ふくしまの里山を次世代に

鮫川村に秘密裏に建設された放射性廃棄物焼却処分場に反対する住民組織『鮫川村焼却炉問題連絡会』のメンバーによるブログです。

日本のアセスメントは「ガラパゴス」化?

2013-06-27 11:03:45 | 資料

日本自然保護協会のブログを見ていたら、興味深くてどんどん読み進んだ。いくつかご紹介します。(赤字・太字筆者)

日本のアセスメントは「ガラパゴス」化?!環境アセスメントの講演会から。

環境アセスメント問題都民連絡会主催の2013年総会記念講演会「環境アセスメント・日米比較」を聞きに行きました。原科先生のご予定が急きょ代わり、東邦大学の柴田裕希先生のご講演となり、内容も「環境アセスメントから持続可能性アセスメントへ」となりました。
 
最近導入された日本のSEA(Strategic Environmental Assessment;戦略的環境アセスメント)は真のSEAでは無く、日本のアセス手続きは世界より大幅に遅れているということからお話が始まりました。・・・・・
 
・・・8年間かけて東京都環境影響評価技術指針を変えてきた、環境アセスメント問題都民連絡会の総会も行われました。
 
 
(記事中の環境アセスメント問題都民連絡会のサイトを探したら、こんなのがありました。)
 

海上の森アセスでもオオタカ見逃し(99/6/20)
 愛知県と万博協会が進めている瀬戸市「海上(かいしょ)の森」での万博のためのアセスメント準備書(2月23日) にオオタカ存在の記載がなかった。2カ月後のオオタカの営巣確認(4月29日)であらためてずさんなアセスが問題となっている。日本野鳥の会はこうした万博協会側の調査を批判している。
 アセス法施行の前倒しの触れ込みですすめられた万博アセスだが、実態は万博の開催を至上命題としてすすめられたことは間違いない。愛知県と万博協会はこのアセスについても、現在の計画規模のままですすめることを6月2日に明らかにしている。
 これにたいし、日本自然保護協会、日本野鳥の会、WWFジャパンが開いた東京での「愛知万博アセスを考えるシンポ」(6月13日)では、代替案がないのでオオタカ確認後の代案が示せない、地下水が逆流し貴重植物の湿地が保全できなくなる(愛知教育大・森山昭雄氏)などの問題が指摘されている。

 

見逃した?最初から見ないフリしてたんじゃないの?と疑っているのは私だけではないでしょう。関口先生もそうおっしゃっていた。「(希少動物は)最初からいないことにするなんてのは常套手段」だと。

こんなのもありましたよ。

沖縄・辺野古の普天間基地移設問題が日本最悪のアセスメントに選ばれました。

・・・・どの事例も情報隠ぺいがあった、科学的でない調査や判断が行われた、環境保全措置に失敗した、アセス以前の問題として不要な工事だった、貴重な生きものが 発見されたのに計画が止まらなかった、周囲の環境も含めた総合的なアセスがなされなかった、などの多くの共通点があることが浮かび上がってきました。

・・・・日本最悪の環境アセスに与えられるワースト・アセス大賞は、私がプレゼンした普天間飛行場代替施設建設事業(辺野古)にいただいてしまいました。いただいてうれしい賞ではないので気持ちは微妙ですが、この大変なプロジェクト、問題の多い環境アセス法に、今後ともがんばって取り組んでいきたいと思います。


日本はOECD加盟国で一番最後の99年にアセス法施行をしたそうな。それにしても14年経っても進歩するどころか後退しているのでは?


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