農園ビギン春の恋の結末・・・

春は別れと出逢いの季節・・・


幾度巡り巡る
限りある季節の中に
僕らは今生きていて
何を見つけるだろう（seasons　by浜崎あゆみ）



農園ビギンの周りにはまだまだ雪がたっぷり積もっている。


しかしある一か所だけ春のあたたかさのある場所がある。

農園ビギン「ビニールハウス」

ここではスイカ、メロン、ネギの育苗、そして今の時期は寒さの中必死に生きようとするあるものが眠っているのだ。


春のにおいを感じる今日この頃・・・
私は最近見に行っていないことに、ふとさみしさを感じ、ビニールハウスへ足が向かっていた。


そして・・・

そしてついに見てしまったのだ・・・



そうか、ここだったのか・・・

だから君は工場仕事の時そわそわしていたのか・・・

君の想い人はここにいたんだね。







そう、
ここはＳ氏とアスパラの密会場所だったのだーーーーーーーーーーーーーー


工場にいる時より生き生きと嬉しそうに語りかけるＳ氏。

「会いたかったよ。さみしい思いをさせて悪かったね」


そこで私が盗み見しているのが見つかってしまったーーーーーーーーーー

「いや、ち、ちがうんだよ。
ちょっとアスパラさんの写真撮ろうかなって。じゃ、邪魔してご、ごめんね」
うろたえる私。

まるでアスパラ泥棒に入ったのがばれてしまった人のように挙動不審・・・



私のことなど目に入らないかのように、Ｓ氏とアスパラ、二人（？）の会話は続いた。
「ごめんね。もうすぐ・・・お別れなんだ」


そう、冬の間頑張ってくれたアスパラさん。
そろそろ収穫期終了を迎えます

まだこんなに頑張っているけれど・・・

形が不揃いになってきたり、、以前ほど一日に収穫量もなくなってきたり・・・


「畑で会えるようになったら毎日会いに行くから！！！！」
二人（？）は硬くしっかりと手を握り合っていた。



さつまいもまんじゅう、ベニマサリ、紅乙女・・・
さつまいもたちの波乱に満ちた恋の嵐・・・

切なくもここですべてが明かされた。


彼はやはり畑の人・・・



工場で生きるなんて無理だったのかもしれない・・・


表面ではさつまいも好きを装っていたが、こんなところに想い人がいたとは・・・


Ｓ氏の門出を祝福しよう。







と、いうわけで
アスパラの販売が間もなく終了です
今日たかのスーパーですこ～し販売されるかな？
長岡ジャスコでの販売は終了です。


はねだし品が多くなってきますので、ぜひとも農園ビギンのアスパラを食べたーーいという方はお早めに・・・


そしてそして
春の農作業が始まってきました。
S氏はまんじゅう職人から畑、田んぼの現場監督に昇格します

それにともなってまんじゅうの販売数も少なくなってきますので、3月のさつまいもまんじゅうはかなり限定販売となります。


見かけましたらぜひ味わって召し上がってくださいませ