疑似餌釣り師の酒蔵だより

酒好きルアーフィッシャーが蔵出しするボヤキ

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

2012年02月27日 | 映画・DVD
トム・ハンクスとサンドラ・ブロックが主役と思ってたけど違うのね。そこ期待してたんだけど。
主役はアスペルガー症候群の少年。

評価が高いし、素直にああ良い映画だなぁと思うんだけど、自分の好きな映画ではなかった。
映画と同じような境遇の人が観たら共感できるのだろうか。

映画題名失敗でしょ。覚えられないもん。
チケット買ったとき、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い。12時20分からの上映、字幕版でよろしいですね。」て復唱長いし。

声を失ったおじいさん役が実に味のある、印象に残る演技だった。

映画「TIME」

2012年02月20日 | 映画・DVD
通貨がなくて、対価は余命という世界の設定がおもしろい。
25歳まで成長したら、後は老いる事はなく、日々稼いだ余命分だけ生き延びられる。
きっと病気もないんだろうな。

余命が足りなくなった人のために、余命のローンまであるけれど、返せないなら死ぬしかない。でも死んだら回収出来ないから、システムとして成り立たないのでは。

こんな突っ込みたくなるような事象があちこちに散りばめられている。
コーヒースタンドのコーヒーが4分の余命と交換なんて、飲む人いる?
タバコが一本で4分寿命縮めるとかいうと、妙に納得してしまうんだが。

他にも携帯電話が一切出てこなくて、余命で使える公衆電話。

人間同士の余命のやり取りが簡単過ぎる。
寝てる人から盗めちゃうんだから設定が甘いと言わざるをえない。腕を握られたら余命を抜かれる恐れがあるから、迂闊に握手だって出来ない。

なんてツッコミ入れたけど、映画は割と面白かった。
観ていてわかりやすい上に、上映時間が短めなので、さっさと進行して、飽きる前に終わってしまう。
私には結構楽しめた映画だった。

観ておくべき「ドラゴンタトゥーの女」

2012年02月16日 | 映画・DVD
オープニングクレジットに食われた。あんなに衝撃的なの初めてだ。音楽もピッタリはまってる。
映画の質の高さを期待させてくれる。

富豪一族の失踪事件を調査するしごとを請負ったミカエル(ダニエル・クレイグ)が事件を解明していくミステリー物。一言で言っちゃうとそういう映画。
まあ一族が多くて関係がややこしい、誰が兄弟だ孫だなんて頭に入っちゃいない。

見るべきはリスベット(ルーニー・マーラ)
始めはただのコミュ障なんだけど、徐々にミカエルに惹かれていき、変わっていく様がなんだか可愛い。

元保護司とチェス盤を挟んで、友達が出来たと報告するあたりはすでにかわいい。
エンディングでミカエルにプレゼントを渡そうとするが、ミカエルに家族があるのを目の当たりにして、所詮仕事のパートナーと気付くあたりは切ない。

映画自体はとても良く出来ている。いろんな事が同時進行で、ストーリーはややこしいものの、三時間近い長さを感じない。

リスベットがミカエルを助け、犯人を追うときのセリフ「殺していい?」
とか印象的なシーンが多かった。

いらないシーン、モザイク。
雰囲気ブチ壊し。モザイク入れるくらいなら、カットしてくれた方がましだった。

人によって好き嫌いはあるだろうけど、観ておくべき映画だ。

騙し取ったお金はどうしたんだろう?
これがミステリーだわ

電車で怪しい

2012年02月14日 | 通勤電車の車窓から
今朝の通勤電車は、ギュウギュウではないけど満員で混んでた。
自分と一緒に乗り込んだ中に、女子高生と30半ばのおっさんがいた。
自分の横に女子高生が立っていて、30半ばは女子高生と向かい合って立ち、電車の揺れに合わせて体を女子高生に密着させるように寄ってくる。

女子高生は他の乗客との隙間に位置をずらすんだけど、30半ばは距離を縮めない。
手や腕をモソモソしているわけではないけれど、女子高生が気の毒に思えたので、うまく隙間を作って、女子高生がそこに位置をずらした瞬間、自分が間に割って入った。

30半ばは次の停車駅で降りた。
降りたのか車両を変えたのか分からないけど、女子高生はそいつが降りたのを、しっかり目で追ってたな。

「忍道」(しのびどう)という映画

2012年02月12日 | 映画・DVD
地元のシネコンで上映中なんだけど、他で上映してるのは聞かないマイナーな映画。
逆に気になって、「ドラゴンタトゥーの女」を差し置いて観てしまった。

どんな観かたをしたらいいのか、分からない映画だった。
上戸彩さん主演の「あずみ」のパクリと言われても仕方ない映画。
ただ、あずみには使命があるけれど、忍者は使命が何なのか全然分からない。

ツッコミを入れるつもりはないけど、時代考証をちゃんとやってないんじゃない?
居酒屋の酒が透明な清酒だったり、超撥水の着物、拳銃が連射式だったり。

役者が残念。
主役の佐津川愛美さんは良かったんだけど、甲高い声は時代劇向きじゃない。
役者陣が貧弱、なんでAKB出てる?
最悪は研ナオコさん。台詞棒読みの上滑舌超悪し。

これを観た後、物足りな過ぎて、夜に「ドラゴンタトゥーの女」を観た。