間欠性外斜視 手術 →退院 感想 ３４歳初めての目の手術

本日退院しました。
痛み止めが切れたり　まだ目が腫れぼったいのでフルパワーにはまだまだ遠いですが
日常生活をする分には支障は少ない状態で　いま家で療養しております。
手術した日が３連休の前ってのもあり月曜からはもっと楽な状態で出勤できそうです。


さて。ビビりながらも半年前からちょくちょく書いてきた僕の通院ですが
実際に斜視のキーワードで日記にたどり着いた方もちょくちょくいるみたいで。
退院をして一応ひと段落したんで日記をしたためようかと思います。
一応参考程度で僕の手術の一日を記載しておきます。
あくまで　大人の一例ですし　僕には僕の症状があるので体験記程度に見ていただければ。

ま、一番の書く理由は　自分の軌跡、の為ですけどね。


★まず　僕の症状は間欠性外斜視
斜視とは片方の目は視線が正しく目標とする方向に向いているが、もう片方 の目が内側や外側、あるいは上や下に向いている状態のことをいいます。

僕の場合は　日常生活、スケートを普通にしてる時は両目でものが見えるのですが
疲れたり、酒を飲んだり、あるいはフリップなど素早い回転の動きを見ようとしたりする時に
自分の意志とは別に片目の視線がはずれる症状でした。
僕の場合はちと特殊で
自分の意志でも視線を外せました。右だけわざと、左だけわざと、　そしてちゃんとした両目で。
自由自在に。

もちろん両目で観ている時は立体感ある画像です。片目の場合は平べったい、もしくは
はずれている目の画像も同時に見えるので
同じ絵をずらして見ている非常に見難い感じでした。

ただ、年を取るにつれ自由が効かなくなってきて。車の運転もなかなか困難に。
酒飲むとすぐに外れます。はずれました。か。
周りの人は　わからないって言ってくれますが　なってる自分が一番よくわかるんですよね。

手術を決断したのは　車の運転と単に老いの恐怖を初めて感じたから、ってのもありますかね。
それと、スケートの時にいちいち外れるのにイライラが募る日が多くなったから。

ま、もっと練習しろとか言われそうですけどね。体で覚えたらいいとか。
言われない様に　やったつもりです。手術決めてからのサラリーマンやりながら週５でスケートはなかなか頑張ったかなーって思いますが　全て嫁っこと周りの仲間のおかげです。

以前書いた　年取るとどんどん症状は悪くなるし、手術しても両眼視が出来るか判らないって。
腐り日記　。手術終わった日の今朝、朝　一人で携帯で振り返って見たんですが　よくわからない気持ちで泣きながら見ました。こんな時あったなって。


長々と書きましたが　手術の模様、書きます。



★2/10朝　８時に病院へ。当日は食事はもちろん　水もダメー。もう腹ペコ。
けど正直病院に近づくにつれて　ビビるので　腹減りも気にならずｗ

★病院に着いたら視力検査。九時にその日の予定の説明とカウンセリング。
話によると手術は十時から。　おお、後一時間。

★一日入院なのでパジャマとかの着替え用意して入院部屋へ行ってから着替えて、、、
て予定だったのに
前に入院してる人がまだ部屋にいて　準備してますんで
今から手術しましょう、着替える場所用意するんで！
”ＮＯ！！！心の準備皆無！！”

手術室の前で着替えて。そんでもってすぐに呼ばれる。

★点滴ブッさして、心電図用の吸盤つけて　ビニール袋の帽子かぶって。
本格的・・・
で看護師さんに目薬刺されて。（麻酔らしい。）

★いざ部屋に入ると　オペ室に１０人位の人。おおーーなんかドラマで見た景色・・・
手術台に座ると　横にされて上を向く。
目の前には顕微鏡みたいなでかいレンズとまぶしい光。
ポイントとしては　小さい子とかが手術する際には全身麻酔らしいんで怖さ無いんですが、、
あたしのばあい。目薬による軽い麻酔のみ。　ホントそれのみ。
しゃべれますし　見えます。見えてしまいますｗ怖すぎる

目の細かい動きを調整する手術なので　あまり強い麻酔だと　難しいらしいんで。なるほど。
仕方なし。

★手術内容は　眼球には筋肉が付いてるんですよね。
その筋肉の引っ張り具合のバランスが悪いから斜視が起こる。
で、手術でその筋肉を切って　新たに正しい位置で付け直すってのが手術内容。
わかりやすいですね。わかりやすくてどんだけ怖いかわかっちゃいましたね。
眼球に直談判的なｗ

★女性がお化粧で使うまつ毛カーラー？こう、挟む奴。の逆バージョンで目を閉じない様にずーっと開きっぱなしになる器具付けて。もうガンびらき。ぱっかーん
まず左目から。
するってーと主治医の方が　はじめますよーって。
なんか黒目の所にガーゼ？見たいなのがかかったと思ったら眼球にある圧迫感と　何かが刺さる感じ。
ガーゼの隙間から　時々見える糸。　糸？？？
そして光る器具。メス？針？

どうやら　眼球に糸をつけて引っ張ってるみたい(笑)のわーーー怖すぎる！！！！！！！
引っ張って位置を直してそこから筋肉の移動？
その後５分間の痛み。鈍痛ずどーーーーん　
あああー目の外側で何かされている、、何かが今くっついてる、、なんか動いた
あ、押されてる、、、あれ？終わった？

みたいな　よくわからん感じでした。片目３０分　両目１時間
両方の３０分の中で激しい痛みは５分間。そこ乗り越えたらなんとか行けたんですが、
やっぱ何されてるかわからんという恐怖といつ終わるかわからん不安が壁でしたね。
一応３０分で終わるって　片目終わった時点でわかって、
１０分ごとに血圧測る機械が自動的に動くんですよ、ぶいーーんって。
それで　あ、後１０分や、、とかわかって　少し助かりました。


実際に手術してる時も先生達は気さくに声かけてくれて。よかったです。


★で、両目同時にやったんで　術後は眼帯両目にして車いすで部屋まで移動。
見えない恐怖ってすごい。エレベーター乗ってるだけでも　どうなってるかって不安でしたね。

部屋に帰って１時間ちょっとで眼帯が外れますよって言われたんですが、
丁度その頃に麻酔が切れるんですって。。。。
眼帯外して目、開けてもいいですよって言われたんですが

て、、、

丁度麻酔が切れる時も同時に・・・・
もう　激痛。痛くて痛くて涙が止まらない。


よくあるドラマとかで　手術後包帯外して、、

見、見える！！あたし、見えるわ！！

のような状況ではありませんでしたｗ
痛くて　異物感で、涙が止まりません。
しかも傷がまだ癒えてないせいか
血の涙だーらだらでした。

あ、俺見えてませんけどね。
嫁っこどん引きｗ

人によっては全く痛くないとかあるらしいです、
看護婦も　あら―珍しいですねーって、　俺大当たり？


座薬でぶすっと痛み止め刺してから　ようやく目も開けれるようになり、
心配してた複視も見られず。両眼視いけてるやんか！
もちろん　１００％とは言えずに。

この時の視野ですが
術前は　カメラでピントがあってる状態でシャッター押す瞬間にずれる。見たいな状態だったのが
術後は　ピンと合わすのに時間かかるんだけど　最後にはピントが合う、でまた被写体ずらすとピンと合わすの大変
的な状態です。
けど　明らかな両眼視です。っほ。

けどこの状況も徐々によくなるようです。なると良いね。


大分楽になってから携帯見たらメール山ほど。
泣ける。ブログにもありがたいコメント
また血の涙ｗ

血の涙はすぐに普通の涙に戻りましたがね。


その日は目薬２種類刺して　９時に就寝。

次の日６時に起床、朝飯、９時半に診察。
その間外出以外は自由です。

この日に食べた朝のクロワッサンが超うまい(笑)なんだこれ！！
焼きたて？まさかのうまさ。病院で食う飯とは思えん。

ＩＰＨＯＮＥで音楽聞きながらフンフン言いながら時間潰して。

診察後　次回の通院日と薬貰って退院　意外とあっさり。

で外に出ると　すこし異変。
やっぱ部屋でみる視界と　外の広大な視界だと違和感がありますな。
この辺はじかんに頼るしかないかね。

けど、一日経って　今ん所両眼視出来てますんで。
術前に自分の意思で出来た斜視の片目でのみかたですが、

怖くてやってません。が　何となくできる気がします。ただ、
はずれる角度は明らかに少ない気がします。
ピントがずれる、程度の差、かと。

長々書きましたが　こんな感じです。
やってみないとわからない事だらけでした。
ネットとかでも情報が氾濫してて。
ネットの情報って良い情報は埋もれがちで
不満やらネガティブな情報が浮き彫りになる事が多いと思うんですよ、目につきやすいと言うか。

見る方は不安ですからね。


もちろん僕も色々調べました。
今言ってた病院っておそらく日本で1.2を代表するとこだと思います。
良い情報悪い情報あったり。
斜視の手術は再発率が少なからずあるんです。
そういうの知ってたらやっぱ踏みとどまったりしますよね。


けど、最後は自分の意思かなって。

いまの段階では　やってよかったて思えます。

これからも少しずつよくなって行けばね。

想像ですが　早けりゃ２月中も復活行けるんじゃね？的な。
ま焦らずに。

正直あまりに長い日記に書いてる自分が
どうやって収集つけるか困りましたがｗ


３４歳　初めての斜視手術
これにて　第一部　おしまい。
長々お付き合いありがとうございます～～～～

～～～～～～～～
追記　2013/1/16
間欠性外斜視　手術　というキーワードで　かなりのアクセス数がこの時の記事にあり調べたら　検索エンジンに上位に引っかかるようですね。（汗
どこの誰が見ているか判りませんが術前に調べるのはごく自然なことですよね。
自分も同じでしたし。

手術から約二年経ちましたが　術後の経過は良好でありがたいことに両眼視は今も普通にできております。

術前はホントビビっていましたし　いろんなことを調べましたし。
この記事は単なる当時のありのままの自分の感想を綴った日記でしたが　あくまで自分の体験です。全員が全員同じ状態ではないと思いますが少しでも参考になったらとは思います。
が！如何せん文才がないのでワーキャー言ってるうるさい日記になってますね。
最後に　
恐かったり痛かったりする手術でしたがホント受けてよかったと今は思います。