平間の歯医者 しょうちゃんのちょっと歯っぴー

神奈川県川崎市中原区(平間駅前)で歯科医院を開業している院長の
ブログです。

前回の続編

2009-11-30 08:00:17 | 日記
前回の続きから行きたいと思います。

前回はガルシアからの手紙についてあまり適切な感想を書けませんでした。

結局いつも指示を待ってばかりいる人間はダメだと言っている訳です。

経営者であろうが従業員であろうが何かのテーマを与えられた時に自分

で調べ、結論を導き出せる人間になれという事が言いたいのだと思います。

はっきり言ってうちのスタッフの中にもガルシアへ手紙を届けられそうな

人とそうでない人がいます。

同じ資格を持っていたとしてもそこには歴然とした能力の差があります。

本人がその現実に気がつけば取り戻すチャンスはありますが、

往々にしてそうならないでいつまでも差が縮まらない場合もあるようです。

今の派遣社員の問題でもマスコミは言わないがそういう問題もあるような

気がします。

個人がその事に気がつかないといけないし、政治の問題ではないと思います。

勿論私も手紙を届ける努力を怠るとおそらくすぐにダメになってしまうでしょう。

資格を持っているだけでは、一昔前はそれで通用したかもしれませんが、

今では余剰人員を抱える余裕がないので、直ぐにリストラの対象になってしまい

ます。


資本主義が成熟してくると経営者になれるのはごく一握りの人間だけなのかもしれ

ません。

学校の成績だけではなく、自分はどの程度まで自分自身の事を含めて

見渡せるのか若いうちから訓練していかないといけないのかもしれません。

御幣はあるかもしれませんが、戦後日本がここまで復興したのは大部分の

日本人がアメリカに軍事、経済力両面で圧倒的に劣っているという

事実を素直に認め、努力をしたからではないかと思うのです。

ガルシアに手紙を届けられる人間はそうはいないが

届けられる人間がたくさんいるところは必ずどんな時代でも生き残る

ことはできると思います。

また亀田選手が内藤選手を破りました。

私の予想では内藤選手の判定勝ちだったのですが、見事に予想がはずれました。

弟の敗戦の分析もできていたのでしょう。

ランディエタ選手との第2戦を思わせる展開でかなりクレバーな戦いぶりでした。

これからの活躍が楽しみです。









アメリカに



ガルシアへの手紙

2009-11-28 07:59:27 | 日記
昨日ふと、テーブルを見てみると

何年か前にスタッフが近くで開業している小池先生のところで

頂いてきたガルシアへの手紙という小冊子が置いてあるのが

目にとまりました。

今改めて読み返してみると当時気が付かなかった事がたくさんあります。

ガルシアへ手紙を届けるにはどうしたらよいか?

という漠然としたテーマなのですが、ゴールだけが設定してあり

それには具体的にどうしたらよいかといったマ二ュアルは

全く書いてありません。

ルールだけが決まっているサッカーの試合でブラジル代表とドイツ代表

が戦っているようなものです。

つまり、今戦って仮にブラジルが2対1で勝利したとしても、

それがブラジルのシステムがドイツのそれより優れているとは

断定できないという事なのです。

例えがよくないかもしれないが、勝つために努力をするのは当たり前ですが

自分たちが信じる最も素晴らしいと思うサッカーを目指す途中経過

として成績が出るのは仕方ないが、そこまでのやり方は数え切れない

程あるということなのです。

つまり人の物真似をして一時的には好結果が得られたとしても

それが本心から望んだものでなければすぐにダメになるという

ことなのです。

我々の仕事に置き換えてみると仮にどんなに最初の志が高かった

としても、次第に利潤の追求だけが目的になってしまうと

必ず衰退していきます。

かといってまったく経営を考えないことは論外です。

絶えず動いている世の中でどうやったら強い企業理念を

保ち続けられるのか?

ガルシアへ手紙を届けられるようになるには経営者自身の成長が

深くかかわっており、並大抵な事ではありません。

ただ座して我慢しているだけでは何も変わりません。

一つだけ解ってきた事があります。

それは1人では決して手紙は届けられないという事です。

仕事を通して成長する事しかないのかなとも思います。

生活を得る手段にしてはダメだということです。


寒くなってきました

2009-11-26 08:57:08 | 日記
今日は比較的暖かいですが

ひと雨毎に寒くなってきています。

今日も朝5時45分に家を出て、自転車で診療室

まで回り道をしながらやってきました。

まだ真っ暗で新聞も配達されていない時間なので

景色を見る訳にもいかず運動の為に遠回りしたようなものです。

さて話は変わって、政府の行政刷新会議が行われている事を

ご存知だと思います。

本日の読売新聞の第一面にも取りあげられていますが、

どうもあまり先の事まで考えてはいないのではないかと

心配になります。

会議では科学技術予算を次々と削減していますが

いずれ学者を目指す者の芽を摘んでしまう事になりはしないかと。

恐らく私には深いことはわかりませんが、

目の前の事に一生懸命になることで直ぐに結果が出る職業と

一つの成果を出すのに数十年掛る学問の世界は別ではないか

と思うのです。

政治家はむしろ直ぐに結果を求められる職業であり、私の職業もそうです。

その判断を間違えると何十年先の成果は得られないと思うのですが、

皆さんはどう思われますか?

冷泉家の至宝展に行って来ました

2009-11-24 08:13:31 | 日記
母が富山から上京して来ているので

こちらでしか見られない物を見せたいと思い、

東京都美術館で開催されている冷泉家の所蔵している

数々の和歌集や歴代の天皇が書かれた和歌集等を見てきました。

母は以前から俳句を少しばかりやっており、ジャンルは違っても

冷泉家の役割には興味があり、

同時に私は近くの西洋美術館でローマ帝国の遺産展をやっていた事もあって

久々に親子水入らずで出かけました。

都内は連休中のせいか随分閑散としており

車で25分弱で上野に着きました。

冷泉家の方は所蔵している書物の一部でしたが、

紀貫之直筆の私選和歌集や藤原定家の作品等、

それこそ、興味のある人にとっては、垂涎の作品が展示されていました。

冷泉家は中秋の名月の時には今でも一年に一回は一族が集まって、昔から続く

古式豊かな儀式を執り行っています。

我々庶民とは全くかけ離れた世界ですが、冷泉家が伝統を守り抜いて

来たからこそ、宮中やごく一部の公家の世界で詠まれて来た和歌も現代まで

続いています。これからも大切にしたいものです。

また、古代ローマ展では2000年前に滅亡したポンペイの人達の

生活が最新の発掘調査の結果を踏まえて、再現されていました。

初代ローマ皇帝アウグストゥスがどの位の権勢を誇っていたかが

解るような気がしました。

また火山灰の中に埋もれていたせいで当時の家の壁に描かれていた

フレスコ画の色鮮やかだった事!

まるで何年か前に描かれたもののようでした。

母親の元気なうちにまた興味のある場所に連れて行きたいと

思います。

母親の上京

2009-11-21 08:27:50 | 日記
昨日から私の母親が上京してきました。

さすがに歳を取りましたが、

あいかわらず俳句を作るためにあちこちへ日帰り旅行

をしているらしく少し安心しています。

生きる気力はとても大切なもので、私は今まで母親には

世話になりっぱなしで何の親孝行も出来てはいませんが、

歯の治療くらいは役にたちたいと思っています。

来年の春はまた奈良へ行くと言っていますが

健康が許せば色々な所へ出かければ良いと思います。

もし、父親が存命であれば、それさえままならなかったかも

しれません。

母親には俳句を作るという趣味があるので本当に良かったと思います。



母を見ていると自分の生き方をちゃんと持つという事がいかに

大切な事であるかがよく解ります。

子供がいようといなかろうと

またはたとえ一生独身であろうと自立した生き方は必ず

必要になってきます。

何故なら、自分の人生は自分自身で責任を取り、評価しなくては

ならないからです。

それを他人との比較でしか評価できなかった場合は残念ながら

あまり幸福ではないと言わざるを得ないのではと思います。

その意味で私は最後は母親のように生きたいと思います。