屋場「夢屋」の主でありながら、まじめに仕事はせず、放蕩者風の出で立ちで、ひょうひょうと天衣無縫に生きる男、雲が主人公だ。
その名の通り、雲のごとく自由に、何にも執着せずに生きる。
女物の着物を着流して、町行く女性を見つけては「あちきと遊ばない?」と、声をかける。でも、一見、ちゃらんぽらんに見えて、実は剣の達人。時に深い人生哲学を言葉少なに語り、剣を振るう。
その生き様は自然体で、力みがない。

「僕も浮浪雲のように生きられればと思うよ。
毎日、悠々自適にのんびり暮らして。
選挙の結果次第では、僕もいつか浮浪雲になるかも知れないよ」という言葉からは、いつもの小沢節は感じ取りにくい。”


と、小沢代表のイメージから想像しにくいですね。更に、

”『ゴルゴ13』との決定的な違いは、夫婦、親子といった家族のあり方が重要なテーマになっている点だろう。
ゴルゴ13は一度も本当の親族が登場したことがないが、雲には女房のかめ、長男の新之助、長女のお花という家族がいる。
しかも、家族それぞれと、夫・父である雲の結びつきは見た目以上にしっかりしていて、時に揺れる家族の心を、普段は存在感が希薄な雲がつなぎとめている。
威張り散らす家長ではないし、頼りがいもあまりない親父だが、雲一家の家族模様は日本的な家庭の原風景を感じさせる。
やるときはやるという男っぽさと、普段のポケーッとした表情とのメリハリは、主人公の大きな魅力ともなっている。

 つやっぽい描写がしばしばあり、「豪腕」「こわもて」という形容がつきまとう小沢代表からはかけ離れたイメージと映る。
しかし、ご本人は20年来のファンだという。きっかけは夫人から手渡された連載誌「ビッグコミックオリジナル」だったそうだ。”


と書いております。

小沢一郎については、過去から、「小沢一郎像」が諸々に、語られ、書かれており、「剛腕」「壊し屋」「蓄財の政治家」「理念の人」「自分に損得が、判断基準」など「悪しき自民党体質をもった金権政治家」像で、ごく一部には、「実は寂しがり屋」とありますが、小沢一郎像は、強面の独善政治家イメージが一般的ですね。
小沢代表が、『浮浪雲』ファンということは、「悪徳・独善政治家」像は、虚像の部分で、実像を知る一部の人間が、強烈な小沢ファンなのでしょうね。

さて、西松建設からの企業献金で、小沢代表秘書が、政治資金規正法違反容疑での逮捕劇ですが、異例の逮捕劇で、国策捜査とか?、検察権力の横暴などの批判がありますね。
小沢秘書逮捕劇は、常識的に考えて、麻生首相側が「小沢を洗え」と指示しかどうかは、わかりませんが、検察側とは阿吽の呼吸関係はあり、早い時期から、西松建設の献金事案は、法務省刑事局(?)は報告をし、漆間官房副長官は、知っていたのは、事実でしょうね。

西松建設献金先には、小沢代表の他、二階経済相の他、森元首相の名前があり、麻生首相は、成り行きを見守っていており、静観し、検察は、麻生政府が内諾(黙認)したということで、小沢代表秘書の逮捕劇になったのでしょうね。

麻生首相にとっては、小沢代表にはマイナスのイメージになり、支持率UPにつながり、森元総理らに検察の捜査が及びことは押さえ、森グループには、貸しをつくり、弱小な麻生グループの発言力を増し、自民党内で安定基盤を計算したのは、自然ですね。
麻生首相は、昨年末からは、支持率が低調になっても、元気だったのは、その証ですね。

一方、小沢代表は、代表続投の会見で、涙をながしたのは、検察リーク情報によるマスコミ報道で、「自分が、世間から金権政治家と呼ばれる」ことへの不本意さであり、不器用さではなかったのか?と思いますね。

麻生首相は、「お山の大将肌の目立ち屋」、「権力志向」で「おらが、おらが」のインテリジェンリス好きは、「ゴルゴ13」につながりますが、小沢代表は、本音は、「浮浪雲」であるが、不器用で、物事を「良いか?、悪いか?」、「やるか?、やらないか?」で、曖昧さを好まない損なタイプではないかと思われますね。

小沢代表も、ここは、不器用でも、本音で、自分の声で、世間に、自分の信念を語ることが肝要なのでしょうね。





2 コメント

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そういう大臣 (セブンティ(-ン))
2011-08-23 12:48:21
「はぐれ雲」「ゴルゴ13」どっちもラーメンすすりながらで夢中になったね。あっしは「ルパン三世」
小沢が「はぐれ雲」麻生が「ゴルゴ13」わしが「ルパン三世」かあ
政治家は高尚なお方と存じておったが、わしらと同じじゃん。
誰が総理大臣やっても同じなら、わしにも出来るかしら…なに無理?
誰がやっても同ってゆったでしょ プン
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みんな年上ですか! (セブンティ(-ン))
2011-08-23 17:52:38
やや!コメント取り上げて頂き恐縮です。
「浮波雲」のジョージ秋山が1943年生まれ68才
「ゴルゴ13」の さいとうたかお が1936年生まれ74才
「ルパン三世」のモンキーパンチが1937年生まれ74才 デジタルクリエーターだそうです。

みなさん私より年上なんだ~
マンガを描く人だから私よりう~んと若い人と思っていました。

ちなみに私めは1940年生まれ70才
地図描いてきたけどデジタルマッピングより手書きの方が早くて楽だ。モンキーパンチさんはやることがスラスラなんでしょうね。ぼくみたいなのろまではデジタルは苦手だね。
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