横浜散歩と私の休日

やっぱ競馬が一番…w。あいかわらずハマで、人生を楽しんでいます。

夏も社台

2014-08-29 14:54:57 | 競馬好きです
社台の屋台骨であるエアグルーヴやベガの一族は、夏の重賞に出て来るとコンスタントに結果を残している。先週がまさにそのパターン。
メイショウイザヨイは、グルーヴ一族の父オレハマッテルゼと同じく時計を要する良のスプリント戦で激走し、べガの孫は渡仏に向けて順調すぎるリスタートを決めた。
古い所ではファンシミン系のダイナシュートが夏に活躍していたが、昨年札幌記念圧勝のトウケイヘイローもこの一族。
在来牝系がよく走る季節。それを疑う余地はない。

道悪やローカル戦では、往々にして土着血統が活躍する。ゴールドシップは星旗系。オーハヤブサ系のホエールキャプチャまでもが顔を出したレースが先週あったばかり。
不良の宮記念2着馬は、ステイゴールドと同じロイヤルサッシュ系のスノードラゴン。
高速馬場向き=平坦巧者の真理。社台系に良績が集中する根拠だ。

夏によく走るのがパロクサイド系。
札幌記念連覇のエアグルーヴを筆頭に、トウカイポイントも全く人気がなかった02年に2着。
アドマイヤグルーヴも、本格的な夏を迎える寸前にマーメイドSを快勝している。
オレハマッテルゼの近親には、小倉記念レコード決着で2着のキタサンアミーゴがいる。アイムユアーズ、トランスワープも同じ一族。
夏に向く理由とは?
 

晩成馬の反抗

2014-08-15 12:47:48 | 競馬好きです
今年の新種牡馬が、存外健闘を見せている。

キンシャサキセキは現役時、南半球産のハンディをものともせずNHKマイルCでも3着と好走。7歳になってもGⅠを制し、長期に亘り活躍をした。

母がリボー系×リファールという配合だから、奥手で気難しい性質が生まれる前から想像できた。フジキセキが父で距離適性は固まった。

活躍期間はデュランダルとよく似たものがあるが、ジュエルオブナイルのような早熟型が出せるかは疑問。

先週ついに初勝利。早熟型は少ないだろう。



ハービンジャーは鈍重さが気に掛かったが、ダンチヒ系だからかサドラー系のような重厚さはない。

ポンポン新馬勝ちの馬を送り込んだように、ハマると突き抜けるのはよくわかったが、明らかに距離が短い。良血馬で結果を出したから現段階では及第点。あとは、高速馬場への対応力だけだ。



ヴァーミリアンも意外といい。

産駒の初勝利馬となったノットフォーマルが先日のクローバー賞で見せ場たっぷりの2着。この馬は、母父マンハッタンCでサンデーの3×3を持つ。

真価発揮は、自身のデビューした京都開催の頃からか。

雨が降ったら走るでは寂しいから、このいい感じをキープしたい。配合できる良血馬は限られるが、だからこそ早い時期での好結果は嬉しくもある。


2歳世代血統診断

2014-08-01 22:49:39 | 競馬好きです
この時期の活躍馬の分析は、ローカル血統の紹介ともなりうるが、函館2歳Sの好走馬には意外と古馬重賞の勝ち馬が多い。アイムユアーズ、フィフスペトル、ローレルゲレイロなどがその代表格。

今年出走16頭中一番の期待馬は、文句なしにアクティブミノル<父スタチューオブリバティ・母父アグネスタキオン>であろう。
実は、複雑に主要血脈を組み合わせたそれこそナカヤマフェスタ型の配合を施されている。
トムフールの5×5というのが額面通りのインブリード表記。
ただ、父の中にはストームキャット・セクレタリアト・シアトルスルー・サーゲイロードが入っていて、母にも同系種牡馬があるので6代目以内に共通の血が多数存在している。
また、母ピエナアマゾンはヘイロー3×5を内包し、早熟性をアシスト。

キツめの継続・多重クロスはなく、トレンドでも限りなく理想に近い形。
ただ、父と母の配合が逆だと、東京のマイルなども押し切れる能力を期待できるのだが、そうではない点が距離延長時のネックになるかもしれない。
直系と母系では、存在意義が変わってしまうといういい例だ。

今年はハービンジャー、キンシャサノキセキらが初年度産駒を送り込み、ヴァーミリアンが先週未勝利勝ちを決めた。次はそちらをみていく。