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離婚理由の書き方その2

2007-05-23 00:36:38 | 離婚
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その他の離婚理由としては次のようなことを書くことが多いです。
1 多額の借金を何回も重ねる。特に、使い途がギャンブルや飲み食いなどの遊興 費、高価な買い物に当てる場合は、裁判所も離婚を認める可能性が高くなりま 
 す。

2 家事をしないというのも、よく離婚理由に挙げます。
  食事に関する不満が多く、朝食や夕食の用意をしないとか、夕食の用意はして あったも、出来合いのものばかりで、冷えたものが多い、帰ってきても食卓に出 してくれず、自分でご飯をよそったり、配膳をしたりしなければならず、後片付 けも全然しない、などの指摘をします。

  最近は女性が朝起きてこず、夫が早く起きて自分で朝食の用意をして食べて出 かけるケースがよくあります。
  専業主婦ならもう少しやってくれてもいいのではないかと思うことがありま 
 す。

  その他、掃除洗濯の不満もよく見られます。
  掃除を全くしないため、部屋の中は埃で一杯だとか、整理整頓をしないため、 部屋の中は足の踏み場もない、という事例もあり、写真を撮って証拠に出す場合 もあります。
  洗濯は、ため込んでなかなか洗濯をしないとか、干したまま取り込まない、取 り込んでもたたんで片付けないという細かい指摘もします。

3 性的不満
  夫婦の一方が性行為を拒否するという離婚理由もよく見られます。
  しかし、裁判所がこれを取り上げて離婚を認容するケースは少ないです。多く の場合、性行為を拒否するのに正当理由があると反論するのが通例だからです。
 性的不能という場合は、気の毒ですが、離婚理由として重視されると言えます。 現実にも、私は7、8例そのようなケースを取り扱ったことがあります。その中 には、女性の性的不能というケースもありました。

1 コメント

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家事をしない (Y)
2007-11-05 23:42:03
質問ですが、家事をしないという離婚事由は多いのでしょうか?



性行為拒否と同じで夫に対する不満が理由なら認められないケースが多いのでしょうか?