miyapiのひとりごと

blogこと始め。コンピュータと映画、そしてお酒の好きなmiyapiが気ままに書きつづる日記。。。

Linux: Ciscoルータのバックアップをとる

2011-11-21 07:50:34 | Weblog
前回の続き。

ルーターのバックアップである。少々めんどくちゃい。(-_-;)

これから書くのは、ルータのOS( IOS :Internetworking Operating System)
とか、設定ファイル(Startup-Config)を TFTP でPCにコピーする方法です。

<手順>

1)TFTPサーバーのインストール

まずは、PC(Linux)に TFTPサーバー( tftp-server )をインストール。

# yum insall tftp-server

tftp-serverは xinetd 経由で起動されるため、上記のコマンドで xinetd
も一緒にインストールされます。

2)TFTPサーバーの設定

デフォルトだと tftp は無効になっているので、tftp-server が
有効になるよう設定ファイルを修正します。

ファイル名: /etc/xinetd.d/tftp
変更箇所: disable = yes を disable = no に変更

下記のような行を書き足せば、アクセス元のIPアドレスを制限することもできます。気になる方はどうぞ。

only_from = 192.168.1.1

この他にもアクセス時間を限定する等、いろんなことができます。
詳細は xinetd のマニュアル("$ man xinetd" ) を見てください。

3) /tftpboot のパーミッション設定

tftp でアップロードされるファイルは /tftpboot に置かれます。
(上記 /etc/xinetd.d/tftp の設定内容による)
そこで、 /tftpboot の書き込み権限を修正します。

# chimod 777 /tftpboot

4) 空ファイルの作成

tftp でファイルをアップロードする際は上記 /tftpboot に、
「あらかじめ同じ名前のファイルがなくてはいけない」、
という変なルールがあります。
(ファイルが無い場合はエラー( Error 1 : File not found )になる。

そこで /tftpboot にルータからバックアップするファイル
と同じ名前の空ファイルを最初に作っておきます。

<例>
# touch router-config
# chmod 666 router-config

※ Startup-Config をバックアップする場合のデフォルトのファイル名
は、 [ルータのホスト名]-config となる。(IOSの仕様)

5)ルータとPCをLANケーブルで接続


PCとルータをLANケーブルで接続します。

云わずもがなですが、HubやSwitchを介さずに直結するのなら、
クロスケーブルでつなぐ必要があります。ご注意を。

6)xinetd を起動

これで準備完了です。serviceコマンドで xinetd を起動します。

# /sbin/service xinetd start


7)ルーターから必要なファイルをバックアップする


あとはルーターのコンソールにログインし、
必要なファイルをPCにバックアップします。

初期設定ファイルのバックアップは copy startup-config tftp,
IOS のバックアップは copy flash tftp でOKです。

< ルータのコンソール画面 >
----------------------------------
Router> en ← 特権モードに入る
Password: ****** ← 特権モードのパスワード入力

Router# copy startup-config tftp ← 設定ファイルをバックアップ

・・・以下、画面の指示通りに入力・・・

----------------------------------


では、今日はこの辺で。。ばいちゃ。

Linux: Ciscoルータへの接続

2011-11-19 20:00:14 | Weblog
手持ちのPC(Linux: Cent OS)のシリアルポートからルータのコンソールへ接続して、ルータのバックアップをすることになった。

ということで、今回はルータとの接続方法のお話。。というかメモ。

Linux だと screenコマンドをつかったり、色々方法があるようだけど、
minicom を使うのが一番判りすいと思う。

コンソールケーブル(俗に云う「きしめんケーブル」)でPCのシリアルポート
とルーターのコンソールケーブルをつないで、minicom というシリアル接続用のプログラムを使う。

・インストール
# yum install minicom

・実行
シリアルポート(/dev/ttyS1) への接続はroot でないとダメなので、
実行は root になってから行う。

まず最初は設定をしなければならないので、 -s オプションを付けて実行。

# minicom -s

設定画面が出るのでシリアルポートは /dev/ttyS1 だとか、9600bps の
パリティ無しだとか、などの設定を入れる。

設定が終わったら、再度オプション無しで実行。

# minicom

しばらく待っているとルーターのコンソール画面が表示される。

minicom の終了は [CTRL]-[A] + [Q]。
「リセットせずに終了するか?」と聞いてくるので、このまま「はい」
を選択すれば OK です。


。。。ということで、今日はここまで。ばいちゃ。