のほほん村村長日記

あみぐるみと菜園と二胡のある暮らし。

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楽器店レポート

2005年10月11日 | 香港・深セン 旅写真
昨年の上海の旅で消化不良だったもの。それは楽器店めぐりである。何だかんだで
あたふたして、ゆっくり楽器に触ることができなかった。もし時間があっても、二
胡を触るのが2度目(数年前の1日体験教室に続き)とあっては、試し弾きも覚束
なかったろう。そこで、今回は、色んな二胡を弾き比べて、現地の相場を見て来よ
う、アクセサリー類や楽譜も探してみよう、あわよくば月琴か揚琴も買えるといい
な……などと目論んでの旅であった。

というわけで、香港到着翌日、太子駅そばの楽器店「凱聲琴行」を覗く。インター
ネットの掲示板で、香港へ行った人が「おすすめ」と言っていた店だ。



8割方西洋楽器が占めるなか、入り口のそばに3、40台の二胡がぶら下がっていた。
店のおばさんは一度挨拶に出て来て「好きなだけ触っていいよ」と言ったきり、ど
っかへ行ってしまった。北京型六角形老紅木二胡(3000HK$程度)は、非常によ
く響く。これをホールで弾いたら気持ちいいだろうなぁ、と思いながら、「良宵」
の出だしをひとしきり弾く。でも、二胡に詳しい人が「よい二胡は皮が厚いので、
最初は鳴りにくい」と言ってもいたっけ。

深センについてはめぼしい情報がなかったのだが、「街を歩いていればどこにでも
ある」「ジャスコの裏に数軒あったはず」という、これも掲示板のコメントを頼り
に、捜索をスタート。
まずは博物館近くの通りまでタクシーで出たが、地図では目と鼻の先にあるはずの
ジャスコが見つからない。そこで近くにあった交番へ飛び込み、「JUSCO」と書い
た紙を見せて、「日本超市(日本のスーパー)ジャスコ!」を連発すると、わかっ
てくれたようで、行きかたを教えてくれた。

その道の途中にあった国際商場ビルにピアノの看板を発見! もしかしたらピアノ
オンリーの楽器店かもしれないが念のため上まで昇ってみる。



深センは今、ピアノブームらしい。YAMAHAのもじりみたいだが、「TOYAMA」と
いうブランドのアップライトピアノの広告がいたるところにある。ちなみにYAMA
HAは高級ブランドという位置づけのようだ。このお店でもアップライトピアノがず
らりと並んでいるが、やはり玄関わきに小さいながらも中国楽器コーナーがあった
(日本の楽器店でピアノと三味線を一緒に売っている店は少ないだろう)



こちらの相場は安い紅木製が約800元~で、高いものは蘇州製老紅木で約2200元
であった。昨年上海の店ではあまり感じなかったが、今回は、材料によって音色や
音の豊かさがこうも違うのかと驚いた。私も1年二胡を弾いてちょっとは成長した
のかな? なお、国際商場の通りを挟んで向かいにも楽器店が1軒あり、蘇州製の
黒檀二胡1800元はまろやかで優しい音色であった。

東門の工芸品店が集まる通り(先日の包子店もこの通りにある)にも楽器店が何軒
かあった。主にビルの2、3階に居を構えているので、看板を探しつつ「琴行」や
「楽器」の文字を見つけては入ってみる。こちらのお店では、巨大な二胡(?)を
ディスプレイしていた。ベース用だろうか。



これも東門で見つけた楽器店。ここは中国楽器にも力を入れているようで、すごい
品揃えである。こんなにたくさんの古箏を見たのは初めてだ。



月琴や二胡も選び放題。



着いたとき、ちょうどお店のおじさんが揚琴を演奏していた。実は「二胡の次は揚
琴!」と秘かに狙っていたので、教えを乞うと、ドレミファの鳴らし方を教えてく
れた。同じ弦でも叩く位置が違うとまったく違う音が出る。間違いつつ何とか音階
を出したら、親指をグイッと立てて「好、好!(いいね)」と誉めてくれた。「太
複雑了……(複雑すぎる)」と言うと、「簡単だよ、すぐ覚えられる」と、また1
曲弾いてくれた。ピアノよりキラキラと華やかな音がする。やっぱり欲しいが、い
かんせんデカい。お店の人は「没問題、飛行機に乗せられます」と言っていたが、
中国人の言う「没問題」ほどアテにならないものはない。やっぱり二胡→揚琴への
鞍替えは時期尚早のようで……。

さらにおじさんは、「二胡弾くの? じゃあ、これ弾いてみて」と、並んでいた二
胡から1台を選んで手渡してくれた。なかなか弾きごたえがある。値段を見てビッ
クリ。7500元! なる程いい音が出るわけだ。その後おじさんも弾いてくれたが、
同じ楽器なのに私が弾くより何倍も力強く深い音が出た。私もあと10年くらい練習
を積めば、このレベルの楽器を弾きこなせるだけの腕になるかなぁ。

深センでは、音楽教室が花盛りのようで、こちらの店でも音楽教室のパンフレット
を置いてあった。



子ども向けの音楽コースが何と17もある。例えば二胡は5歳~が対象で、学費は1
回45分で100元。月謝にして400元。決して安くはない。それでも人気だと聞き、
深センの教育熱の高さを垣間見る気がした。そういえば私の親も、家計に余裕がな
いのをさらに切り詰めてピアノを習わせてくれたっけ。なのに、アップライトじゃ
やだ、グランドピアノが欲しい! なんてふてくされていた私。何という不孝者だ
ったのかと、当時の親の年になってやっと気づく。

今回楽器店で買ったものをご紹介したい。
中国二胡検定曲集28元。1級から10級まで100曲以上の課題曲が載っているので、
一生使えそう。といっても、買った時点で半分くらいマスターした気になっている
のだが。(深センを回った限りでは、楽譜類は東門の博楽琴行がいちばん揃ってい
たが、二胡の楽譜は数種類しか置いてなかった)



二胡の駒(紫檀)8元。ちなみに黒檀は5元。どちらもクリアケースにごろごろ入
っていて、自分で好きなのを選べる。
こちらは二胡の弦。



虎丘牌は、外弦・内弦のセットで5元。右はピラストロ社(ドイツ製)のレッドド
ラゴンで120元。よい弦と聞いていたので、勢いで買ってしまったが、帰国後に調
べたら日本の通販セール価格のほうが安かった。弓のよいものが120元(安いのは
60元)ということを考えると、やっぱりレッドドラゴンはお高い。輸入ものだから
当然といえば当然である。同じ120元を払うなら弓を買えばよかったと後悔しても、
後の祭りだ。バイオリンはピラストロの弦を使っているが、二胡のほうは「普及品
の24倍もする」などと考えたら、何だかもったいなくて使えない←やっぱり貧乏性。

いつかホールで独奏する機会が訪れるまでは、5元ので練習を積むことにしよう。
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8 コメント

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楽器の値段はピンキリですな… (ツヤーン)
2005-10-11 14:50:01
中国でも輸入物だと値段に注意ですね~。

けど、想い出効果できっといい音でますよ♪
ピンキリでした (村長)
2005-10-12 18:56:14
ツヤーンさん>

ひと口に二胡といってもいろーんな

種類があって、試し弾きするだけで

も楽しかったです。何でも安いので、

ちょっと舞い上がってましたが、冷

静に考えたらやっぱり弓を買うべき

だったかと……。そうですね、旅で

買ったものは通販のとは違いますよ

ね、んー、やっぱり大事に使います^^
楽器の値段 (だやん)
2005-10-12 22:13:17
楽器を嗜まないので詳しくは無いが楽器の値段もピンきりなんですね・・・

しかしながら輸入物のなんと高いこと!!
Unknown (チャンヨツ)
2005-10-13 09:57:43
写真にびっくり。

雨の日の傘スタンドみたいに、二胡がギッシリですね~。

天国だ!

「ココからココまで、お色違いでいただくわ」

って、セレブ買いしてみたいな~。
輸入物 (村長)
2005-10-13 11:48:43
だやんさん>

高いもの必ずしもよいとは言えないんです

が、「いいな」と思ったものはやっぱりそ

れなりの値段がしました……。輸入物やっ

ぱり高かったです。日本のヤマハピアノも

向こうでは輸入物で、高級品扱いでしたよ。
傘スタンド! (村長)
2005-10-13 11:52:29
チャンヨツさん>

ホント傘スタンド状態で、壮観ですよね!

1ダース売りしてくれそうな錯覚に陥り

ます。……セレブ買い、究極の夢かも^^
本場は (トモ)
2005-10-13 21:58:37
二胡、やっぱり安いんですね。

でも、すごい楽器の数。

この中から自分の1台を選ぶって

難しいでしょうね~。
迷って迷って (村長)
2005-10-17 14:00:16
トモさん>

やっぱり本場は安いですね。

もしこのなかから1本選ぶとしたら、

何日か通い詰めて迷って迷って……、

になりそう。でもそうやって納得し

たのを見つける過程も楽しそうです♪

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