西宮サドベリースクールTwitterブログ

西宮サドベリースクールは「カリキュラム・テストなし」「子どもたちによる学校運営」による21世紀スタイルの学校です。

サドベリースクールでの学び

2011年04月05日 | ふりがな無し
 スクールでのひとこま。

 4歳(さい)の子(こ)と6歳(さい)の子(こ)がスタッフルームでオセロをやっています。4歳(さい)の子(こ)はルールを知(し)っていて6歳(さい)の子(こ)は初(はじ)めてやる様子(ようす)。4歳(さい)の子(こ)が教(おし)えながらゲームを進(すす)めていますが、教(おし)え方(かた)が微妙(びみょう)でなかなか上手(うま)く進行(しんこう)していません。ただ、2人(にん)ともオセロのルールを超越(ちょうえつ)したやり方(かた)を編(あ)み出(だ)して楽(たの)しんでいました。

 サドベリースクールでは子(こ)ども達(たち)同士(どうし)の教(おし)え合(あ)いが頻繁(ひんぱん)に行(おこな)われます。今回(こんかい)はあまり上手(うま)く説明(せつめい)できなかったようですが、これを繰(く)り返(かえ)すうちに子(こ)ども達(たち)は相手(あいて)にどうすれば解(わか)りやすく説明(せつめい)できるかを身(み)に付(つ)けていきます。
 スタッフは隣(となり)で見(み)ていましたが、2人(にん)がルールを教(おし)えて欲(ほ)しいと言(い)って来(こ)なかったので手出(てだ)しをしませんでした。大人(おとな)の先回(さきまわ)りしたお節介(せっかい)は時(とき)には子(こ)ども達(たち)の大切(たいせつ)な気(き)づきを奪(うば)ってしまうからです。

 子(こ)ども達(たち)が大人(おとな)に教(おし)えて欲(ほ)しい時(とき)は子(こ)ども達(たち)から聞(き)いてきます。スタッフがやる事(こと)はその質問(しつもん)にのみ答(こた)えればいいのです。

 そうすることで、子(こ)ども達(たち)は1.解(わか)らないことを自分(じぶん)で時間(じかん)をかけて考(かんが)える、2.その事(こと)をよく知(し)っている別(べつ)の生徒(せいと)に聞(き)く(子(こ)ども達(たち)同士(どうし)の学(まな)び合(あ)い)、3.スタッフに聞(き)く、という選択肢(せんたくし)から選(えら)ぶことができるのです。

 このあと、この2人(にん)は別(べつ)の部屋(へや)で年上(としうえ)の子達(こたち)がチェスをやってるのを見(み)つけて、見(み)よう見(み)まねでチェスにチャレンジしていました。スクールの中(なか)では様々(さまざま)な事(こと)が繰(く)り広(ひろ)げられています。その事(こと)が子(こ)ども達(たち)の学(まな)びの選択肢(せんたくし)を広(ひろ)げる手助(てだす)けをしています。

 サドベリースクールに通(かよ)う子(こ)ども達(たち)はスクール内(ない)や家庭(かてい)で様々(さまざま)なことに触(ふ)れ、本当(ほんとう)に様々(さまざま)な知識(ちしき)を持(も)っています。これは日頃(ひごろ)から自分(じぶん)の気(き)になる事(こと)を自分(じぶん)で学(まな)ぶ、サドベリーの学(まな)びが積(つ)み重(かさ)ねられた結果(けっか)であると感(かん)じます。

 昼過(ひるす)ぎのスクールミーティングの前(まえ)には、小(ちい)さい子(こ)が「ココア飲(の)みたいー」と年上(としうえ)の子(こ)に言(い)って、自分(じぶん)で作(つく)りかたを教(おそ)わっていました。


 何気(なにげ)ない学(まな)びの積(つ)み重(かさ)ね。これがサドベリースクールの子達(こたち)にとっては大(おお)きな生(い)きていく知識(ちしき)やスキルとなっていくのです。

〉〉 ぐら (スタッフ)


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