自家用車を壊してから約3週間。 中古車ですけど新たな車が納車されました。 これでまた遠出・近出が不自由なくできるようになりました。
というわけで、前の日曜日に隣町である南城市のユインチホテルに行きました。
ここには温泉があります。 どんな温泉かというと、
天然温泉さしきの「猿人の湯」・・・・ものすごいネーミング。 たいがいの人(特に女性)は最初少し引くこと間違いなし。 どうしてこんな名称にしたの?
実はこの温泉は天然ガス採取もかねて掘削された井戸(坑井)を泉源としています。 温泉湧出層(島尻層群)の形成年代が約500万年前(新生代第三紀鮮新世)の新第三紀に現れた人類の最も古い祖先に当たる猿人「アルディピテクス・ラミダス」ニックネーム「アルディ」を表しているそうです。 つまり猿人のいた時代にできた温泉水に私たちは浸かるのです、という意味だそうです。
もっとも、原人は今のところアフリカでしか発見されていません。しかも島尻層群は泥岩を主体にした深海性堆積物より構成される堆積岩。 とても猿人が住めるような環境ではない。と突っ込みたくなるのですが、心を落ちつけて中に入ります。
受付にて。 入浴料金は1500円+入湯税150円=1650円。 カミソリ・歯ブラシ無料で、休憩室や館内を歩き回れるパジャマ型ウェアーも貸してくれます。
では(入り口が少し危ないが)階段を上って、
二階の浴室へ、
中は特に撮影しませんでした。 なぜなら、お風呂場は温泉を引く前と全く同じで、リニューアルはされてませんでした。 正直、普通のホテルの沸かし湯による大浴場を想像して下さい。温泉はナトリウム-食塩泉です。 島尻層群の賦存温泉水は天然ガスを含む食塩水(かん水)です。 ここではガスを分離して温泉水を直接湯船へ。 舐めましたが、非常にしょっぱい。 原水をそのまま入れているみたい。 湯船以外のかぶり湯・カラン・シャワー湯水は水道水だと思います。
湯船の水温は41℃を表示していました。 この日の気温約28℃。 ぬるく感じました。
浴室から見える外の風景。
与那原湾から中城湾を一望。 奥にみえる陸地は金武町付近です。 できれば露天風呂をつくってほしいです。 夏場はほとんどプールに近い水温でもいいですから・・・
温泉に浸かってすっきりリフレッシュ。 でも少し困るのは、浴室・脱水場を清潔にするため作務衣を着た職員がよく出入りすること。 この仕事してるの若い娘さんだよ・・・
ひとっ風呂浴びた後、帰り際に泉源へ。
白布をかけているところが抗井の口元(湧出口)です。 温泉の分析表によれば湧出口の水温は57.5℃とかなり熱めです。 その後ろのタンクが温泉水とガスとの分離装置だと思います。
ユインチホテルは当初、健康増進施設としてできました。 そのため敷地や遊技施設が多く、けっこうお客さんが多く来ます。 でも私が温泉に浸かっていた時、浴室内は最も多くて10人足らず。 沖縄での温泉にまだまだ県民はなじんでいません。 なじんでもらうためには「お風呂とプールの合体・一体型」がキーワードのような気がしますが???